わたしはこのブログを始めるために、約1年半の準備期間をかけました。
一昨年の秋から、愛犬スパンキーを連れて根岸森林公園内をくまなく歩き回りました。どこにいつ頃どのような花が咲くか、どのような実がなるか、紅葉はいつどんな色になるか、それらを美しく撮影できるスポットはどこか。そういう目で公園を眺めてみると、目新しい発見が次々と出てくるからおもしろいものです。
誰かに花や木を紹介しようと思ったら、名前を知らなければなりません。
「森林公園」とはいいながら、どれが何という名の樹木なのか、じつは名札があまりないのが困ります。この樹木はなんだろうと、図鑑を引っ張り出し、インターネットを調べます。大船のフラワーセンターまで出かけていってわかったものもあります。紛らわしいものは、季節が変わり、花が咲き、実がなって、やっと特定できます。
そうやって歩いていると、今年は梅の木が傷んでいるようだが大丈夫だろうかとか、台風でミズナラの大木が二本も折れてしまったとか、こころを痛めることも出てきます。
犬の散歩を兼ねているので、寒風の吹きすさぶ季節も必ず公園に行きます。冬はやはり歩くのがつらいことが多い。
そんなときでも、公園の木や草や花の様子を見ていると、生きていてよかった、と思うときがあります。いままでは何の気なしに通り過ぎてしまい気がつかなかったようなことに、いまでは気がつく。その分だけ人生がおもしろくなっているのです。

根岸森林公園のはなみずきは2種類。白いものと、このピンク色のものとがあります。
今年は昨年と比べると少し元気がないのが気になります。