
わが家の花壇に植えて約10年、シチダンカ(七段花)の繁みがかなり大きくなりました。
一見してふつうのガクアジサイのように見えるかも知れませんが、花が八重になっているめずらしい種類です。
このアジサイはシーボルトの著書に記されていたのに誰も見たことがない、という幻のアジサイでした。それを昭和43年に小学校の先生が六甲山ケーブルの沿線で発見し持ち帰ったのだそうです。
めずらしいアジサイですね、とかみさんもよく声をかけられるそうです。



5月28日の夕刻、薄暗い林の中で見上げると、巨木のユリノキの上のほうに、確かに花が咲いています。
しかし、枝は風で大きく揺れて、ISO感度を400にしてみてもシャッター速度はせいぜい 1/50~1/60。何回もシャッターを押して、それで何とか見られる写真はこれだけでした。