
三重県食べ歩き旅行記の最終回になります。
本居宣長邸の拝観や御城番屋敷の見学等が月曜休みということでできなかったため、時間があまってきて、松阪市内をぶらぶらと歩いていました。
松阪へ来たらここだけは見ておきたいというひとつに、変なものがありまして、それは上の写真のビル。左下がその店頭です。
事情があってわが家ではこれまで毎年1回ここのステーキ肉を食べる機会がありまして、それはもう、おいしいことこの上なし。ここが知る人ぞ知る「和田金」です。
ちなみに店頭でステーキ肉を買うと100g 2200円、お店でステーキ定食をいただくと一人前14960円です。
写真が出てこないのは今回は諦めたから(笑)


上右の写真は松阪木綿手織りセンターです。松阪木綿は藍染めの縞模様が特色で、この地の名産品となっています。
手織りの織機が並んでいたり、下の写真のように商品が展示・販売されていて、なかなかよい雰囲気でした。


手織りセンターの近くに「三井家発祥の地」があります。1622年三井高利がここに生まれ、幼少より刻苦勉励して当地の商人として成功し、1673年江戸へ出て越後屋呉服店を開店したのが商人としての三井家のはじまりだそうです。

大通りから一本内側の通りを歩いていますと、このように古い街並みが見られます。
松阪城に移築された本居宣長旧邸跡の写真を以前紹介しましたが、あれもこの通りで撮りました。
「和田金」と並んで有名な「牛銀」の本店もこの通りにあります。写真は撮りましたが「本日休店」の札が目立ちすぎて今回の掲載はやめました。

この通りを抜けた魚町橋でカモメに餌をやっているおじさんがいました。

寒くなってきたので、ここで斜めに折り返して松阪城の駐車場へ戻ります。その途中で見たのが上の写真。東京近郊でも、1月には数回このような剪定を見ています。クロガネモチの実がなったあとに剪定して、葉を落としたのだと思われますが、人工的に過ぎてどうも落ち着きません。

自動車で移動して捜したのが「小津安二郎青春館」です。
小津安二郎は東京生まれでしたが、大正2年小津一家が父の郷里である松阪に移ったため、安二郎は松阪町立第二尋常小学校に編入したのだそうです。当時の日記など読むと、ハリウッドスターと文通したりとんでもないことをやっていまして、やはりふつうではありません。
お客さんが少ないので、ここのおばさんがとてもていねいに説明してくださいました。わが家では「座頭市」シリーズ全作品に続いて「寅さんシリーズ」全作品に挑戦中。日本映画再発見の気運が盛り上がっているところで、よいタイミングでした。

三重県食べ歩き旅行の締めくくりは名古屋駅での遅い昼食です。
長女の案内で「矢場とん」のみそかつ定食でした。
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昨日は横浜バロック室内合奏団第61回定期演奏会へかみさんと出かけました。テレマンから始まって、エマヌエル・バッハのチェンバロ協奏曲、最後がモーツァルトのフルート協奏曲K314。やはり最後がいいですね。「ドイツバロックから古典派へ」という流れで選曲したようですが、はやりモーツァルトが圧倒的でした。