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皆既月食 2011年12月10日

2011.12.11(14:41)

皆既月食1025満月111210

 皆既月食は10時15分頃始まると聞いていましたが、10時25分現在、どこから欠けてくるのか、まだ判別がつきません。

 実際に皆既月食の写真を撮ろうと決心したおかげで、おもしろい体験をしました。
 冷静に考えれば、皆既月食は太陽と地球と月が直線上に並ぶのだから、月は当然満月であり、太陽が西へ沈むとすぐに東に明るい月が昇ってきます。
 そのまま夜半に天頂へ達しようと、月はどんどん昇ります。天頂にあるときが皆既月食のピーク状態ということですね。
 
皆既月食1045欠け始め111210

 10時45分頃です。

【写真撮影の実際】
 望遠鏡で月をご覧になった方はわかりますが、見ているあいだに地球が自転しますので、月の位置はかなりの速度で変わります。5分経ったら、三脚からカメラまで、月を捜して全部セットし直す必要があります。ほとんど真上へ昇ってくるので、ファインダーで覗くなんてことは姿勢からして不可能です。三脚と、ライヴビュー撮影の組み合わせになります。
 暗いですから、オートにしておくとカメラは思い切り明るく撮ろうとしますので、露出は大幅にマイナス補正しませんと、くっきりと写らず、輝いた電球のように写ってしまいます。
 絞り優先とか、ややこしいことはとてもやっていられませんから、プログラムオートにしておいて、露出だけをマイナス補正します。


皆既月食111245半欠け111210

 10時50分頃です。見ているうちにどんどん進みます。


皆既月食1050七割欠け111210


皆既月食九割欠け111210

 11時00分~11時10分、こんな感じになってきますが、じっとみていると、影の部分に輪郭が見えてきます。カメラの感度も肉眼と合致するよう上げてみますと下のような状態です。


皆既月食九割欠けの感度アップ111210

 この頃にはもうカメラの感度が限度一杯で、暗い部分にノイズが出て、月の模様と写真のノイズの区別がよくわからなくなってきます。
 人間の眼は優秀です。ぼくはかなりの近眼と乱視で輪郭がくっきりと見えず二重になったりしますが、ぼくの眼にはノイズは出てきません。
 とくに下の写真は、肉眼で見たほうがずっときれいに見えます。


皆既月食1110真っ最中111210

 11時10分頃には太陽光線が直接月に当たって反射している部分がなくなってしまいました。

 皆既月食が起きているとき、月は真っ暗になって見えないのかと思っていたら、オレンジ色の暗い月が見えます。地球の大気によって太陽の光のうち波長の長い赤系の光が屈折・散乱されて本影の中に入るため、皆既月食でも通常、月は真っ暗にはならず暗い赤色(赤銅色)に見える」(Wikipedia)のだそうです。これは実際に観察してみなければどんなふうに見えるのか、わからないでしょう。だから、ともかくも実際に観察してみることは必要です。
 月があまり欠けず、輝いている部分が大きいあいだは、他の部分は暗くて見えません。だから全体が暗くなってくるまで我慢して観察し続けなければ、このやや不気味な感じの月は、体験することはできません。

 ここまできてしいまますと、見ていてもほんんど進行しません。地球が月と比較して大きいからでしょうか。

 さて、全体が褐色になった不気味な月を十分観察した上で、寒いですから10分ほど居間で休息していました。
 しかし、このあいだ、いつの間にか空に白い雲がたくさん広がってしまい、月も星もまったく見えなくなってしまいました。11時30分に撮影を断念
 というわけで、ふたたび月が満ちてきて満月へ戻っていく過程は、観察できませんでした。

2011年12月11日

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