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文殊 〜 根岸森林公園の梅

2013.02.24(16:00)

【午前中・曇り空の文殊】

文殊メイン横130217枝全体

 95年3月にブログを開設し96年の春から梅の紹介を始めましたが、「文殊」は最初の年からぼくのお気に入りとなり、毎年開花を待ち望んでいます。
 前回の記事に書きましたが、「文殊」はネットで調べてみても、埼玉県の「花と緑の振興センター」か、根岸森林公園で私が紹介している「文殊」ぐらいしかヒットしません。
 めずらしい品種なのかも知れません。


文殊130217縦枝全体130217

 昨年からの自分の目標に、「たとえ曇り空でも花の魅力を引き出して上手に撮る」というのがありまして、本心を言えばやはり晴れたほうが美しい、のですが、精一杯頑張っております。


文殊曇りうつむき130217


【午後・晴れてからの文殊】

文殊縦3130223

 淡い薄紅色で、陽の光を受けると色がより一層薄くなります。開花途中で花弁が重なっているときは、紅色が濃く見えます。全体に花の厚みが薄く見える品種で、ひらひらと花弁が波打ったりしないため落ち着いた雰囲気で、「文殊」の名にふさわしい梅だと言えそうです。


文殊と陽光130223


文殊横130223


文殊横2130223


文殊青空の後ろ姿130217


文殊縦130223


文殊縦2130223

 梅の撮影を執拗に続けておりますが、写真や絵画の常識から考えると、ぼくはかなり常識破りをやっている、との自覚があります。
 2月22日にたまたま山種美術館の「琳派から日本画へ」という展示を見に行きましたが、これを見ていて「自分の写真はそれでもよいのだ」という確信を抱きました。
 日本画とくに琳派というのは、西欧美術の構図からいうとじつに型破りなことをやっているのですが、それでもとても美しい。たとえば、対象の上下をカットして一部分だけを見せ全体を想像させたり、縦に長い画面の一部に対象を描いて余白を大きくとったり、自由自在です。写実ということに拘泥せず、対象のエッセンスというか急所のかたちをとらえて抜き出すようなデザイン感覚に優れています。
 あまり考え込まず、ぼくも自分の感性を信じて自由自在に行こう。西欧の絵画よりは、琳派、日本画を参考にしていこう、などと思うのでした。

2013年02月24日

  1. 文殊 〜 根岸森林公園の梅(02/24)