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鎌倉・浄妙寺の紅梅と白梅

2013.02.25(17:30)

浄妙寺の門130222

 浄妙寺は臨済宗建長寺派、鎌倉五山第五位の寺院であり、足利義兼(足利氏の第2代当主)が建立しました。
 足利義兼(あしかがよしかね)は源頼朝が伊豆で挙兵したとき以来の幕府の御家人でした。
 上の門前左手前の上は緑萼梅のようです。


浄妙寺本堂と紅白の梅130222

 鎌倉の寺院としては金沢街道沿いにありますので、杉本神社、報国寺とともに訪れるのに金沢八景行きのバスが使えて便利です。ただ、この付近の地名は「浄明寺」なので、バス亭も「浄明寺」となっています。
 どうも足利貞氏(尊氏の父)が「浄妙寺殿」と呼ばれていたので、江戸時代になって地名まで「浄妙寺」とすることを憚ったということのようですが、「そんなことを憚るものなのか」と、この感覚はぼくにはよく理解できていません。


浄妙寺本堂と白梅130222

 背後に山がありますが、境内が広く開放的で、気持ちのよい寺です。
 本堂は方丈形式(禅宗寺院建築で本堂,客殿,住職居室を兼ねるもの)で広く、立派に見えます。


浄妙寺の本堂130222

 京都や奈良の寺院は瓦葺きが多いですが、鎌倉のように背後に山があると暗い印象になることが多いので、美的観点からはこの色は明るくてよいと思われます。


浄妙寺の紅梅アップ130222

 紅梅と白梅が植えられていますが、紅梅はみたところ緋梅系の色の濃い梅で、「鹿児島紅」のような感じがします。


浄妙寺の白梅130222

 白梅は花の白だけでなくウメノキゴケも寺院らしい雰囲気で美しい。樹勢を弱めると言われていますが、美的には多少着生していたほうが寺院らしいように感じます。


浄妙寺の白梅アップ130222

 白梅は一重咲きの品種です。


本堂を背景にした浄妙寺の白梅130222


足利貞氏の宝篋印塔130222

 本堂の裏の山の中腹に広い墓地があり、その墓地へはいってすぐ右側に「足利貞氏」(尊氏の父)の墓とされる「宝篋印塔」(ほうきょういんとう)があります。「宝篋印塔」というのは、語源は宝篋印陀羅尼経を収めた経塔ということなのですが、日本では単に供養塔、墓塔として用いられている、と昭文社のミニガイドにありました。(ちなみに、同じように供養塔として使われることが多い塔に「五輪塔」があります)


茶室喜泉庵130222

 本堂のほかに建物として、「喜泉庵」という天正年間に建立された茶室を復興した建物があり、前庭に枯山水庭園がありまして、なかなかよい佇まいでした。
上の写真が、その「喜泉庵」、下がその庭園です。


喜泉庵庭園130222


浄妙寺の白梅と紅梅130222

 境内にはセツブンソウ、フクジュソウも咲いていました。すでに紹介済みです。
 裏山に「鎌足稲荷神社」というのがあり、、藤原鎌足が子孫のために「霊鎌」を埋めた地とされ、これが「鎌倉」の地名由来となったという伝承があるのですが、この日は近くの「報国寺」へ行きたかったので登りませんでした。
 いずれ試しに登ってみて、記事にしたいと思います。

 多少、心を入れ替えまして、文章をよりすなおに、あまり端折らず親切に、しかしだらだらと長くならないよう、気を使っております。

2013年02月25日

  1. 鎌倉・浄妙寺の紅梅と白梅(02/25)