
八重寒紅(やえかんこう)は、ぼくの頭の中では八重野梅とワンセットになっています。
どちらも野梅系の梅で、早咲き。ほぼ同時に咲きはじめ、ともに花付きがよく、威勢がよいのです。

八重の花弁が波打った感じになりやすく、これが不規則に陽の光を反射し、印象として雑然とした感じがします。
威勢がよい上に、八重で、しかも紅梅なので、もう少しおとなしいのが好みのぼくは、いまひとつ好きにはなれません。
ただ、梅林の中にこの八重寒紅があると、いかにも「梅が開花したぞ!」という感じになって、梅林全体が一気にはなやかになります。
一昨日も書きましたように、八重野梅がかなりはなやかな感じなので、この二種が揃って咲きはじめると梅林全体が明るくなります。

比較的端整で撮りやすい花を撮っています。
実際の八重寒紅は、もっとお転婆な感じがします。うかつに撮ると花弁の反射で色飛びし、じつに撮りにくい梅なのです。
そんなわけですから、紅冬至や八重野梅とくらべると写真がいまひとつだな、と感じられるかも知れません。
好きな花だと気合いが入りますが、そこまでの写真になっていないですね。
ただ、梅林になくてはならない早咲きの紅梅だから、一度は紹介しておかないといけない気がするのです。

本日は久しぶりに San Po の会 に参加しています。
この記事は予約投稿しています。
みなさんのところへうかがうのは明日になると思います。