


ここは根岸外人墓地の崖です。
この花は何だろうと図鑑で調べてみると、個々の花のかたちが一番似ているのはアキノキリンソウです。
ところが全体に背は低くて、別名が「アワダチソウ」と言われるように、セイタカアワダチソウのような花の付き方はしていません。
葉にはほとんど鋸歯が見えません。
かといって、アキノキリンソウではないというのなら、この花は何なのかさっぱりわからなくなってしまいます。
どうもこの時期のキク科の花はわかりにくいですね。

マユミの実って、紅くなるのがゆっくりなんですね。
初体験なので、じっくり観察中です。


根岸外人墓地のアザミです。アザミにもいろいろ種類があって、どれがどれやらぼくにはよくわかりません。
でも、下側の写真のように、画面を線がいくつにも区切って、暗い背景に鮮やかな花が散らばる。こういう絵にはリズム感があって、「ああ、いいなあ」と思ってしまいます。自然が作り出す音楽ですね。

朝日新聞社の『花おりおり』によりますと、花が終わったあとに雌しべの花柱が伸びる。それに白く長い毛が密生し、仙人の髭のよう。だから仙人草と呼ぶらしいのですが、この写真で見ると、なかなかそうは見えません。
もしかすると、もう少し早い時期に撮影しなければいけなかったのかも知れませんが、ほとんど毎朝見ていても、ごちゃごちゃしていてとても仙人の髭には見えなかったのです。


これは根岸森林公園のツバキの木です。今年の春には紅い大きな花をたくさん咲かせていました。なのにこれはいったい…、と最初は首を傾げました。
ヒノキの枝葉のようなものが、ツバキの幹や枝から直接生えてきているように見えます。枝の根元のところもよく確かめました。確かに直接生えているのです。
でも、これはどう見たってツバキではありません。
近くにはもう一本、同様の状態になっているツバキがあります。

ヤドリギで調べてみたら、出てきました。どうもヒノキバヤドリギという種類の植物のようです。上はその拡大写真です。
ヒノキの葉のように見えるのはヤドリギの茎で、「葉は小さな鱗片状に退化して節のところに対生している」とか、「節のところに直径1mmほどの小さな花をたくさんつけ、直径2mmほどの橙黄色の果実ができ」るとか、解説を読みましたので、今度の土日には近寄って詳細な観察をやってみたいと思います。

カジイチゴの葉が赤くなり始めました。低木ですが、全体が赤くなると結構きれいなのです。

下の記事のミゾソバの葉です。
この特徴的な葉のかたちから、「牛の額」という別名があるそうです。