
大井競馬場では、夏になると「トウィンクルレース」という、いわば「競馬のナイター」をやっています。
以前の職場は浜松町だったので、モノレールですぐですから、言ってみようじゃないかという話はあったのですが、仕事が忙しくて、結局一度も実現しませんでした。
6月29日は第34回帝王賞という2000m のレースがあり、それじゃあ行ってみようか、と出掛けました。
大森駅から大井競馬場までバス8分、このバスは無料です。競馬のある日は開門30分前からかなり頻繁に出ているようです。29日の開門は13時50分、14時35分が第1レースの出走で、20時10分の最終レースまで12レースあります。
ぼくは18時20分頃に入場(入場料は100円)し、3レースを見ました。
上の写真は中央のスタンドです。

スタンド前の直線コース。競馬のレースはいろいろな距離があり、スタート用のゲートは移動式になっていて、スタート地点が距離によって変わりますが、最後はこの直線を走り抜けてゴールするようになっています。
写真に写っている馬はレース直前に馬の調子を見るために騎手が走らせているところで、レースとは無関係です。
この直線コースの真下に地下道が二本あり、地下を通ってコースの真ん中へ入っていけます。
そこで1800m のレースを見ましたが、直線コースの途中をスタートし、馬が出て行くとスタート用のゲートは大急ぎで引っ張って片付けます。馬は一周回って、最終コーナーを回った辺りでラスト・スパート。スタート地点を通り越してゴールへ向かいます。全体を見ることは不可能なので、真ん中に巨大スクリーンがあり、レースの様子を中継しています。
第11レース「第1回 優駿スプリント(SIII)」の前にスタンド側へ移動し、コーナーを回って直線でスピードが一気に増してくる辺りで見物することにしました。

さて、いよいよ最終レースの「帝王賞」です。武豊の騎乗するスマートファルコンが出走するらしい。ビデオを放映するのですが、ずば抜けて早い馬のようです。
馬券の購入は出走5分前まで受付し、いわゆるオッズが変わるのを、刻々とスクリーンに映し出しています。スマートファルコンのゼッケンは6番で。6番がらみのオッズはきわめて低いです。どうせ勝つだろうと思われているようです。
距離2000メートルは、直線コースの一番端っこからスタートするので、ぼくがいる場所の前を2回通過します。
あれまあ、スタート直後から先頭です。ピンクの目立つ騎手服を着ています。このあと目で追いかけていると、直線の途中でペースを少し落として他馬に順位をゆずったようです。
上の写真はスタート直後で馬のスピードがさほど上がっていなくて、コンパクトデジカメでもなんとかわかる程度に撮れた、というところです。

長いレースです。途中はスクリーンを見ているしかありません。最後のコーナーを回り始め、そろそろ肉眼で見える頃だと身構えます。
あ~れ、まあ、直線コースへのまだ最初のうちだというのに、スマートファルコンが速過ぎて、他馬は画面の端っこにちらっとしか写りません。

2枚目を撮ろうとしたら、スマートファルコンは目の前をあっという間に通り過ぎてしまい、追いかける一団が撮れただけでした。
砂塵を巻き上げ、ダダダダっと蹄鉄の音を鳴らして通り過ぎていく馬の一団の迫力は、テレビの中継ではとても味わうことはできません。
素人のぼくには、武豊のスマートファルコンの圧倒的な強さが、妙に格好よく、印象的でした。

今晩は、昨日 掲載しきれなかったわが家のガクアジサイだ。
いずれも雨模様ないし曇りの日の撮影でぱっとはしないが、梅雨らしい感じにはなっている。
上の一枚目は「咲き始め」で、「額」に囲まれた中の花は、つぼみのものがたくさんある。

「額」の中身も咲きそろってきたが、装飾花もきれいに撮りたいし、横に広がって咲く花をどうしたら魅力的に撮ることができるかと悩む。

内側の花を判別できる程度に近寄った写真も、やはり撮っておきたいし…。
【中図書館前のガクアジサイ】

思い切り近づいた撮影は、わが家より明るい横浜中図書館(本牧) の玄関前で試してみた。

上の写真もそうだが、このアジサイ、驚いたのは葉が「斑入り」だということ。ずいぶん変わった種類だ。

わが家の庭では3種のセイヨウアジサイが咲き競っている。
庭の真ん中に陣取っているの上のアジサイだ。咲き始めの頃は、満開になればどれほどきれいだろうか、と思わせた。

もともと青にピンクを混ぜ損ねたような、紫というのでもないような、複雑な色合いだ。

咲き進むにつれてビンクの成分が強くなっていく。問題は、装飾花に残っている葉脈 (もともとが葉だから) が見えてきて、褪せたまだら模様になり始めることだ。

アップにすれば色褪せがよく見える。近寄れば近寄るほど、すっきりしないのだ。
ひとつだけおもしろいのは、装飾花の末期に真ん中で本来の花が開花することがあり、そこだけはブルーが濃くてなかなかきれいに見える。

庭の中央の複雑な色合いのアジサイが大きくなりすぎて、奥にある美しいブルーのアジサイを隠している。
上は咲き始めの写真だが、下のように咲き進んだ姿は見事だ。


そのブルーのアジサイの横に、この白いアジサイがある。
咲き始めは、例によって、どんなに美しくなるかと期待した。

上の写真は比較的よい状態。淡くブルーが入っている。白もまだ艶があるが、長続きはしない。
艶のある白がどんどんと褪せて、ひからびた白へと変色していく。
上のほかにわが家にはガクアジサイもあるが、セイヨウアジサイというのはなかなか微妙だ。
ブルーのアジサイのように、美しい時期が長いのが望ましい。かといって、一種類だけではつまらない。ぼくの感触では、ピンクの強い色合いの花は、色褪せしやすいように思われる。

今回の「ウォーキングの会」は新木場駅へ集合し、夢の島で「第五福竜丸」と植物園を見て、天候等を見ながら葛西臨海公園まで行き、最後は舞浜のユーラシアで温泉を楽しむというコース設定だった。
ぼくは以前何回か訪問した取引先が新木場にあり、付近の町工場の様子などは知っていたが、その反対側の一帯があの「夢の島」だとはまったく知らないでいたし、「第五福竜丸」の展示館があることもまったく知らないでいた。

第五福竜丸は1954年3月、米国の水爆実験によって発生した多量の放射性降下物(死の灰)を浴びた遠洋マグロ漁船だ。
第五福竜丸はその後1967年に廃船となり、夢の島の隣の埋立地に捨てられたが、同年、東京都職員らによって再発見されると保存運動が起こり、現在は東京都によって夢の島公園の「第五福竜丸展示館」に永久展示されている、という次第だ。

展示館の内部に当時の新聞・雑誌などが展示されているが、初めての事態に大騒ぎし、マグロなどの風評被害まで起きている様子は、福島原発の事故で大騒ぎしている現在とほとんど変わっていない。
ただ、当方はシーベルトやベクレルの単位に慣れているため、当時のガイガーカウンターで「○○カウント」と表示されている記事は、どのくらいの危険な状態だったのかほとんど理解ができない。

水爆実験をやるのに、漁船に被害が及んだという話自体が、現在の感覚ではとても信じられないので読み込んで行くと、危険区域は米国から通知されていて、その外で操業していたのだ。
簡単に言えば、自国の水爆実験が及ぼす被害を、米国はあまりにも軽く見積もっていたことがわかる。いわゆる「想定外」だったのだ。

日本のマグロ漁船・第五福竜丸をはじめ数百隻以上の漁船が死の灰を浴びて被曝し、ビキニ環礁から約240km離れた環礁にも死の灰が降り積もり、島民多数が被曝して避難することになった。被爆者は2万人と言われたらしい。
当時の南洋の島々の人たちの写真の様子はかなり悲惨なものだ。
全般的な印象からすれば、「米国がやったことに比較すれば福島原発はまだ…」というところだが、それから57年も経っているのに、科学的にはいろいろと進歩していても、「人は組織を作ると組織の利益を優先し、しっかりと管理したり行動したりできなくなる。そのために被害は拡大する」という点ではまったく進歩していない。米軍であれ、東京電力であれ、政府であれ、「組織」を構成すると人間はまったく信用できないのだ。

小雨の中を「夢の島植物園」に移動する。
その道々、港内に係留されているクルーザーなどを眺める。大金持ちというのはたくさんいるんだなあ、などと話しながら歩く。乗組員の給与、係留費など、維持費は相当なものに違いない。

夢の島植物園ではボランティアのおじさんに声をかけられ、案内を頼んだところ、庭内、熱帯温室内を懇切丁寧に案内してくれて、ついつい聞き入ってしまう。
写真は、アメリカデイゴの背景に熱帯植物園の大温室が見えている。

熱帯植物園内の植物の生態についてのさまざまなな話は、これまであまり知識もなく、とても興味深かった。
ただ、基本的には温帯の植物たちとさほどかけ離れたことをやっているわけではないようだ。
こうして、この日のウォーキングは事実上「第五福竜丸展示館」と「夢の島植物園」だけになってしまった。
新木場から舞浜へ電車で移動し、舞浜からユーラシアまでを歩いた、
駅から遠ざかるにつれ、道路の修復箇所が目立つ。そのうち、下水管が歩道の上へ出て、仮設下水道のまま剥き出しになっている歩道が延々と続くようになった。道路を掘り返していたのでは、修繕がとても間に合わなかったのだろう、と思われる。
この頃にはもうカメラをリュックにしまっていて、もう一度出すのが面倒だったので写真はない。
ユーラシアは地元で配られた割引券1枚で5名まで通常2000円のところ1000円で入場できる。いつもの銭湯よりもゆったりと温泉を楽しみ、浦安で懇親会を開いて解散した。
【コモチマンネングサ】(6月15日撮影)

二年ほど前から、玄関先にちょこっと顔を出していたコモチマンネングサだが、家内が北東向きの花壇に砂利を入れたら、引っ越した上にどっと増えた。
二年前はサンプルが少なすぎて、ほんとうにコモチマンネングサなのかどうかさえ、よくわからないでいたが、今回ほどの量になれば、葉の付け根に珠芽を付けていることがはっきりとわかる。これが地面に落ちて増えるのだ。

【ツルマンネングサ】(5月16日撮影)

ツルマンネングサは早々と5月に咲いてもう終わっている。
ベンケイソウ科の花はどれも同じに見えるので、葉の様子で区別する。葉の様子がよくわかるよう、少し離れて撮ったものも掲載している。
わが家の南向き花壇の外側、コンクリートとレンガの境目だ。
ぼくのような素人でも気がつくことだが、コンクリートの割れ目とか、石垣とか、砂利の隙間とか、ベンケイソウ科の仲間たちは、そういう環境を好んでいる。

【タイトゴメ】(6月8日撮影 )

根岸森林公園の歩道際の石垣で繁殖していたタイトゴメ(おそらくオカタイトゴメ)が、40m ほど足を伸ばして、近くの菜園の車道沿いで繁殖を始めた。石のある環境が大好きなようだ。
葉に特徴があり、ほかのベンケイソウの仲間とは簡単に区別できる。海に近いところが繁殖地だといい、内陸部に上がるとオカタイトゴメといって赤みがなくなる、と聞いた。
いずれにせよ、タイトゴメの仲間には間違いない。タイトゴメ=大唐米で、葉が米粒のように小さいから名付けられたという。
わが家まであと30m。来年あたり引っ越してくるかも知れない。

【メキシコマンネングサ】

山手111番館のメキシコマンネングサだ。5月21日撮影。

鎌倉の十二所付近で撮影した上の画像は、少し葉が違うような気がするが、花の着かない茎には葉が4~5輪生するとされているので、メキシコマンネングサではないか、と思っている。そうではないとすると、いったい何だか見当がつかなくなる。(6月9日撮影)
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今晩はとても忙しくなる予定なので、この記事は予約投稿している。
また、明日はウォーキングのため「San Po の会」に参加する。明日は記事の更新、ブログ巡りを休ませていただく可能性がある。
【ジャックの塔】横浜市開校記念開館

横浜にはキング、クイーン、ジャックの塔 とそれぞれ呼ばれる観光名所がある。
キングの塔=神奈川県庁本庁社
クイーンの塔=横浜税関
ジャックの塔=横浜市開校記念開館
なのだが、「ジャックの塔」は全体像を撮ろうとするととても難しい。というのは交差点にあるため、信号だとか、自動車、歩行者などが邪魔をして、なかなか塔と建物の全貌を捉えるのは困難なのだ。
今晩は、「ジャックの塔」をはじめとして、観光案内にも掲載されていない横浜名所の画像を紹介ししよう。
【大桟橋とふじ丸】

【クイーンの塔】横浜税関

【赤レンガ倉庫】

なんだ、高いところへ昇っただけではないか! と言われるとみもふたもないが、6月19日に初めて一般公開されたので、あまり出回っていない景色のはずだ。しかも19日を逃すと次は7月の第三日曜日まではお預けである。
「キングの塔」がないではないか、という方のために画像を用意した。
【キングの塔 (内側) 】神奈川県庁本庁社

というわけで、キングの塔はその付け根から内側を見上げた画像だ。
階段は鉄骨の骨組みに木材を貼った造りとなっていた。
【キングの塔】神奈川県庁本庁社

最後は下から見上げた神奈川県庁本庁舎だが、あの塔の付け根から屋上へ出て、屋上から撮影したのが本日の景色だ。
天候が悪く残念だが、レアな画像は早く公開してしまおう、ということだ。いずれ晴れた第三日曜日を狙って出直しを図りたい。
なお、知事室、秘書室、第三会議室など豪華な内装も撮ってある。いずれ機会をとらえて記事としたい。

6月19日、そろそろかと思って、根岸森林公園の池のそばへ行ってみた。
アカメガシワの雄花は、開花している花序が多くなった。
しかし、人はあまり上を見ない。目に入っていても気がつかないことが多い。
それでも、下を見ていると、いやでも目に入ってくるのだ。



地面や、橋の手すりに落ちた花を見て、なんだろう? と目を上げる。そしてアカメガシワの雄花を見つけるのだ。


【ラクウショウ (落羽松) の気根】

ここは池のそばなので、アカメガシワを見ながらちょっと振り返れば、このような光景が目に入る。
梅雨の時季だなあ、と思った。
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なお、明日は「秘蔵画像の特別公開」なのでご期待いただきたい。