
花壇に出てきたヒメヒオウギスイセン(上)と近所の崖のヤブカンゾウ(下)。どちらも本日(6月30日)に撮影した写真ですが、返す返すも残念なのは、天神島で撮ってきた数多くのスカシユリです。
浄楽寺、十二所神社、淡島神社などを回って天神島で海岸に咲くスカシユリの写真を撮ったのですが、この頃から暑くなり、歩けども歩けども日陰がなく、浄楽寺まで戻ってからのバス亭で、歩き連れと暑さでぼぉっとしながらバッテリーを交換。その瞬間に「いまメモリを換えた」という錯覚から、「換えたメモリは初期化しなくては…」と思い込んだのでした。
逗子の駅前のマクドナルドで今日の写真をチェックしようとするときまで、自分がバカなことをしてしまったのに気がつきませんでした。本日の数百枚の写真がパァ! あ~あ(笑)

悔しいので、駅からの帰りにヤブカンゾウ、家へ入る前に花壇でヒメヒオウギスイセンを撮りました。
【ハナショウブ】(肥後系・伊勢系とは…)

「観音崎公園の鳶」の記事を書くつもりでしたが、その前に「ハナショウブの肥後系・伊勢系とは?」ということで、せっかく勉強した蘊蓄を少し披露しておきたい、と思います。
ハナショウブが栽培され始めた江戸時代に江戸で発達した系統が「江戸系」であり、それが肥後藩(熊本)へ送られて、さらに明治時代に改良されたのが「肥後系」、松阪藩(三重)に送られて発達したのが「伊勢系」、と前回書きました。
もう少し詳しく説明します。
「肥後系」は鉢植えに向き、花を咲かせたものを座敷に置いて金屏風を背に観賞し、その優劣を競ってきたそうです。だから「江戸系」のような群生美よりも、個々の草姿、花の形や大きさを重視して改良されたそうです。
内花被が発達して花弁が6枚あるように見えるものが中心。花弁が重なり合い、ほどよく垂れるのが多いけれど、雨に弱いそうです。

「伊勢系」は「三英咲き」(内花被が発達しないので花弁が3枚のように見える)ものが中心。やはり鉢植え栽培を基本として改良されたそうです。花弁は外側がシワになって垂れるものが多い。草丈が低く、花の茎と葉が同じ?になるのだそうです。
前回紹介した「江戸系」は野外で群生美を楽しむために改良されてきました。このような違いがわかってくると、来年からまた楽しみが増えるのではないでしょうか。

「横須賀はなしょうぶ園」はけっしてハナショウブばかりではありません。この季節はアジサイのほか、上の写真の花がきれいでした。
これをタチアオイという、ということでよいのですよね。
…というわけで、6月14日「横須賀しょうぶ園」を後にしたぼくは自動車で「観音崎公園」に向かいました。
前回見損ねた「砲台跡」などを見学するつもりでしたが、それはまたいずれ紹介するとしまして、本日は下記の写真を…。
【観音崎公園の鳶】

はるか上空から…

舞い降りてきて、

行くぞとばかりに

急降下。

危な~い!
鳩は慌てて地上をひょこひょこと逃げますが、鳶が上空へ去ってしまうと、何事もなかったかのように餌探しを始めます。ここにどうやら観光客の食べ残しとか、何か散らばっているようなのです。
襲撃に失敗した鳶は、海へ向かって飛ぶと向かい風に乗り、はるか上空へと上昇していきます。そのままふわっと方向を変え山際へ近づいて、またやって来るのです。
数分に1回の襲撃です。
ただ、思い切りが悪いのか、風が強くて狙いが定まらないのか、あと50cm くらいで足が届くというところまで来ますが、結局また舞い上がる。「こりゃあ、何回やったって成功しないな」とぼくは見ていました。

今年は根岸森林公園のアカメガシワを取り損ねましたので、最寄り駅へ行く途中のアパート前のアカメガシワの写真です。
通常はこんなに大きくなる前に伐られてしまうのですが、アパートの管理者が何か勘違いでもしたのかそのまま無事に花を咲かせました(笑)。昨年はヒマワリが植えられていた場所です。

公園のように高い位置ではなく、風に揺られることもなく、曇りの日にじっくりと撮ることができました。
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極端な徐脈状態に陥ることは少なくなり、「抜ける」不整脈が散発的に起きるという状態になっています。
自覚症状としてはとても不快で、苦しく感じるのですが、術前のように心臓が暴れまくるような「心房細動」は起きていません。
結局、手術は「激しい危険な頻脈」は取り除くのに成功したけれど、漏れ出てくる電気信号で「抜ける」かたちの不整脈が起きやすいというふうに、不整脈の形を変えた、ということのようです。
現状は経過観察です。8月初旬くらいまでに、再挑戦するかどうかの判断、意欲が出てくるかなあ…。
【タイトゴメ】

根岸森林公園の駐車場脇の植え込みの、コンクリートの裂け目のところから石を這い上がっていましたが、最近は50m ほど離れた菜園の歩道脇のコンクリートの割れ目に進出。
そういう石だらけのようなところを好んでいるようです。
タイトゴメは上の写真のように米粒のような葉が特徴なので、花がまだ咲かない5月13日の写真を撮って、保管していました。
米粒のような葉をはっきり見せるため、ハイライト、シャドウ、中間域のそれぞれ別々にシャープネスをかけられるスマートシャープという道具を使っています。ハイライトとシャドウではシャープネスを弱め、中間域だけ強くかかるようにしています。

6月7日、かなり開花しています。

6月8日、少し離れた別の場所では満開に近い様子。
2、3枚目とも、輪郭だけを強調する特殊なシャープネスを施しています。そのほうが黄色が引き立つという効果もあります。
自分の狙いを通すためになら、じつはぼくはかなり積極的に画像を加工しています。
3枚目はもう少しきれいに撮れているのですが、JPEG の圧縮率とブログの1枚当たりのファイルサイズの兼ね合いから、やむを得ず画質を落としています。
【チヂミザサ】(6月24日)

根岸森林公園では、林の中でチヂミザサが目立ち始めました。
これで花が咲いて穂が立ってしまい、その繁みの中を犬を連れて歩くと、帰宅してから悲惨なことになります。
穂にべとついた成分があって、それが犬の毛に絡み、ちょっとやそっとでは取れなくなります。

チヂミザサの名前の由来は写真を撮れば一目瞭然ですね。
チヂミザサの2枚の写真も、縮れた様子と笹のような葉の形を見えやすくするため、輪郭のみを強調するシャープネスを施しています。
【池のスイレン】

根岸森林公園の池は保守管理が悪く、きれいというよりは汚くて、睡蓮の葉も赤茶けた部分が増えて、以前のようにきれいな写真が撮れなくなりました。
どれかひとつきれいな花を見つけて、アップで撮る以外には絵になりません。
対象がこのように大きめの写真は、ふつうのアンシャープネスを弱くかける程度できれいに仕上がります。
ただ、黄色のシベをくっきり見せるために、色飛びさせないよう全体をやや暗めに撮って、あとから露出を調整して明るくしています。同じ理由でコントラストも強めにしています。
【草むらのヘラオオバコ】

背後のボケ具合、柔らかさなど狙い通りですが、フォーカスの合っている部分がくっきり見えるよう、輪郭のみシャープを一度かけて、画像を見ながらその効果を弱めていく、という作業をしています。
【根岸森林公園から眺めるランドマークタワー】

狙いは「曇天」「原色の遊具」「遠くに見える未来都市の象徴的存在」の対比を際立たせて見せよう、ということでした。Olympus のドラマチック・トーンを使いますが、効果が強調されすぎるので、コントラストを弱め、彩度を弱め、少し明るく調整し直しています。
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「たまにはよいか」と思って、今晩は現像とレタッチのテクニックを紹介してみました。
RAWの現像の際に使うテクニックと、JPEGで書き出してから使うテクニックがあります。さほど複雑な時間が掛かることやっていません。どれももう感覚的に即断して、「これはこう…」と短時間で仕上げます。
昨日のスキップの「リード消し」作業の時間も、「修復ブラシ」の大きさを調整する時間も含めて、せいぜい30秒程度で仕上げています。周辺も含めて首に付いているリードを大きめにマウスでなぞりますと、Photoshop がPCに計算させて、周辺の芝生を違和感ないように自動描きあげしてくれるのです。




上左は「城ヶ島灯台」。明治3年にフランス人のヴェルニー技師が設計したもの。
上右が、何の花なのかわかりません。

「馬の背洞門」と名付けられた城ヶ島の名所です。
左上のほう、階段を下りてきてすぐ近くまで行けます。

ウミウ展望台から赤羽根海岸の断崖を見下ろしています。

「地理と佐渡の部屋」で見せていただいたばかりのハマボッスだと思います。三浦半島の海岸でもよく見かけます。
【スキップの散歩】(特別付録)

公園で放しているわけではありません。
リードは Photoshop のマジックで消えてもらいました。
【ヒメシャラ】

ご無沙汰しておりました。事情はとりあえず最後に…。
玄関前に植えたわが家のシンボルツリー、ヒメシャラ。上を向いて花を付けるので、二階へ昇る階段の踊り場から望遠レンズを使って撮影しました。
ツバキ科でナツツバキの近縁ですから、花はぽとりと落ちます。玄関前のレンガ敷きのところへたくさん落ちてくるので花が咲いたことに気づきます。秋にはきれいなオレンジ色に紅葉してとてもきれいです。

【キョウチクトウ】

近くの崖上の夾竹桃は、何回も取り損ねているうちによい時期を過ぎてしまい、ようやく撮れたときには茶色くなった枯れ花がたくさん映り込むという悪いパターンになってしまいました。
白い花に白い髭が出ているので、陽が当たるとそこのところがよくわからない、間が抜けた写真になってしまいがちです。

ピンクの夾竹桃は暗めにする必要もなく、葉の色も自然によく色が出ます。
【サンゴジュ】

近所の崖上の珊瑚樹は上手に撮れないので、近くの学校の生け垣からはみ出した花を撮りました。
厚く水分の多い葉や枝が火災の延焼防止に役立つともいわれ、防火樹として庭木や生垣によく用いられますが、虫が付きやすく葉がボロボロになります。防火に役立つとしてマンションの生け垣などに植えると、住人は昼間はいないことが多く、気がついたときには虫食いだらけとなって、じつにみっともないことになりがちです。
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6月21日朝になって突然「抜ける不整脈」が出てきて、従来からの頓服薬を服用。いったんおさまったものの夕刻に2回目。また薬の世話になりました。
実際には手術はかなりの苦痛だったのでして、成功と思い込んでいたところへ不整脈発生のため、かなり落ち込みました。
22日はなんとか無事。
23日になると朝4時頃から始まった「抜ける不整脈」が脈拍1回おきになり、脈拍は42~45回/分で推移。
ときおり元へ戻っても、数回起きに抜ける不整脈に戻るだけなので苦しいことに変わりはなく、正常化したのは20時頃でした。16時間も苦しい中で過ごした一日でした。
24日は、従兄弟の医師の指示で不整脈が発生しなくても頓服薬を朝昼晩服用。やや不安を感じるもののずっと正常で、美術館などにも出かけることができました。
明日25日は病院の診療日ですが、この4日間、脈拍が42~45回/分などというのは初めてなので、不安を抱えたままとなり、写真の整理をする気になれませんでした。内向きにじっくり考えて原稿を書く「ディックの本棚」の記事だけを更新してきました。
きょうはずっと楽だったので、今ごろになってようやく当ブログを更新する気力が出てきました。
明日は病院へ行くので、みなさんのところへおうかがいできるのは、明日の夜以降になると思いますが、ご容赦お願いいたします。

朝6時少し前、台風一過の青空を見上げつつ、根岸森林公園のパトロールに出かけました。
庭はひどい荒れようで、新しく植えたヤマボウシの樹が倒れたりしていますが、まだ風が強く、救助活動は後刻かみさんと一緒に…、ということにしました。

根岸森林公園前の喫茶店横の空き地です。
この樹木はトウネズミモチでまさに花を咲かせようというときですが、大枝が折れて転がっていました。

昨年は台風でソメイヨシノの大木が何本も倒れましたが…、ああやっぱり…。

昨晩は二階に寝ていて、強い風が吹くたびにベッドが少し揺れるのです。
風雨の音がひどくて、なかなか眠れませんでした。
この大きさの大木が倒れるほどの風だったのだから、仕方がありません。

大枝が折れたソメイヨシノも…。
昨年はネムノキやユリノキの大木まで倒れましたが、今年の大きな被害はソメイヨシノが一本。危ない樹は昨年すでに倒れた、ということでしょうか。

上はケヤキ。右の幹のように見えるのは、大枝が折れて立てかけるようになっていました。

まだ7時前なので馬の博物館は閉まっていますが、覗いてみるとやはり被害が…。
あれはヒノキとかあるいはその仲間だったように思いますが、幹がへし折れています。
ところで、いま二階から庭を確かめると、あ~あ、昼過ぎに救助したはずのヤマボウシが、また倒れています。
いまだにときどき激しい風が吹く。困ったものです。