
2月9日 第75回 San Poの会「鎌倉ハイキング」に参加しました。
コースは 浄智寺〜葛原岡神社〜源氏山公園〜大仏ハイキングコース〜長谷・高徳院大仏〜長谷寺〜鎌倉文学館〜鎌倉駅で、距離はあまりありませんが、そこそこのアップダウンがありました。
11時北鎌倉駅集合で、まずは浄智寺を訪ねました。

浄智寺は臨済宗円覚寺派り寺院で鎌倉五山の第4位の寺です。鎌倉五山とは鎌倉幕府が制定した禅宗の寺格をいい、第1位建長寺、2位円覚寺、3位が寿福寺(先日紹介しました)です。
江戸時代になって鎌倉がさびれるとともにもこの寺も勢いを失ったようですが、いまでも背後の山は浄智寺の寺域だとのこと。境内はかなり広いようです。

これはかなり風変わりな三門です。一見して中国風です。

上層が鐘楼を兼ねている珍しい形式のものでした。
花頭窓も目立ちます。

鎌倉七福神の一つである布袋像。

飲料水確保のために掘られた水窟などはいかにも鎌倉らしい感じがします。


本尊の三世仏(阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒如来)を安置する曇華殿(仏殿)です。

境内のソシンロウバイの花がきれいでした。
(ぼくは2月13日にも北鎌倉を訪れ、明月院の境内を見てきましたが、ロウバイ、ソシンロウバイの本数が圧倒的に多く、どれも満開で、驚かされました。その様子は後日に別記事にいたします)

浄智寺の横の道から登りとなります。
ところどころ急な山道です。

葛原岡神社へ着きました。
ここに祀られている祭神は日野俊基。彼は建武の中興の前1331年に発覚した二度めの討幕計画である元弘の乱で捕らえられ、ここ葛原岡で処刑されました。
明治維新後に俊基は倒幕の功労者として評価されるようになり、葛原岡神社が創建されました。

辞世の句がすごいです。「秋を待たで葛原岡に消える身の露のうらみや世に残るらん」
このあと尾根伝いに源氏山公園を歩いて昼食をとりますが、源氏山公園以降は次回の記事といたします。