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フロリバンダ系のバラ 〜 日大生物資源科学部バラ園より

2012.11.03(13:01)

桜貝121031

 バラ園を巡っていると、「ハイブリッド・ティ・ローズ」(HT)とか、フロリバンダ系(FL)とかいう分類がよく目に付きます。
 歴史を書くとかえって訳がわからなくなるのでやめておいて、眺める側の直感的感覚から表現します。
 ハイブリッド・ティという系統は、だいたい一点豪華主義で、花が大きく、見映えがします。伸びたひとつの枝にはひとつの花が咲きます。
 これに対して、フロリバンダ系のバラは、中輪の花が多く、枝分かれをして、伸びたひとつの枝にたくさんの花を咲かせます。ポリアンサという種類とハイブリッド・ティを交配して作られた、と言われています。

 上は「桜貝」、京成バラ園が1996年に作出したフロリバンダ系のバラです。
 今日のバラはすべてフロリバンダ系です。


ラバグルート121031

 バラ園を巡るようになって三年ほど、最初は豪華なハイブリッド・ティに目が行きます。変わった色合いの新種が作られていて、映画俳優や政治家、皇室関係の名前が付けられているものが多くあり、話題性もあります。
 そのうち、なんとなく飽きてきて、フロリバンダ系の魅力に惹かれるようになります。
 自分の家で育てるならフロリバンダ系を主流にしたい、と思うようになってきます。

 上は「ラバグルート」、ドイツのコルデス社が1958年に作出したバラ。ラバグルートは「溶岩の炎」という意味だとか…。


アイスバーグ121031

 上の「アイスバーグ」は終わりかけだったため一輪しか写っていませんが、ほかの画像では、どれも伸びた枝から細かく分かれてたくさんの花を付けている。そんな感じの咲き方をしていたら、それがフロリバンダ系と憶えると、さほど間違いはありません。
 「アイスバーグ」はわが家でも育てました。大好きなバラのひとつです。1958年ドイツのコルデス社作出のフロリバンダ・ローズ。別名「白雪姫」。開くまでにいろいろな形を見せて楽しませてくれます。シベが見えるのは開ききった状態です。


ジュビレ・ドゥ・プリンス・ドゥ・モナコ121031

 「ジュビレ・デュ・プリンス・ドゥ・モナコ」 フランスのメイアン社2000年作出。故グレース王妃の夫君であるモナコのレニエ三世大公の即位50周年記念に捧げられたバラだそうです。
 「ジュビレ」は「50年祭」、「デュ」は多分「du」 =「de+le(定冠詞)」で、「ドゥ」は「de」、英語の「of」にあたります。赤と白はモナコ公国の国旗の色だそうです。


マチルダ121031

 「マチルダ」フランスのメイアン社、1988年作出。
 ふつうもっと開いて色が薄くなったところの写真が多いですが、開き始めもきれいだな、と思いました。


ほのか121031

 「ほのか」 京成バラ園が2004年に作出。


ザンブラ93121031

 「ザンブラ93」 フランス のメイアン社1993年作出です。
 解説によると「ザンブラ」とはジプシー祭りのこと。転じて大騒ぎを意味する。気候、生育条件によりピンクが強く出る」とのことでした。

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 昨日は朝から一日中慶應病院にいました。
 待ち時間に「新宿御苑」の日本庭園を見てきました。11月1日〜15日まで「菊花壇展」というのをやっています。日本庭園内各所に上屋を設け、古くからの様式・流儀で育てて飾り付けた、いろいろな菊の展示が行われています。
 コンパクト・デジカメをかみさんに貸したのでカメラがなく、ご紹介できないのが残念です。
 いろいろな品種、さまざまな見せ方の流儀があるのがよくわかりました。
 「大菊」以外は昨日は少し早すぎました。11月7日頃に行かれると、たっぷりと楽しめるのではないか、と思われます。

2012年11月03日

  1. フロリバンダ系のバラ 〜 日大生物資源科学部バラ園より(11/03)