
本牧が米軍から返却されたとき、本牧神社の前に整地して作ったのが「本牧和田公園」なのだろうと思いますが、正確なところはよくわかりません。
スキップをペット病院へ連れて行くとき、横浜市立中図書館で本を借りたり返したりするとき、本牧山頂公園へ自動車でいくとき、必ずこの前を通ります。
この前を何回も通っていて、夏のサルスベリがとてもすばらしいと気がついたのは昨年のことでした。薄くピンク色がかかった白いサルスベリと、ピンクのサルスベリ、ピンクが濃くなってかなり赤味がかかったサルスベリの三種があり、樹形もとてもきれいです。
さて、写真をいろいろと撮り続けていて、きょうここで記事にした三枚のような撮影をするとき、ぼくは一番困難を感じます。
1. 木が大きいので、レンズから花までの距離が木全体の中でバラバラであり、それぞれの花にフォーカスが合いにくい。
2. 離れて全体を撮すと、花のひとつひとつは小さくなって精細度が落ちる。
3. 晴天下では、コントラストが強く、明るい部分も暗い部分も細かい部分が飛んでしまいやすい。
それで仕方なく、こういう写真を撮るときは三脚を持ち出します。感度はあまり高く設定しません。
それにしても、レンズとカメラの精度を求められます。レンズはよいのですが、Olympus はこういう場面ではカメラの性能が弱いのです。
カメラが頼りないから、少しでもレタッチで取り返そうと考えます。
「シャープネス」はふつうにカメラで jpeg で撮影したときも必ずカメラが掛けていますが、それをぼくは RAWで撮って自分で掛けます。
ハイライト部分、ダーク部分、標準的明るさの部分を別々にシャープネスを掛けることのできる Photoshop を使っています。全体にシャープネスを加減せずにいい加減にかけたら、ほとんどの場合「ちりちり」した感じの写真ができあがります。それを回避する方法は、いまのところこれしかありません。
じつは Photoshop には「アンシャープネス」「輪郭のみシャープ」「スマートシャープ」「シャープ」の4種類のシャープネスがあります。上で書いたのは「スマートシャープ」のことです。
「アンシャープネス」と「スマートシャープ」を状況により、加減しながら使い分けています。
私の写真はフォーカスがかっちりしていると言われがちですが、中学生の頃はマンガ家になりたいと思ったことがあり、「輪郭」と「線」と「構図」には強いこだわりがあって、比較的しっかりしたフォーカスで輪郭がくっきりした画像が好きなのです。
もちろん、こういう画像とは違う表現の仕方があります。それは「好み」の問題であり、どちらが
よいとかいうことではありません。


さて、明日はふつうにサルスベリの写真が続いて出てきます。