
上は隣の父の家のフヨウです。
白地に真ん中の部分がほのかに黄色くなったフヨウは品があって美しいですが、こちらもなかなか味があります。

こちらは根岸森林公園「馬の博物館」のフヨウです。
昨年もたくさん花を咲かせていましたが、そのあとかなり強い剪定をしていました。
こんなにしてしまって大丈夫なのかな、と心配していましたが、フヨウは強いですね。

ひからびたサヤエンドウといった感じですが、これはネムノキの実です。
一週間前にはまったく見あたらなかったのに、いったいいつの間に…、と驚いています。
もともと花がわずかしかありませんでしたので、こちらのサヤもわずかしかありません。

莢が陽光に透けて黒っぽく見えている部分に種がはいっているのでしょうか。

キョウチクトウはわが家の居間からも見え、擁壁の上のお宅から道路のほうへ大きく張り出しています。
8月に入って元気がなく花も少なくなり、今年はもう終わりかと思っていたら、下旬にはいってからふたたび勢いを盛り返しました。
『薬草カラー図鑑』第2巻によりますと、上の紅色八重のキョウチクトウがふつうなのだとか…。擁壁の上の崖では、下の白いキョウチクトウと仲良く並んでいます。

打撲のはれ、痛みに、葉や樹皮の乾燥したものを煎じて患部を洗うほか、「強心成分もあるが、心臓病に素人療法で使うのは危険」と書いてありました。

根岸森林公園の梅林の奥の小道を登っていくと、右側にカジイチゴの繁みがあります。昨年はこの繁みのあいだに、クズの花を見つけました。
今年も8月初旬からずっと捜していると、このようにカジイチゴの繁みの下にツタが伸びていました。特徴のあるクズの葉です。

小道を登りきって裏側から見てみたら、なんとツバキの木を覆い隠すようにクズのツタが絡みついて、花を咲かせていました。
でも、これではどうも遠くてよく見えません。

そこで近くのカジイチゴの繁みに絡みついているツタのあいだをのぞき込んでみたら…。やっと間近にクズの花を見つけました。強い芳香があるそうですが、鼻はちょっと届きません。
根はこの時季に葛粉をとったり、葛根湯の原料にしたりするそうです。
あれあれ、この写真、よく見てみると、花のほかにもいろいろなものが写っているようです。

根岸森林公園で拾ったトチノキの実です。
根岸森林公園のトチノキはいずれも巨木で、今年は花を見逃してしまいましたし、木になった実の写真を撮るのも大変です。
一度間近で観察してみたいと、落ちるのを待っていました。風の強かった夜の翌朝などに木の周囲を捜して、やっといくつか拾ってきました。
クリックしてください → 木になっているトチノミ
ネットで検索すると、灰汁抜きの仕方などを解説したホームページが目に付きます。昔は食用にしたのですね。

舞岡公園の古民家の庭で咲いていたミソハギとチョウです。
せわしなく飛び回るのを、じっと横でカメラを構えて撮るわけですが、なかなかいい角度にとまってくれませんね。
ついでにミソハギですが、地元根岸森林公園のミソハギは池の真ん中の浮島に生えています。そのため近くで観察することができません。舞岡公園まできてやっと、ミソハギを近くで見ることができました。

舞岡公園の古民家の庭で見かけたホオズキです。
何に着目して撮ったかというと、葉の虫喰われの具合が、「ああ、ホオズキって、こうだったなあ」と郷愁を呼び覚ましたからでして…。赤い美しい実を撮るのだったら。ほかにもあったのですが、どうしてもこれを撮っておきたい、と思ったのでした。