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南養寺からママ下湧水へ ~ 第61回San Po の会 記録記事

2012.04.26(17:30)

ハナダイコンの群生 120415

 前回まで、一橋大学を見学してから桜並木を歩き、「谷保天満宮」へお参りしてその後中世の豪族「三田氏」の城館跡である城山公園を散策してきました。
 城山公園沿いに歩いて行くと、前回同様花々が目を楽しませてくれます。


青いハナニラ120415

 青いハナニラはときどき見かけますが、これは極端に青いです。

 さて、国立には多摩川の河岸段丘があります。この日は「青柳崖線」の崖下を歩いて行きます。「立川崖線」の一部を「青柳崖線」と呼んでいるようです。谷保天満宮から西へ続いています。(「国分寺崖線」と「立川崖線」を地図で示したものがあるとわかりやすいと思うのですが、ごからどこまでが「何崖線」なのかどうもよくわかりません)
 城山と古民家の西側には、ヤクルト中央研究所があり、その研究所敷地とハケ(崖線)の隙間に「ハケ下散策路」と呼ばれる木道がずっと続いています。


くにたち郷土文化館120415

 「ハケ下散策路」を歩いてから、「くにたち郷土文化館」という施設に立ち寄りました。祭り太鼓の練習の音が響いています。
 館内には国立市の歴史文化を説明する展示があります。ここでしばらく休憩をとりました。


【南養寺】

南養寺山門120415

 南養寺という寺院に立ち寄ります。南養寺は谷保山と号し、禅宗・臨済宗建長寺派の寺院です。同じ建長寺派である立川普済寺の末寺だそうです。
 上は山門。


南養寺大悲殿120415

 正面に見えているのは「大悲殿」。ごらんのように丸に三つ鱗の寺紋が目立ちます。どの建物にも寺紋がくっきりと輝いています。丸のない三つ鱗紋は北条氏及び後北条氏の家紋としても知られていますが、少し調べてみると、丸に三つ鱗紋は臨済宗建長寺派が好んで使っているようでした。建長寺の創建は北条時頼です。


南養寺本堂120415

 上は本堂を横から見ています。国立市指定有形文化財・建造物です。大悲殿と同様に「花頭窓」が目立ち、洒落て見えます。
 寺では禅宗寺院に多いほか、書院造りの建物でよく見かけます。


【崖線(がいせん)下の湧水】

湧水の流れ直線120415

 ハケ下散策路の木道が切れたあとも、湧水からの流れはずっと続いています。これをずうっと遡っていきます。


湧水の流れ120415

 湧水が多く湿地になっているところも見られます。


ママ下湧水水源120415

 水源が見つかりました。「ママ下湧水」と言われています。名水百選にも選ばれているそうです。Wikipedia によりますと、野川の源流の一つとも書かれています。(「ハケ」と「ママ」はこの崖線の崖を武蔵野の方言でそう呼んでいた、ということのようです)
 いずれにせよ、多摩川の河岸段丘の地下水が崖線の下に湧水となって出て、やがて小さな川になり、多摩川へつながっていくと理解すればよいようです。こだわると、地理と地学の勉強になってしまうのでここまでといたします。

2012年04月26日

  1. 南養寺からママ下湧水へ ~ 第61回San Po の会 記録記事(04/26)