
ニレ科の大木の花になんとか挑戦しようと、エノキに続く第2弾です。
上は観察モデルにした根岸森林公園のケヤキです。この公園のケヤキの標準からしたら、三分の二くらいの大きさでしょうか。

ケヤキの花は、若い葉と同時に展開するようです。
赤ワイン色の殻のようなものがくっついているので、直感的にすぐわかり、判別は容易な感じがします。
上はこれから開花しようという雄花が縦に並び、ふくらんだ葯が目立っています。

上の写真の雄蕊は、大半が葯を失ったあとの雄蕊の残骸です。このほうが雄花を見分けやすく感じます。

上の写真では雄花と雌花が見えます。雌花には両生花となるものもあるそうです。
雌蕊の先のほうはふたつに割れて、毛の生えた柱頭が見えています。
左の枝には、これから柱頭をのばそうとして膨らんだ雌花も見えています。

上は雌花に近づいて撮ったものです。
【オオバベニガシワ】(おまけ)

今晩のおまけ画像は「オオバベニガシワ」です。
昨日紹介したのはトウダイグサ科トウダイグサ属のトウダイグサ。今晩紹介するのはトウダイグサ科オオバベニガシワ属のオオバベニガシワです。
トウダイグサと言えば、「変な植物、変な花」とぼくは直感的に思うのですが、このオオバベニガシワの花も、三本の一番右側の茎の途中にごびりつくように咲いている(あるいは咲こうとしている)のが見えます。
「マクロで撮れ」というご注文は勘弁してください。崖の上なのでちょっと無理なのでした。
ご近所の撮りやすいところにあったオオバベニガシワは、開発ですべて刈り取られてしまいました。
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