
横浜公園と言えば、横浜ベイスターズの本拠地である横浜スタジアムのある公園です。
慶応2年の大火災で焼失した港崎遊郭の跡地に作られ、明治9年に完成しました。
毎年4月~5月上旬頃まで、たくさんのチューリップが植えられて開花し、市民の目を楽しませています。
奥のほうには小さな日本庭園もあり、上の写真は日本庭園側を背景に選んで撮影しました。

ソメイヨシノと同じで、最近は花壇をしつらえどどっと量を植えて、人々の目を圧倒するやり方が流行しており、古来からの日本人の美意識としては納得いかない面もありますが、まあ、米国式のやり方とでも言いましょうか…。
クスノキの大木が残っているので、「芝生に花壇」よりは洒落ていて、絵になります。

上の写真は横浜公園の北側から、港のほうを眺めています。
見えているのは「日本大通り」です。
日本初の西洋式街路として明治12年に造られました。
この「日本大通り」を境にして、右側が外国人居留地で、左側が日本人街と、はっきりと区分されていました。

上は、「日本大通り」を設計したイギリス人技師ブライトンの胸像で、日本大通りを見つめています。

ブライトンの胸像からカメラを少し左に振って撮影したのが上の写真です。
正面はシャクナゲのようです。
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日本大通りの右側、横浜公園と通りを挟んで横浜中区役所があります。
退職後の年金の手続き、亡父の健康保険関係手続きなどで、私は区役所を訪れることが多く、そのたびにこのチューリップの中を歩きます。朝9時頃は出勤する人たち、10時頃になると俄カメラマンが大勢集まってきて賑わいます。