
「牧野富太郎植物記1」を読んでいたら、タデには花弁がない、と書いてありました。
そうはいっても雄蕊雌蕊の揃った花が開いているのを見たことがあり、撮影したこともありますから、どういうことかと調べてみました。
紅色に見える花被は花弁ではなく、「萼」だということのようでした。萼が花被となって紅色に染まり、開く前の蕊も、種も守っているようです。開く前なのか、後なのか、区別する方法はあるのでしょうか。
根岸森林公園の生態を見ていると、イヌタデは、やや薄暗い林の中の、それでもなんとか陽が当たるという程度の場所に、好んで群生するように見えます。
【Mさん宅のモミジバアオイ】(おまけ)

ご近所のMさん宅のモミジバアオイです。
こういう写真はふつうシベの先端にフォーカスを当てるのですが、敢えて外して冒険してみました。
効果はあったように思うのですが…。