
「San Po の会」は、8月27日で第50回となった。
ぼく自身は2008年の1月から参加している。
学生時代からの友人Nが企画・立案して、ほとんど彼にお任せとなっているが、自分からはなかなか行ってみようとは思わないようなところをコース通りに歩いてみると、意外な発見があり、こんなところがあったのか、とサプライズも多い。
今回は「白金高輪駅」をスタートし、立行寺、覚林寺、瑞聖寺などの仏閣と、明治学院大学、松岡美術館、えびすビールの記念館などをまわった。
「明治学院大学」がたいへん美しく印象に残っているほか、松岡美術館もかなり楽しめた。このふたつは別記事を設けることにして、今回はそれ以外のところを紹介しよう。
さて、上の写真、「立行寺」は法華宗の寺で、大久保彦左衛門が寛永8年(1631年)に創建した。大久保寺の別名もあり、下の写真はその大久保彦左衛門自身の墓だ。

大きな地図で見る
上の地図で「+」ボタンを押してから、右矢印ボタン「→」を1回ないし2回押していただくと、ほぼ今回のコースが見渡せる。

上は覚林寺というお寺だ。
覚林寺を創建したのは日本人ではない。文禄・慶長の役で加藤清正に連れられて朝鮮から来日した王族が、日蓮宗の僧となり、加藤清正の位牌をもって開いた寺だそうだ。
写真は本堂ではなく「清正公堂」と呼ばれる建物だ。
雰囲気が微妙に日本の建物とは異なっている。下の写真は清正公堂の中を覗いてみたところ。右側奥の窓が見えている。


瑞聖寺は黄檗宗(おうばくしゅう)の寺だ。
黄檗宗はあまり知られていないので、Wikipedia から下に引用する。
「黄檗宗は、臨済宗、曹洞宗に次ぐ禅宗の一つである。唐の僧・黄檗希運(臨済義玄の師)の名に由来する。臨済宗、曹洞宗が日本風に姿を変えた現在でも、黄檗宗は明朝風様式を伝えている。本山は隠元の開いた、京都府宇治市の黄檗山萬福寺(おうばくさん まんぷくじ)である」
写真の大雄宝殿は黄檗宗の仏殿で、ふつうの寺院建築とは異なり、かなり特徴ある建物に見える。江戸時代(1757年)の建物だ。

恵比寿ガーデンプレイスは、東京都写真美術館があるので何回か出掛けているが、ヱビスビール記念館の存在はまったく知らなかった。もともとヱビスビールの工場があった跡地を開発したのが恵比寿ガーデンプレイスだそうだ。
上の写真はその記念館の入り口で、見た目はかなりのインパクトがある。

写真の説明書きによれば、先にヱビスビールがあって、そのために駅名が恵比寿駅となったそうだ。

ヱビスビールのポスター。何年頃のボスターなのか確認をしなかった。現代のぼくたちとはかなりセンスが違う。
青空は出ていなくて、雨50%の予報だったが、暑い日だった。明暗のコントラストが強過ぎて、コンパクトデジカメにはかなりつらい写真が多いが、ご容赦いただきたい。
第50回「San Po の会」は、このあと中目黒まで歩いて銭湯に入り、懇親会を開いた上で解散した。
明治学院大学の関係記事・写真は、また後日の掲載としたい。松岡美術館は、できれば「ディックの本棚」にて記事としたい、と考えている。