
舞岡公園の古民家の裏手の庭で7月3日に撮影したオカトラノオです。
舞岡公園は横浜市戸塚区の公園で、ボランティアのみなさんの努力があって、とてもよく自然環境が保存されています。当ブログでオカトラノオをこのような紹介するのは初めてです。


ほぼ同じところにハンゲショウもあります。
朝日新聞社の「花おりおり」の記事によりますと、「夏至から十一日目暦の半夏生の頃に白くなる、というのが語源だそうで、ドクダミ科の多年草。半分白い葉は。花びらのように見えるドクダミの白い苞葉の祖型だそうです。
真夏には緑色になってしまうとか…。
こうして花に焦点を当ててみても、オカトラノオほどきれいな花ではありませんね。

繁みの様子。
集まっている雰囲気はなかなかよいものです。

観賞する目当てはやはり「葉」なんですね。
白い部分が少ないのは、早すぎたのか遅すぎたのか、今回が初めての半夏生で経験不足のぼくにはわかりません。

古民家から外へ出て谷戸の近くの道を歩いていたら、オカトラノオの繁みを見つけました。

ふたつ並んだ様子がなかなかよいです。
この曲線の重なり具合が最高!

朝日新聞社の『花おりおり』の記事によると、「虎の尾」などという仰々しい名付け方は江戸時代の遊び心から出たものだそうです。サクラソウ科の多年草だそうです。
わが家には園芸種のハナトラノオがありますが、盛夏にピンクの花を咲かせるのと、梅雨の日陰に白い花を咲かせるのと、西欧と日本とのあいだでは、花の愛で方が違うようです。

最後はアップで締めくくり。
なお、舞岡公園で保存されている古民家の様子を明日の記事で紹介する予定としています。