
こちらのイチョウの木立は、どういう種類かわかりませんが、とくに剪定している様子もないのに、丸い樹形をしています。根岸森林公園の中ではもっとも黄葉が遅いイチョウです。
ということは、つまり今朝はイチョウの黄葉がピークに達していました。
この季節の朝7時30分というと、太陽はまだ低く、横から当たります。だからイチョウは燃えるような輝きを見せています。
ジョギング・ランナーたちはこの道を走って、向こうに見えるケヤキの木立の横を通って行きます。
そのケヤキの木立のところに、小さなベンチが見えています。
ベンチの横から、奥のほうのイチョウの林を見上げたのが下の写真です。

ここは青空を背景にするととてもきれいなので、毎年この時季に撮影するのですが、イチョウの木立をワイド・ズームで見上げると、大きなイチョウの木立が小さく見えるのが気に入りません。
それをできるだけ抑えて、イチョウの本来の高さを表現できないか、工夫してみました。
さて、先ほどの道をずっと進むと、ソメイヨシノのトンネルをくぐり、さらにまた右側にイチョウの林が見えてきます。
下の写真では、カメラマンは左側のソメイヨシノの林に入り、道路のほうを向いて撮影しています。

ベンチに腰を掛けて休む男性の足元には、シェトランド・シープドッグがおとなしく控えているのですが、
ちょっと小さくなってしまい、わかりにくいのが残念です。
今朝は久しぶりに快調で、不整脈の気配すらなく、根岸森林公園をゆっくりと時間をかけてひとまわりしてきたのでした。
ところで、上の写真の撮影はいつもの12~60mm のズーム・レンズでしたが、このレンズと前から持っている150mm のレンズに、2倍のテレ・コンバータを付けて試してみました。
なんと、きれいに撮れるではないですか。いままでそういう発想がなかった。50mm のマクロを100mm にして撮っていただけなのです。
さあて、…ということは、ぼくはいま300mm の超望遠レンズを手に入れているのと同じことになります。
「なんだ、こんなことができたのか! 」
これなら、ユリノキの黄葉とか花とか、遠くてもこれで撮れたのですねぇ。たまにやってくるアオサギ君とか、いままで撮りにくかった被写体も、この方法で撮れるではありませんか。
被写界深度がかなり浅くなるので、扱いに慣れるまでは、ちょっと難しくはあるようですが。
追記 : 上の3枚の写真とテレコンバータは関係ありません。
わかりにくい書き方をして申し訳ありません。
オート・フォーカスは、オリンパスの自分が使っているレンズでは問題ありません。

途中経過を発表してしまったので、この花を出さないと一段落がつきません。
というわけで、あの皇帝ダリアも,嵐にもめげずにここまで育ち、立派に花を咲かせました。
当方は、午前中に無理をして機材を持って撮影に出かけたのがいけなかったか、不整脈はほとんど一日中続き、横浜駅前へ買い物に出かけても、耐えられずに何も買わずに帰ってくる始末。
それではパソコンの前で写真の整理でも…、とは思うものの、仕事疲れで眼が痛み、いまも最初はよくても30分も続けると辛くなります。
というわけで、とりあえず皇帝ダリアで一段落。
あとは当分のあいだ、思い出したようにぽつりぽつりと行こうか…と。
俗に「インプット」と「アウトプット」という言葉がありますが、アウトプットにあまり気を遣わず、インプット専門、冬ごもりをしようか、というところです。

昨日は朝9時から夕刻5時40分まで、昼食もおにぎりで済ませ、ただひたすら仕事をして、誰とも一言も喋りませんでした。
なぜなら、期限を区切って仕事を押しつけてきた隣の依頼人のセクションも、私の仕事をかき回して遅らせた当社のセクションも、全社員が休んでいて、広大なビルの7階のフロアに私しかいなかったからです。
さすがにばからしくなりまして、本日の出勤予定はキャンセルしました。
そうしたら今朝は曇天のはずが突然晴れてきて、カメラを持って歩いているうちにどんどん雲がなくなっていきます。
不整脈が少し苦しいですが、紅葉の撮影のためなら我慢してでも…と、こんな写真を撮ってきました。
上の写真は、下の写真の正面のラクウショウの陰に入り、その左側のラクウショウを逆光で撮っています。
どちらもいままでこういう角度で撮ったことがなく、まったく新しい試みです。

これまでラクウショウはたくさん撮ってきましたが、ああ、これはなかなかいいじゃないか、と気に入っております。

この付近のイチョウのピークは、今週半ばから週末にかけてとなるでしょう。
本日は晴れて明日以降は曇りまたは雨というので、本日は休日とし、明日明後日は出勤ということにして、カメラを持って散歩に行ってきました。
めずらしく三脚を使い、ISO100にして撮影しています。もう少し大きな写真を掲載できないのが残念なところです。
最近はたいへん忙しく、今週末もまた、休みが取れるかどうか微妙なところです。
体調は著しく悪く、この写真も不整脈を我慢しながらの撮影であり、丁寧さが欠けていたせいか、右上に光が入っていたずらしていたのに気がつかず、その部分をトリミングして横長にしています。結果的にはそれもたまにはおもしろいかも知れませんが…(笑)
しかしまあ、こんな仕事のやり方は、子どもの学資を稼ぐために健康の切り売りをしているようなもので、やがて退職しても、カメラを持ってふらふらと出歩くことができなくなっているのではないか、と不安になってきております。
自分の人生は、働いて潰える、所詮はそんなものだったか…、とやや憂鬱な毎日です。もうひとつの楽しみである読書のほうも、眼の疲れから読書量が半減しており、こちらの楽しみも続けることが困難となってきております。sigh….

空見さんの記事を見て、思い出して撮ってきました。
モミジバフウとユリノキは、なぜかいままで、まともに紅葉を記事にしたことがなかったように思います。
両方とも大木になりますが、無理をして街路樹にされ、苦しんでいる樹の代表格ですね。

上二枚がモミジバフウ。陽のあたる高いところは赤くなっています。
カエデとは違って、サイズがずっと大きく、間違えることはありません。
上のほう、実がなっているのが見えます。
下がユリノキ。
根岸森林公園のユリノキは巨木で、この黄葉は首が痛くなるほど見上げて撮っています。
こちらも少しですが、実がなっているのがわかります。

仕事が忙しく、写真を整理する余裕がなくて、今晩は遅い時間になりました。


みなさんは原三溪という人をご存じでしょうか。
原三溪は、教え子であった原善三郎の孫娘と結婚し、原家に入籍。原家の家業を継ぐと、商社にて生糸輸出を始め、実業家として成功を収めました。
また三溪は、住まいを本牧・三之谷へ移すと古建築の移築を開始し、 1906年(明治39)に三溪園を開園しました。横浜の日本庭園の名所である三溪園の由来です。
横浜港は1859年7月1日に開港しました。
江戸の大商人ほか、一旗揚げようと意気込む商人たちが集まり、横浜は急速に発展しました。原三溪はその一人だったというわけです。
輸出品の中には、美術工芸品もありました。横浜美術館で開催されている「大開港展」には、当時輸出されていた美術工芸品が展示されています。
「森村組」というのは何だかご存じでしょうか。
どうもこの森村組が、現在の株式会社ノリタケカンパニーリミテドの前身だったようです。
陶芸など高い技能をもった職人たちを集め、西欧の技術も取り入れて、西欧の人々に好まれそう、いわゆる売れそうな工芸美術品を創り出した。そうした工芸品を西欧向けに販売して一儲けしようとしたいうことだったのでしょう。
出品された花瓶などの陶芸品を見ると、当時の技術水準の高さがわかります。
というわけで、『大・開港展』の感想は下記をクリックしてください。
クリックしてください → 『大・開港展』
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写真はいくらでもあるのですが、サザンカのように力の入った写真を続けていくのはなかなか困難でして…(笑)、今晩は歴史的な話題でひと休みしていただこう、と思いました。

サザンカの小径シリーズ(4)
一応今回までといたしますが、花びらが散り敷き、イチョウがすっかり紅葉する頃もまた見頃ですので、もう一度ご紹介することになると思います。


本日は横浜美術館の「大開港展」を見てきました。
大したことはないだろう、という予想は覆され、ずいぶんと楽しめる内容でした。
23日までなので、お近くの方はお早めに!