FC2ブログ

風神雷神図屏風

2012.11.17(18:30)

【俵屋宗達・風神雷神図屏風】(複製写真)

俵屋宗達「風神雷神図屏風」121009

 栄西が建仁寺(けんにんじ)を創建したのが1202年で、これが臨済宗の最初の寺院だと言われることが多い。実際には「京都では…」と限定すれば正しい、ということのようだ。
 すでに紹介した六道珍皇寺が建仁寺派であり、摩利支天堂のある禅居庵は建仁寺の塔頭だ。建仁寺があるのは六波羅の辺りなのだ。
 本尊は釈迦如来、京都五山第3位の大寺院である。


【海北友松・雲龍図】(複製写真)

海北友松「雲龍図」一部2121008

 禅宗というのは、修行することによって「悟り」得ることを目標とし、思想としてはもっとも釈迦の考え方に誓いのではないか、とぼくは思っている。
 ぼくは道元(曹洞宗の祖)の「正法眼蔵」の解説を読んだのがきっかけで仏教を学ぶことになった。キリスト教もそうだが、「宗祖は何を言っていたのかを知ることがやはり一番わかりやすい」と思う。
 さて、禅宗の中でも「臨済宗」というのは「○○派」というのがたくさんある。師が「公案」(いわゆる禅問答)を通じて弟子に教えていくので、大人物の師が出てくると、そこで一派を形成する、というのがその理由らしい。
 今回はこれ以上深入りせず、建仁寺について語ろう。


海北友松「雲龍図」アップ121008

 建仁寺には襖絵などの文化財が多い。
 まずトップの写真が俵屋宗達の「風神雷神図屏風」。CANON が協力した精巧な複製を屏風に再現したもので、撮影は禁止されていない。これは「琳派」の始まりと言われる有名な作品だ。俵屋宗達の「風神雷神図屏風」をモデルにして尾形光琳、鈴木基一、酒井抱一らがほぼ同じ構図で「風神雷神図屏風」を描き、これらの画家が「琳派」の画家と呼ばれている。
 (ぼくは尾形光琳と鈴木基一の「風神雷神図屏風」を2008年東京国立博物館の「大琳派展」で、酒井抱一の「風神雷神図屏風」を今月11月15日帝劇ビルの出光美術館で観ている)
 「光琳図案という呼び名があるように尾形光琳は革新的なデザイナーだった…」と琳派について始めたいところだが、今回は控えておこう。
 なお、俵屋宗達の現物は京都国立博物館に寄託され、保管されている。


海北友松「雲龍図」一部121008

 襖絵としては、方丈にある海北友松の「雲龍図」「竹林七賢図」が高精細デジタル複製化されている。これの現物は京都国立博物館にある。
 部屋の襖絵として入り口から眺めるのなら、事実上区別は付かないのだから、「襖絵」を当初と同じように味わうことができるという点で、とてもよい試みだ、と思う。


海北友松「雲龍図」座敷121008

 旅先で部屋の中を撮りたいときに、「多少薄暗くても手持ちでシャッターを切ることができるほど高感度に強い」というのが CANON のカメラを選んだ理由だったので、今回撮影ができた。「よい買い物をした」と満足している。


【海北友松・竹林七賢図(部分)】(複製写真)

竹林七賢図121008


【建仁寺・法堂】

小泉淳作「双龍図」121008

 法堂では小泉淳作画伯の「双龍図」を見ることができる。今年の1月に亡くなられた方だ。
 とくに撮影禁止との札もなかったので、ちょっとだけ…。


【自宅と自宅付近の季節の花】(付録)

モミジバゼラニウム121112

 モミジバゼラニウムです。


キヅタの花121112

 キヅタの花です。


ヒメフウロ121112

 ヒメフウロだったはず。
スポンサーサイト




2012年11月17日

  1. 風神雷神図屏風(11/17)