
先日桑名市長島町の「なばなの里」のイルミネーション・ショウについて、予告をしました。
「なばなの里」は植物園であり、入場料は春と秋が1500円、夏が1000円なのに対して、花などはほとんど何もない真冬の入場料が実質2000円(入場料1000円+施設内レストラン等利用クーポン1000円)という、不思議な料金になっています。
その理由は冬季のウインター・イルミネーションにあります。
お客さんは夜に自動車で駐車場へ集まってきて大混雑となります。これを嫌って早めに入場すると、今度は寒い。イルミネーションショウの場所取りで頑張ろうとすると、早い時間から寒さに震えつつ待つことになるのですが、近隣の方たちはどうも慣れていて、それなりに防寒に準備怠りなくやってくるようです。

出発点は「光のトンネル」でして。これをくぐり始めたときは「まあ、イルミネーションといったって、ぜいぜいこんなものだよね」という感想でした。

これを潜り抜けたところに2011年度630万球の花畑とテーマ「日本の四季」のショウがありました。遊び半分どころではなく、だれかしっかりしたディレクターの指導の下に本格的に創られた大イヴェントです。
平面に広がる広場、右奥くの丘、正面奥の大樹という構成の場面で、全体が日本の四季をテーマにイルミネーションの色を変えて輝くのです。きちんと動きがありまして、次にどう変化するか、観客はそたびに「おおっ」と歓声をあげて喜びます。

白いのは当然「雪」をイメージしているのでしょう。横に長い画像は長女が撮影したものを使っています。

色がこうなったら、それは「桜」でしょうね。

そして新緑。

このあと、木が花火のように光ります。これは真夏の花火だと思います。
これは動画でないとおもしろくないので、中途半端に光った花火は省略いたします。

これはたぶん「紅葉」でしょう。

最後にもう一度、洞窟を抜けて「日本の四季」の会場を抜けます。
大混雑です。スマートフォンを自動車に置きっばなしで、「日本の四季」の会場では2回はぐれかけまして、怖い想いをしました。

会場は、「日本の四季」以外にも美しく彩られています。
これは「鏡池」。

こちらはクリスマス・ツリーのイメージかな。

「なばなの里」全体の夜景です。
すごいショウでした。2000円でこれだけ楽しませてくれるなら十分でしょう。寒いですけれどね。
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この後は津市のビジネス・ホテルへ向かいますが、長男から松阪牛の焼き肉をご馳走してもらい、そのあと彼の社宅マンションを見に行く、という予定になっていました。
長男の「ドイツ車」購入計画云々の話ですが、「将来のことをよく考えて贅沢は慎んだほうがよい」とか、いくらでもアドバイスしたいことはあるわけですが、彼の仕事の実情を勘案するとなかなかそうも言い切れません。アドバイスではなくて、「なんと贅沢な! 」という当方の感想は耳に入れるようにはしています。
とはいえ、過去40年間、自分や日本及び世界の経済状況、環境などに関しての自分の予想、その他大勢の方々の予想は、ことごとく外れて、むしろ自分には「ああしておけばよかった」「こうしておけばよかった」などの後悔のほうが多いというのに、「こうしたアドバイスや感想がほんとうに的確かどうか」ぼくはまったく自信がないのです。
「どうせ先々どうなるか世の中の変化を読み切れない」のであれば、「好きなようにしていればよい。そのほうが後悔しないで済むかも知れない」としか言いようがありません。
「刹那的」な考え方のような気もしますが、「刹那的」なのかどうなのか、「先が読めない」のだからわからない。とりあえずは、かなりの額の買い物を実行しようかと計画できるまでに子どもが成長したことを、喜んでおくしかない、という心境です。
本人にしてみれば、「身を削って稼ぐ」ような生活振りをしています。ぼく自身よりははるかに頑健にできているようなので、まあなんとか続けていかれるだろうか、とは思っていますが…。