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玄奘三蔵伽藍を拝観して薬師寺に別れを

2011.10.26(17:59)

 薬師寺金堂のお坊さんの話が長かったので、そのあとなんとなく急かされるような感じを抱きながら、薬師三尊像を拝みます。
 薬師如来様にお祈りすることといえば、不安定な自分の心臓が落ち着いて、せめてこの旅のあいだだけでも、発作があまり起きないようお願いします、ということばかり。
 ただ、薬師如来様の表情が、前の職場の本社の上司に似ていまして、なんとなく気になります。
 つまらぬことを考えないように脇侍の日光・月光菩薩のほうへ目を移しますと、腰の辺りがきゅっとくびれていまして、体重を片側へかけてちょっと姿勢を崩していらっしゃる。これが妙になまめかしいのです。
 一、二ヶ月前に「松岡美術館」で見てきたインドの神像・仏像群を思い出します。あちらの神仏はなかなか人間的な魅力に溢れていたのでした。


玄奘三蔵伽藍へ向かう道111002

 さて、慌てて白鳳伽藍を出てしまったので、どうも大講堂の国宝・聖観音菩薩像を拝観し損ねたような記がします。それとも慌てていたので、あまり印象に残っていないだけのことでしょうか。
 伽藍の中の仏像群は基本的にどこのお寺でも撮影禁止ですから、カメラに記録を頼っているとわからなところが出てきます。
 白鳳伽藍から玄奘三蔵伽藍へと行くには、門を出て、「西の京」駅の北側へ戻ることになります。あ~あ、もう疲れたなあ、と足を引きずります。
 道々の白い萩がきれいです。横浜・鎌倉の萩は台風で全滅してしまい、このような美しさは味わっておりません。


玄奘三蔵伽藍礼門修正111002

 見えてきたのは玄奘三蔵伽藍の礼門です。


玄奘三蔵伽藍修正111002

 これが玄奘塔です。礼門が右の方に見えています。周囲を回廊が取り巻き、礼門の反対側には平山郁夫さんの大きな絵が飾られた大唐西域壁画殿があります。
 玄奘塔には玄奘三蔵の仏舎利があって、須弥壇にはお像が祀られているそうですが、記憶に残っておりません。
 平山郁夫さんの大壁画は、それはもう大きさだけでも迫力です。(ぼくとしてはこの方の描き方があまり好きにはなれないのが残念ですが…)


玄奘三蔵伽藍側から見た白鳳伽藍建物群111002

 玄奘三蔵伽藍を出て、白鳳伽藍を眺めます。西塔(右)のほうが東塔(左)より明らかに高いです。聞いたところでは200年も経てばどうしても重みで下がって同じ高さになるのだから、いまはこれでよいのだ、とか…。


白い萩と玄奘三蔵伽藍側の門111002

 これがどこで撮った萩なのか。駅へ向かう途中だと思うのですが…。

 近鉄「西の京」駅から西大寺駅を経由して奈良駅まで帰りましたが、もう夕食の場所を探すのも面倒で、近鉄のビルの3階のサイゼリアへ入りました。朝七時半過ぎに歩き始め、夕刻6時頃に夕食です。
くたくたですが、きょう一日、心臓発作もなく無事でした。
 明日はどうしようかなあ、などとガイドブックをめくりつつの夕食でした。

2011年10月26日

  1. 玄奘三蔵伽藍を拝観して薬師寺に別れを(10/26)