
11月24日第71回San Poの会は、第一部「東京外国語大学学園祭」、第二部「武蔵野の森公園〜野川〜神代植物公園〜深大寺ウォーキング」の二部構成でした。
東京外国語大学は、西武多摩川線の多磨駅から徒歩3分程度のところにあります。
11時に東京外大の正門前に集合し、再集合時間の13時までは各自自由行動となりました。
上の写真は、立て看板が学園祭らしい雰囲気を盛り上げています。

キャンパスはケヤキなどの紅葉がきれいでした。
メンバーはいくつかのグループに分かれました。
英語ミュージカル鑑賞グループ、ダンスなどの発表会を楽しむグループ、模擬店食べ歩きグループなどができました。ヒンズー語の講習を受けた方もいました。
ぼくは英語ミュージカル鑑賞グループの仲間に入りました。

学生たちのグループ「RENT」の上演で、「RENT」という題名のミュージカルを上演するために結成されたグループのようです。
Nさんが調べたところによりますと、「RENT」とは1996年〜2008年にブロードウェイで上演された
人気のミュージカルで公演回数は歴代8位だそうです。RENTとは家賃のことです。
1980年代のニューヨークの下街が舞台。再開発のため立ち退きを迫る家主と、そこで暮らしている8人の若者たちの、クリスマスイブから翌年のクリスマスイブまでの悩みと葛藤を描きます。エイズが蔓延する中、ゲイのカップル(男性とは限りません)の恋愛に関する葛藤、音楽の路で成功したいという夢が叶えられない悩みや、貧困、さまざまな挫折などを描いていきます。

ラスト(写真下)は、いろいろな矛盾や悩みを抱えながらも、いま生きているこの瞬間を大切にて精一杯生きて行くしかないとの前向きのメッセージで締めくくられます。
学生の主催ですので、舞台装置や演出面では低予算、つたない面があることは止む得ないのですが、出演者はこの日のために全員かなり練習を重ねてきた様子。若者らしい生き生きとしたパワーが感じられて、約80分、けっして飽きさせずに舞台は進みます。

「つまらなかったら途中で出ようか」と言っていたのが、最後まで楽しんで外へ出ました。

いつの間にかキャンパスは人で溢れ、当てにしていた各国料理の模擬店はどこも長蛇の列です。
一番空いていたカンボジア料理の店で桜エビの香りがする「ボボー」しいうリゾットを買って食べました。スペイン料理の店などと比べると日本人に馴染みのないせいか、あまり人気がないようでしたが、食べてみるととてもおいしい。350円です。量が少ない分は持っていたビスケットで間に合わせるしかありませんでした。
上の写真、一番右の店がカンボジア料理を販売しています。

ステージではロックやジャズのバンドが入れ替わりながら熱演していました。
この写真はSan Poの会リーダーのNさんからお借りしました。
この記事は次回「ウォーキング編」へ続きます。
【今年もなんとか皇帝ダリア】(付録)

昨年まで、11月は二階のベランダまで届く大型の皇帝ダリアをご覧いただいていましたが、その場所へウッドデッキを作ってしまったので、皇帝ダリアは西の擁壁の際に移しました。
午後の陽が当たらないので、さすがにあまり大きくなりません。
スタンディングポジションで撮影してこんな感じになりました。

【庭のツワブキ】(11月9日)

【庭のツワブキ】(11月11日)


【本牧山頂公園のツワブキ】(11月12日)


【丸の内のツワブキ】(11月20日)

【新宿御苑のツワブキ】(11月20日)

【庭のツワブキ】(11月25日)

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本日は国立新美術館で「リヒテンシュタイン公爵家の秘宝」を観てきました。ヨーロッパ美術のすばらしいところを見せつけられて、カルチャー・ショックを受けております。

東福寺訪問のつづきだ。
「通天橋」を渡って、通廊に沿い右へ曲がり、左へ曲がると、「開山堂」への門に達する。

東福寺は摂政の九条道家という人が、東大寺の「東」と興福寺の「福」に二字を取って造営した。開山の僧として聖一国師(しょういちこくし)を招いた。円爾弁円という禅僧で、宋から数多くの典籍を持ち帰り、文教の興隆などに寄与し、天皇から国師号を贈られたという。
「開山堂」にはこの聖一国師を祀っている。




開山堂は門を入って正面。左側の普門院、対面の門とのあいだの庭の「砂模様」が美しい。

通天橋から右の開山堂とは反対側、左奥には「愛染堂」という可愛いお堂があった。愛染明王を祀る南北朝時代の建築だ。
【庭のヤツデ】(付録)

おまけ写真は、わが家の庭のヤツデ。
上下の写真とも、Olympus E-3 にて撮影しています。

二日続きで、植木屋さんに入ってもらいました。
モチノキや伽羅の剪定は素人では困難なので…。
ななごう さんから「伐ったほうがよい」と忠告のあった南側花壇のコニファーの仲間も、伐ってもらいました。

「馬の博物館」付属の厩舎と馬場の付近でイチョウとケヤキの紅葉を撮りました。

根岸森林公園はもともとは根岸競馬場といい、幕末の1866年、横浜の外国人居留地における娯楽施設として建設され、翌年から競馬に使用されていたものです。太平洋戦争の敗戦の際に米国進駐軍によって接収されていましたが1964〜66年頃に接収が解除されました。
現在は、横浜市所有の根岸森林公園の一部に、日本中央競馬会所有の根岸競馬記念公苑があるような外見となっています。競馬記念公苑には「馬の博物館」が設けられ、またこのような馬場と厩舎があります。
わが家は根岸森林公園の東の入り口から徒歩約二、三分のところに位置しています。



騎手の目が進行方向を見ていて、姿勢がよいです。
【叔母の家のナンテン】(付録)

画像が少ないので自宅前の道路からおまけ写真です。
斜向かいの叔母の家のナンテン。道路側のフェンスの上から撮っています。
【道路へはみ出したヒメツルソバ】(付録)

わが家の庭から南面道路へとはみ出したヒメツルソバです。

臨済宗東福寺派大本山「東福寺」散策の続きだ。
「霊雲院」にて九山八海の庭などを楽しみ、疲れを癒してから表へ出て通りを歩いて行くと、道路に橋がかかり、谷川を渡っている。この橋には屋根が掛かっている。
あとからわかったことだが、この橋は「臥雲橋」というらしい。
ここから谷川の上流のほうを眺めてみると、向こうのほうも何やらおもしろいことになっているではないか。あそこは東福寺の境内なのだろうか、と期待しつつ先へ進む。

東福寺の門はまだ見えない。

ようやく日下門から中へ入る。それがふつうらしい。左右の伽藍の間を抜けていくと、さらに大きな伽藍が立ち並んでいて圧倒される。禅堂、経蔵、本堂、三門、方丈、庫裡などらしいが、案内札がないのでさっぱりわからず、あとで方丈拝観の際にもらったパンフレットを頼りに、後から配置がわかった次第だ。
しかし気になって仕方がないのは先ほど谷川に掛かるのを見た橋のような構造物だ。
そちらの方角(左)へ歩いて行くと、小さな社務所があり、「通天橋」から奥は拝観料が必要らしい。「さきほど見たのが「通天橋」に違いないと思ったから、ここはよろこんで拝観料を支払い、通らせてもらう。
上の写真の大きな建物は方丈。左端の社務所で拝観料を支払い、屋根の掛かった通廊の下を左へ進んでいく。

ここから後はもう、写真が語ってくれるだろう。

この付近、見える木々はほとんどがカエデだ。紅葉の時季の通天橋からの眺めはさぞや美しいに違いない。通天橋に立つ老夫婦の背中のあいだからは、先ほど渡ってきた「臥雲橋」が見える。
(これは後から気がついたが、上流にはさらに偃月橋(えんげつきょう)というのがあるらしい。渡ってみればよかった。すでに遅い)

通天橋の奥からは、谷川へ下りることもできる


下へ下りる途中で通天橋を見上げてみた。

通天橋の真ん中付近で方丈のほうを振り返って眺めた光景だ。

廊下に沿って進んで、普門院前の庭や開山堂へ行くことができる。写真の通路を進んで左へ曲がり、門を入れば開山堂前の庭にでる。
写真で見るように、日がかなり傾いて薄暗くなりつつあるのが惜しい。
東福寺は京都の中で「もう一度訪れて見たい場所」の筆頭格だ。

前回は箱根の石仏群を紹介しました。
バス亭「六道地蔵」を下りて「精進池」の向こうに「駒ヶ岳」を臨む辺り、東海道沿いに広がる石仏群でした。
前回は一枚しか写真を出さなかったので、精進池付近の景色を紹介しておきます。

池の手前に見えているのはマユミです。実が赤くなりかけています。

駒ヶ岳をアップで。

東海道に沿ってその両脇にある石仏群を訪ねつつ、歩いて行くと「湯坂路入り口」に達します。
上の写真は、石仏群が終わる頃に振り返って眺めた山の紅葉です。

ここから鷹の巣山を経て、浅間山(せんげんやま)へ登り、箱根湯本駅まで下っていく山道を「鎌倉古道」というそうです。
最初は上の写真のような登り道です。急ではありませんが、ながく続きます。
リーダーのNさんの写真です。

鷹ノ巣山山頂はそのまま通り過ぎて、一旦急な坂を下ったところから、また軽い登り道を暫く行くと浅間山へ着きます。ここは山頂というより少し開けた日当たりのよい尾根道といった場所で、San Poの会のメンバーはここで昼食としました。
暖かくてつい居眠りしてしまいそうなお天気でした。
昼食を食べていると自転車を押した人達が反対側から七〜八人登ってきました。どこかの大学の自転車のサークルのようです。歩くのでさえ大変なのに…。
写真のカエデは透過光で黄色く輝いています。リーダーのNさんの写真です。

昼食後しばらくは快適な下り道が続きます。薄の群生の中を軽快に下って行きます。
上はNさんが撮られたススキの群生の中をいくメンバーたち。

途中で自転車の人たちが下って来ました。最初は自転車でこんなところを下りるとはと非常識なと思いましたが、彼らは礼儀正しく、すれ違う時にはスピードを落として一人一人挨拶をして下りて行きました。
緩い坂道ばかりでなく、途中粘土質の地面が露出して滑り易くなっているところや、石を埋め込んで石畳の急坂道もあります。木の根がたくさん這っているところは階段状になり、一段一段がまばらな深さで、一段の深さがかなり深い個所もあります。
下り坂で下ろした足をどんとつくと膝を痛める原因になるので、筋力を使ってそうならないよう注意して下りていきますが、かなりの重労働で、木陰の涼しい道なのに汗でびっしょりになります。

陽当たりのよい梢のほうや、ところどころ開けて陽の当たるところは、すでにかなり紅葉しているところもありました。細かな葉が重なっているところへ木漏れ日が降り注ぐ様子は美しいですが、コンパクトデジカメがもっとも苦手とするシチュエーションです。
途中とくに休憩もしないまま、箱根湯本へ着いたのが午後三時半頃でした。
予定していた「弥次喜多の湯」で4時40分までのんびりして、箱根湯本から小田原まで電車で移動しました。
小田原の「魚民」にて5時15分頃から懇親会としました。
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じつは、昨日11月24日はまたSan Poの会 がありました。西部多摩川線多磨駅至近の東京外語大学に集合し、文化祭を楽しんでから、神代植物公園〜深大寺〜野川沿道〜京王線柴崎駅というコースを歩きました。
その様子はまたいずれ近日中に記事にいたします。

新宿御苑には、「フランス庭園」と呼ばれる一画があります。
長くつづく「すずかけ(通称: プラタナス)の並木」と、並木に挟まれた花壇、見通しのよい広大なスペースが魅力です。
新宿門からもっとも遠い反対側なので、訪れる人はあまり数多くありません。


黄葉そのものは枯れ葉も混じるので、さほど感心はしないのですが、幹が美しく、この数と広大な空間で佇む人を圧倒します。

プラタナスには、アメリカスズカケノキ、スズカケノキ、両者を交配したモミジバスズカケノキなどがあるそうですが、これがどの種類なのかはっきりしません。葉や幹の様子は、何も付かない「スズカケノキ」ではないように見えます。

落ち葉の大きさと堆積する厚さに驚かされます。

【新宿御苑・フランス庭園花壇のバラ】

「シュネービッチェン」 ドイツ・コルデス社が1958年に作出したフロリバンダ系のバラ。

「グルース・アン・バイエルン」 ドイツのコルデス社が1971年に作出したバラ。フロリバンダ系のようです。

「ブラスバンド」 これは日大藤沢キャンパスのバラ園でも紹介したことがあります。
米国のJ&P社が1993年に作出したフロリバンダ系のバラ。
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明日は第71回のSan Po の会 がありますので、ブログはお休みです。
秋の季候のよい季節のあいだ、San Po の会は散策の数を増やしています。