小石川植物園の中ほど、新しくできた温室の、延長部分がある辺りの手前に、ツバキやサザンカばかりが集められた椿園がある。ツバキはどれも大きく育って、鬱蒼として、中はかなり暗い。
この椿園の西側のフェンス、つまり温室の延長部分の手前に、何種類かハルサザンカらしき種が植えられている。しかし、そこは立入禁止だし、花は椿園のフェンスからはやや遠く、ツバキの木々が鬱蒼として、カメラを構えにくい。どの花も「背景は異様に明るく、手前の花が暗い」このように最悪のコンディションになるので、これまでは撮影を試みたことすらなかった。
2月14日、「今日はSONYのカメラと望遠レンズで撮影してみよう」と決心して出掛けた。
以下は、その立入禁止区域の花々を、鬱蒼とした椿園の中から撮影を試みたもので、SONYの高画素のカメラと望遠レンズ、それと Photoshopの新ヴァージョンがあったからこそ、なんとか見られる画像になった、という何枚かの写真だ。
中部地方に多い、ハルサザンカだそうだ。
愛知産で、濃桃色の八重の花。12月~4月頃まで順に咲く、という。ハルサザンカはサザンカよりも開花時期が遅いので、紛らわしくてもある程度の見当は付けられる。
【羽紅(うこう)】
一見してサザンカのようだが、これも開花している時期からしてハルサザンカと思われる。情報がネットに見つからず、この花についての詳細はさっぱりわからない。
【昭和侘助】

上の花々と同じ区画に植えられていたが、この花は、ハルサザンカではない。
名の知られた侘助の一品種で、ネットに販売広告が多い。薄くピンクが差すことが多いそうだ。別名が多く「昭和侘助」の他にも「柳葉侘助」、「初雁」などの名がつけられている。
以上、小石川植物園では初めて撮影を試みた区画の花々である。

上原ひろみ さんはニューヨークを起点に活躍している日本生まれ、米国在住のJAZZピアニストで、私はずっと注目して聴き続けてきた。
Apple Musicに「上原ひろみがアニメ映画のサウンドトラックを制作した」とそのアルバムが彼女の新作として登場した。
映画名は 「Blue Giant」である。
「そんなマンガがあるのか?」と Amazonを検索した。Amazonでは2月23日夜23:59まで、無料で10冊まで読むことができる。
読み始めたらおもしろい。JAZZのことなど何も知らない主人公(高校生)が、「聴いてみたらこれはすごい」と惚れ込んで、高校生生活を投げ出してテナー・サックスの練習に没頭する、という始まり方で、そのシリーズが4冊、アメリカへ飛び込んでいく第2シリーズの冒頭部分が3冊、JAZZ環境のまったく異なるドイツへ行くシリーズの始まり部分が3冊。
私はおもしろくて夢中になり、無料部分は全部読んだ。
Amazonは「たとえ10冊無料にしても、試し読みした読者はどうせやめられなくなり、残りを買ってもらえれば十分に儲かる」と計算しているのだ。私はその罠に飛びこんだ「飛んで火にいる虫」(夏の虫 と書くにはちょっと寒い)である。
なお、写真は12月14日に小石川植物園で撮影したヤツデとハエだ。


ハルサザンカに「梅が香」という品種がある。八重咲きで、なんとくふわふわ、なよなよとしていて、色も薄い。小石川植物園の正門のかなり近くにあって、日本庭園方面へ行こうとするとその前を通る。12月中旬頃にいくときは必ず撮影するようにしている。
小石川植物園ではサザンカ、ツバキの類は事実上放置状態にあり、とくに手入れもしていないので、「きれいな感じ」にはなかなか咲いてくれない上に、「なんとなくふわふわ、なよなよ」としているので、撮影するのにとても苦労するのだが、今回がもっとも美しく撮れたかも知れない。(撮影日 2022.12.14)
双子の孫たちがテレビを見ているので、いまがブログへ載せるチャンスだと更新した。
ブログはまだ休載継続です。いろいろとトラブルが続き、今週一杯はブログ管理できる状態ではありません。
今日は孫たちの母親がいるので、多少の余裕があり、この記事を載せております。

ケンポナシ(玄圃梨)は、クロウメモドキ科ケンポナシ属の落葉高木。
梨の味がする美味しい果柄部分は萎んでますが、果実が見えています。こういう状態の写真撮影(12月14日)はこれが初めてです。
白いのは、種皮が剥けて胚乳が露出した状態かも知れません。
このような時季の撮影は初めてですし、あまり突っ込んで調べている時間の余裕はないので、詳しくご存じの方は、コメントにて補足してくださるようお願いいたします。

小石川植物園で見た紅葉(黄葉)を紹介するが、横浜の自宅付近(根岸森林公園など)では、撮影時点(12月14日)では散ってしまっている木々の葉が、しっかりと残っている例が多い。風、陽当りなど、いろいろな事情からだろうか。
上はメタセコイア。入り口付近から日本庭園へ向かう道。iPhoneで撮影。これはiPhoneでも比較的よく撮れている、と思う。
【小石川植物園の日本庭園】
日本庭園の様子を iPhoneの広角レンズで撮影。
正面の建物は、旧東京医学校本館(東京大学総合研究博物館小石川分館所有、国指定重要文化財)で、正規の入り口から入場する場合は常設展示の建築博物誌/アーキテクトニカを見ることができた。現在、耐震性能確保にため、休館中のようである。
【コナラ】(クヌギの可能性あり、次回訪問時、もう一度確認)
日本庭園付近から眺めると、丘の上にオレンジ色の紅葉が目立つ。なんだろう? と見に行くが、崖の裏側へはいってしまうから透過光でしか撮影できない。幹を確認するとコナラだった。ミラーレス一眼レフで撮影。
(注)多摩NTの住人さんのコメントを受け、次回小石川植物園訪問時、もう一度確認します。日本庭園の下から見たのがコナラであることは撮影の順番などから確実なのですが、上の写真は順番が不自然。近くにもうひとつクヌギがあって、勘違いしている可能性あり。幹も間違えかねないほどよく似ているのです。
下に幹の写真を追加(2023.02.02 18:30)経験豊富な 多摩NTの住人さん にご覧頂きたく、掲載します。この写真と上の葉の写真は同じ場所で続けて撮影したものです。
(追記)2023.02.03 結局、幹の様子は「コナラ」である、ということで、間違いないようです。今回のポイントは「クヌギとコナラ」の両者は、葉だけでなく、幹も、両者はとても紛らわしい存在だ、ということです。葉の写真は見上げて撮影した透過光での撮影だったということで、余計に紛らわしく見えた、ということでしょう。よい勉強になりました。
ハンカチノキの紅葉。横浜の根岸森林公園では葉はとっくに散ってしまい、果実しか確認できないが、小石川植物園の深い林の中では、このような紅葉を見ることができた。ミラーレス一眼レフで撮影。
小石川植物園の自慢のイロハカエデの散歩道。このようにな写真はパンフォーカスだから iPhoneで撮ればよいだろう、というのは間違いだった。細かい部分の解像度が足りないか、ないしは、透過光になっている部分と順光になっている部分が混在するので、それらがごちゃごちゃになってしまうようだ。面倒でも一眼レフで強く絞って調整しつつ撮影していれば、もう少しきれいに撮れたかもしれない。

「チドリノキ」は、実に翼があり、その形を千鳥(ちどり)に見立てて名付けられたものである、という。別名で「ヤシマバカエデ」ともよばれる。ということで、真ん中に何か実が写っているがチドリノキの果実ではないようだ。
葉の側脈に特徴がある。18~25対もあるという。

昨年12月14日、小石川植物園で撮影したヤブツバキです。
小石川植物園には数多くの椿が植えられていますが、樹林の奥のほうや崖などに植えられ、何も立て札がないのはヤブツバキが多い。
本日はとくにコメントもなく、ヤブツバキの魅力で勝負です。

8月19日のナツズイセンの記事で、「ヤサシイエンゲイ」から引用して、
ナツズイセンは「リコリス・スプレンゲリ〔Lycoris sprengeri〕とリコリス・ストラーミネア〔Lycoris straminea〕もしくはリコリス・インカルナタ(タヌキノカミソリ)〔Lycoris incarnata〕が自然にかけあわさってできた雑種と言われている」と書いた。やや乱暴な書き方だったので、それぞれ過去の写真を示して補足させていただきたい。
まずリコリス・スプレンゲリというのは通常キツネノカミソリの紫色品種のことで、そのキツネノカミソリというのは上のような姿をしている(2017年8月9日小石川植物園にて撮影)
もう少し間近で撮影した写真もある(2019年8月19日小石川植物園にて撮影)。このオレンジ色が、紫色になった、下のタヌキノカミソリのような色の品種がリコリス・スプレンゲリなのだそうだ。
【タヌキノカミソリ】(リコリス・インカルナタ)
またリコリス・インカルナタ(タヌキノカミソリ)は、全体像(上)とマクロ撮影(下)を示すとこのような姿だ(撮影はやはり2018年8月19日の小石川植物園)
ちなみに「リコリスなんとか」という名称は、噛み砕いていえば「ヒガンバナ属」の花ですよ、という意味になる。
なお、小石川植物園で2017年8月9日に撮影したナツズイセン(夏水仙)の写真もあるので、下に示して、画像を入れて、昨日の記事の補足とします。
【小石川植物園のナツズイセン】
