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フラサバソウ

2012.04.05(18:30)

フラサバソウ正式版120404

 根岸森林公園のソメイヨシノの林は南東向きの斜面に広がっています。
 大木が倒れた跡なのか、崩れかかった斜面に草が繁茂し、そのままとなった大きな草むらが一個所あって、そこにはいろいろな草が繁茂していますが、とても小さな白い花がたくさんあるのに気がついて、覗き込んでみました。
 よくよく近づいて見つめると、花のかたちはオオイヌノフグリに似ていますが、ずっと小さくて白っぽい。かすかに薄い青ないし紫色の模様があります。
 撮影して帰ってから、岩槻秀明さんの『雑草や野草がよーくわかる本』を調べました。
 タチイヌノフグリイヌノフグリかのどちらかなのですが、花で判断するのではなく葉を見ると、タチイヌノフグリとは葉の様子が違います。タチイヌノフグリ説は却下。そうするとイヌノフグリなのでしょうか。日本在来種で現在は少なくなってしまい、「希少種」でなかなか見つからない、とのこと。それがどうして住宅街の中の根岸森林公園に? と不思議です。そこでしつこく調べていくと、フラサバソウコゴメイヌノフグリというのもある。さあ、困りました。
 葉に毛が多いので、コゴメイヌノフグリの可能性はあります。しかし、はっきりと青っぽい筋模様があり、白い花ではありません。コゴメイヌノフグリはほとんど真っ白な花が特徴のようです。コゴメイヌノフグリ説は却下


フラサバソウの繁み正式版120404

 イヌノフグリかフラサバソウか、の判定が残りました。
 イヌノフグリはこれほど毛が多くはなく、はっきりと「ピンク色」だそうです。イヌノフグリ説を却下
 では最後に残ったフラサバソウなのでしょうか。
 座り込んで繁みの雰囲気を撮った様子では、蔓草のような繁茂の仕方で、フラサバソウかな、という感じがします。長崎に多く、本州には少ないという2003年の情報がありますが、その後広がったのかも知れません。
 ほかに候補がなく、不自然な感じはしないので、やはり「フラサバソウ」なのでしょう。


フラサバソウ中景120404

 それにしても、初めて見ました。どうしてここに「フラサバソウ」が繁茂しているのだろう、とは思いますが、岩槻秀明さんによれば、
 ゴマノハグサ科クワガタソウ属、越年草、丈10~30cm、野原、畑、道端に自生だそうで、林間のように日陰が多いと色が薄くなるそうです。
 写真は花がよく見えるようにコントラストを上げていますから、実際は花も葉も色が少し薄めと見ていただければよく、たぶん「フラサバソウ」で間違いないと思われます。


【本牧山頂公園のオオイヌノフグリ】(参考)(2012/3/15)

山頂公園のオオイヌノフグリ120315

2012年04月05日

  1. フラサバソウ(04/05)