
「カゼクサ」(イネ科スズメガヤ属)で間違いないでしょうか? もしかしたら間違っているかも知れません。
8月頃から、根岸森林公園のあちらこちらにあるこの植物を、いつ撮ろうか、いつ撮ろうかと迷っていました。あまり小さい株ではおもしろみがないし、背景を工夫しないとごちゃごちゃなって何を撮ったのかわからなくなります。
そのうち「舞岡公園の自然」の ひろし さんの上手な写真を拝見して、「同じような撮り方をしてもただの真似になるしなあ…」と思っていました。
ひろし さんの写真はたしかきれいに穂が伸びていました。うつくしいカゼクサでした。
そこでぼくは、雑然と穂が散らばった感じを出そうと思いました。
これが「カゼクサ」でなければ、比較にもなりませんけれど(笑)
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シカゴ在住のヤマザキマリさんのコミック『テルマエロマエ』の第二巻が発売になりました。第一巻は各大手新聞にも採り上げられて大反響を巻き起こしました。
イタリア人と結婚された方で、テーマは「ローマ時代の入浴」であり、主人公は浴場設計技師なのです。時代はハドリアヌス帝の治世下であり、塩野七生さんの『ローマ人の物語』を読んで勉強しているぼくの目から見て、時代考証はとてもしっかりしています。
前作はギャグに重点がありましたが、第二巻では、「入浴文化」の違いを描くことによって、ローマ人、ゲルマン人、日本人の「ものの感じ方」の差異を浮き彫りにし、文化の違う人々が互いに理解し合うことのむずかしさを感じさせます。
コミックをバカにしている方はいらっしゃいませんか? 朝日新聞にコミックの名作の評が掲載されるほどに、コミックは日本の文化にしっかりと根を張っています。
【ヒガンバナ狩りの犯行現場】

毎年行われる「ヒガンバナ狩り」の犯行現場です。
ヒガンバナに何の恨みがあるのかわかりませんが、おかしなことをする人が近くにいると思うと、どうも気持ちの悪い思いをします。
根岸森林公園では、ヒガンバナの一番多いソメイヨシノの林を中心に、徹底的な草刈りが実施されたばかりで、その被害でしょうか、今年はヒガンバナの開花がほとんどありません。わずかに残ったヒガンバナもこういう被害に遭いました。
どこかに「草刈り」と「ヒガンバナ狩り」を免れて開花しているヒガンバナはないか、と歩き回りました。
【藪のヒガンバナ】

【暗がりのヒガンバナ】


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20年以上前の話ですが、休日に日本大通りにある横浜地検に、ある横領事件の参考人として呼び出されました。
「知らないはずはない」などと執拗に質問を受け、何かぼくが悪いことでもしたかのように追及されます。横領事件の証拠とするために、ぼくから調書をとりたい、ということのようですが、知らないものは知らないのです。
証拠としてぼくが書いたある文書を示されました。
「私の筆跡ですから私が書いて、私の印鑑があるのは確かですが、要領よくまとめて説明するのが上手なので、係員として私が文書をまとめたのであって、書かれてあることは、その当事者に私自身が会って聞き出したことではありません」と、社内の仕事の仕組みを説明し、ようやく納得してもらい、私の同僚を新たに呼び出すことになりました。それまで2時間くらいかかったでしょうか。
あるストーリーがあって、それに当てはまる証言を私からひき出し、署名させて調書とするはずだったようです。あらかじめストーリーを想定するのは仕方がないとしても、「思い込み」というのは怖いもので、話が合わないと「私が嘘をついている」という方向に行ってしまうのです。
もう古い話ですが、似たようなことが世間を賑わせているものですから。

わが家の庭です。スベリヒユを撮るのは初めてになります。
上の花は8月27日に撮りました。暑いし、痒いし、落ちかなくてよく撮れなかったので、もう一度挑戦しようと思っていましたが、朝のうちに咲いているみたいだな、と思っていると、真っ昼間に閉じてしまっていたりして、結局いつ咲いているのかよくわかりません。
もしかして、もう花期は終わってしまっているのかも知れません。
ということで、上のアップはしかたなく8月27日の写真を載せました。
下は、9月21日撮影です。小さな花で、周辺にはコニシキソウもあって、最初はどうも紛らわしく感じておりました。

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「クラシックのピアノ曲のレパートリーを増やそう」という私的なプロジェクトをやっております。
区切りを付けるために、ある程度聴き込んだら、「ディックの本棚」に感想を載せることして、本日で3回目になります。
下の題名をクリックすると、感想に飛びます。
1. ショパン/夜想曲集 (Piano:イディール・ビレット)
2. ムソルグスキー/展覧会の絵 (Piano:イゴール・ポゴレリチ)
3. プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番 (Piano:マルタ・アルゲリッチ)
これはお薦め、というのがありましたら、すなおに従います。
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ところで、聴いているだけではおもしろくありません。
昔は「こどものバッハ」とか楽譜を買ってきまして、アンナ・マグダレーナ・バッハの曲集からメヌエットとか、簡単な曲を選んで2曲ほど弾けるようになったのですが、久しぶりにやってみようとしたら、すっかり忘れているばかりか、指が思うように動きません。
本日から、思い出してもう一度弾けるようになろうと、挑戦を始めました(笑)
(注) 私はピアノを習ったことはありません。学生時代にオルガンのお古を叔母からもらいまして、童謡曲集の楽譜で無理矢理やっていたら、案外簡単に右手と左手が別々に動くではありませんか。それなら、クラシックの雰囲気が出せるバッハの練習曲の簡単なものなら、できるかも知れない、と思ってやってみたのでした。

花壇のシオン(紫苑)がようやく咲き始めました。

シオンが咲き始めると、セセリなどいろいろと出てきて賑やかになるはずなのですが、ちょっとまだのようです。一匹だけ、一番上の花で吸蜜活動に勤しんでいるやつがおります。はばたきが速すぎて、翅は見えません。

同じ日ですが、陽が当たっているところと、日陰で撮ったものと、画像の雰囲気が変わってきます。
上の写真、このサイズにしてしまうとわかりにくいですが、じつは蟻や中央の花の細部までよく写っております。トリミングして拡大してお見せいたします。

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朝5時~5時半くらいに起床し、ニュースを見たりして1時間じっとしています。この間に心臓のほうが落ち着いてきます。そのあと、根岸森林公園へ行って、ストレッチをやってから20分ほどウォーキングをやります。このときの速度、最後の階段をさっと昇れるかどうかなどで、自分の体調がわかります。
よくても悪くても、一日置きに午前中スポーツ・クラブへ行きます。
前後のストレッチをはさんで合計1時間20分くらい、いろいろな運動をやります。終わったときは、血圧は下がり、脈拍も落ち着き、始める前よりずっと体調がよくなっています。
ただ、右の座骨神経痛があり、股関節にもやや不安があります。カイロ・プラクティックに24日に予約を入れているので、股関節の動きなどよく見てもらおうと思っています。
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18日の記事でふれた「カポディモンテ美術館展」の感想を「ディックの本棚」に掲載しました。
興味のある方は、下のリンクをクリックしてください。
→ 「カポディモンテ美術館展/国立西洋美術館」

またまたフヨウで申し訳ないですが、きれいに撮れているものですから。
上のビンクのフヨウは根岸森林公園内「馬の博物館」庭園の花です。
下の白いフヨウはわが家の庭の花。フヨウはまだまだたくさんのつぼみをつけています。

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『牧野富太郎植物記1~野の花1』の感想を、「ディックの本棚」に掲載しました。題名をクリックすると、感想記事にジャンプします。日本の植物学の草分けとして知られる著名な方ですから、みなさんもお名前はご存じでしょう。
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今週は、国立西洋美術館の『カポディモンテ美術館展』へ行ってきました。「カポディモンテ美術館」はナポリにあり、ルネサンス・バロック時代の美術工芸品が当時の王族によって多数集められ、それを展示するために建てられたそうです。
この機会に観ておかないと、ナポリまで出かけていくのは簡単ではありませんですし…(笑)。
「カポディモンテ美術館展」のあと、たまたまこの日は元気だったので、国立西洋美術館の常設展示を、松方コレクションを中心に楽しんできました。
こちらもおよそ十五世紀頃からの西欧絵画が多数集められ、展示されています。そして最後の部屋が「20世紀美術」の展示に当てられています。
正直に言いますと、ピカソ、エルンスト、ミロ、レジェ、ポロックらの絵画が並んだこの部屋へ入ったとき、ぼくは緊張が解けてほっとしました。「ああ、自分の世界へもどってきた」という安堵感がありました。やはり近・現代美術のほうが自分の感性には合っているようです。
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横浜駅から徒歩5分程度のスポーツ・クラブへ通い始めました。
体力測定の後、自分に合った運動プログラムを作ってもらいました。月、水、金と通いましたが、積極的に汗をかくのは気持ちよいですね。頸椎と腰椎に負担を掛けないようには気をつけています。
心臓内科の医師は、心房細動の発作はストレスからくるものだから、それはとてもよいことだ、と言ってくれております。
平日の午前中は、中高年の方が多いようです。
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というわけで、いろいろと生活の立て直しをやっておりまして、目新しい植物の写真がなくてもうしわけありません。

根岸森林公園の池です。
朝日が高く昇る頃から開き始め、日が翳ると閉じる。その繰り返しを、7月から続けています。
場所によっては痛んだ葉が増えてきていますが、新しい葉やつぼみも出てきて、入れ替わっているように見えます。


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NHKのテレビ・ドラマ「ゲゲゲの女房」もそろそろ終わりが近づいてきました。
ドラマの中で、水木しげるの父、村井修平がなかなかうまいことを言っておりました。
「人生は『屁』のようなものだ」というのです。
「大きな音を立てて勢いよく飛び出すが、あっという間に消えてしまう。笑われることもあり、嫌がられもするが、そんなことはどうせ つかの間のことだ」というのです。
どのように生きようと(どのような生き方をしようと)、どうせ つかの間のことなのだから、あれこれ思い悩まず、好きなように(好きなことを)すればよい、と言っているのす。
これは うまいことをいうなあ、と感心してしまいました。
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東京藝術大学美術館の「シャガール~ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」展を見てきました。
シャガール展は76年8月に竹橋の近代美術館で見ています。34年も前のことになりますが、当時のメモを見ると、なかなか厳しい評価をしています。若い頃はアートに強い刺激を求めておりました。その姿勢は今もさほど変わりはないのですが、やはり加齢のせいでしょうか、どこか癒しを求める気持ちも出てきて、大家に対する評価はちょっぴり変わってきております。
クリックしてください → 「シャガール~ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」展

ハマユウは亡父が庭に植えていたものです。調べてみるとヒガンバナ科ハマオモト属ハマオモト(別名ハマユウ)とありました。この花は今年二度目に咲いた花で、一度目の花は傍らに倒れて果となっています。ころころとした実がたくさんついて、重みで倒れています。水遣りのときなどにときどき踏みつけてしまいます。
ハマユウは葉も大きいです。わが家の庭は、アジサイ、フヨウがたくさんある上に、アガパンサスとこのハマユウの繁みが複数できていて、なんとかしなければ…、と思ってはあるのですが…。
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本日は東京文藝術大学美術館で「シャガール~ロシアン・アヴァンギャルドとの出会い」展を見てきました。充実した展示でした。土日はきっと混むのでしょうね。以前は土日にしか出かけられなかったので、上野からはできるだけ遠ざかっていたものです。
最初は西洋美術館の「カポディモンテ美術館展」を見ようかな、と思いましたが、やはり20世紀初頭の近代美術のほうがぼくには魅力的に感じられたので、芸大のほうへ行ってしまいました。
「三菱が夢見た美術館」の建物と展示の感想を二回に分けて「デイックの本棚」の記事としました。
クリックしてください → 三菱が夢見た美術館~三菱一号館
→ 三菱が夢見た美術館~岩崎家と三菱ゆかりのコレクション