FC2ブログ

大隈庭園 ~ 早稲田大学

2010.05.19(19:00)

大隈庭園と講堂の塔100518修正


大隈庭園は、もとは彦根藩井伊家や高松藩松平家の下屋敷の庭園だったそうです。大隈重信が購入して邸宅を構え、山や谷、泉や塔を配し、文人風の庭に改造させたのだそうです。
思い出してみると、4年間も通っていながら、ここへ入ったことは確か一度しかありません。学生時代は立て看板に囲まれ、アジ演説を聞きながらわずかながら授業に出、後は麻雀をやったりしながら遊んでおりました。
日本庭園で優雅な時間を過ごす、などということは、考えても見なかったのです。


大隈庭園の木陰100517

このあと、しばらくキャンパスを歩いて、いろいろなことを思い出しました。たまにはよいものです。ぼくの場合、一番メリットがありそうなのは図書館の利用かも知れません。


大隈庭園の鐘楼修正100518


大隈庭園の屋敷100517


大隈庭園の灯籠100517


大隈庭園のキショウブ100517

 ----------------------------

大学の名誉教授というのは、長年の研究努力を認められて受けられる地位であり、一般的には「社会的な地位」として認められています。しかし、たとえば大臣、社長、教授など「社会的地位」のある人物を、そのことを理由に「偉い」とするについては、ぼくは相当な抵抗があります。

社会的にちやほやされていると、苦労して働いている人間の事情が、わからなくなるようです。
他人の価値観を認めない、尊重しない。自分だけが正しい。そういう家父長との生活は、傍にいる家族にとっては迷惑きわまりない、窮屈なものでした。
会話をすれば不愉快になるだけですから、必要でない限り、子も孫もまったく話しかけようとはしなくなります。寂しかったでしょうが、それは自分で招いたことでした。だからこそ一層、表へ出れば「いい人」になります。教え子の面倒見がよく、すばらしい先生だと慕われていました。
亡くなった人物のことは悪くは言わない、のが美徳でしょうから、これ以上は申しません。葬儀は「よき教授(せんせい)」としての葬儀にふさわしいものとなるよう配慮しました。

ルーツ探索とか、叙勲・叙位とか、そうそう話題になることではありませんので、ぼくは単純に「話題としておもしろい」と思って記事にしています。「おめでとうございます」と言われれば、「ありがとうございます」と挨拶いたします。誰かさんが「偉い」から記事にしてお知らせしているのではありません。社会的に功績が認められた、ということは、確かにめでたいことに間違いありませんですし。

ちなみに、国立大学の名誉教授は申請がなくても亡くなれば叙位を受けられるそうです。私大の場合、大学を通じて申請が必要だそうです。教え子さんたちの組織などもあり、私は「そんなものいらない」とは言えない立場です。
叙位の申請ですが、死亡後10日以内に除籍謄本を文部科学省に申請するよう言われました。死亡届は2日後に横浜市の区役所へ提出していますが、そこから本籍地の町役場へと回っていきます。町役場へ電話したら、「区役所から書類が届いてから除籍謄本を発行できるまで、最低でも20日間はかかります」と言って取り合ってくれません。
困りましたが、結局町役場は多少早めにやってくれて、期限を2日過ぎてから大学へ提出しました。大学が文部科学省へ掛け合ってくださり、叙勲申請のときの戸籍謄本のコピーでつなぎ、後で差し替え、という約束をしたようです。
国と地方公共団体が互いに矛盾する無理な規定で運用していることには、行政とはこんなものか、と呆れた次第です。古い戸籍謄本が大学に残っていなかったら、叙位は申請できなかったかも知れません。

2010年05月19日

  1. 大隈庭園 ~ 早稲田大学(05/19)