
ここ数年、根岸森林公園が花見の穴場であることが知られてきて、大変混み合うようになってきました。
花見客が集まるのは広場に面した南向きのソメイヨシノの林です。それを朝早く行って反対側の丘の上から撮影すると、こんな感じになります。

同じソメイヨシノは梅林のほうまで連なって、梅林の半ばで終わります。

これも今年初めて気がついたツバキです。
根岸森林公園だけでも、じつにたくさんの種類のツバキがあります。
この品種は変わっていて、花ではなくて雄しべからさきに痛みが目立ってきます。
下の写真では雄しべにそんな兆しが見えていますが、花弁に痛みは見えません。
花弁はとても美しい艶のある白で、繊細な気品を感じます。


根岸森林公園なのですが、こんな花を咲かせるツバキがあると、じつは今年初めて知りました。
ツバキは広範囲にわたって植えられていますが、この品種はごくわずかです。
開花すると赤い「舌」が目立ちます。
よく見かけるタイプですが、このような雄しべになるのを「梅蕊咲き」といい、肥後ツバキの特徴とするようです。肥後ツバキの一種かも知れません。

撮影は3月22日です。何回か書いていますが、ツバキは痛みが目立ちやすいので、開花したらすぐに撮影できるのが理想です。日を追うごとに花の縁が褐色になっていきます。
上の写真もちょっと撮影時期を外してしまったか、というところですが、この日はこれが一番きれいな花でした。

黄色い花は明るくはなやかですね。
上はご近所の庭先から通りへこぼれ出ているレンギョウ。
下は西鎌倉の海蔵寺のレンギョウ。

いずれも、チョウセンレンギョウと言われている種類のようです。

ハナニラには青い花と白い花があるようですが、ぼくはどちらかというとこの青い花が好き。
ご近所の庭をのぞき込んで、フェンスの影などもあってちょっときつい撮影条件ですが、場の雰囲気は出ています。

(Olympus E-510 with 12-60mm F2.8-4.0、f/6.3 2008/3/16)
ツバキにはいろいろな種類があって、楽しませてくれます。
これは斜向かいの叔母の家のツバキです。痛みのほとんどない花がたくさん !
いやあ、美しい!

わが家の花壇のユキヤナギです。
ユキヤナギは、やはりこのアーチの具合がいいですね。
たぶんバラの枝か何かだろうと思いますが、影がなければとてもよい写真なのですが…。
