ケンポナシの果柄を食べてみました 2017.11.20 -- 1

2017.11.20(09:00)

171107  小石川植物園 ケンポナシ2

 撮影日:2017.11.07
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 11月7日、これを食べてみました!
 上の写真で丸いのは果実です。かじったのは丸い果実のほうではありません。
 果実が付いている、梨色に肥大化した果柄のほうです。
 そっと少し捥いで、水で洗って食べたのです。
 おお、なんと、梨そっくりの味でしかも甘い!


171107  小石川植物園 ケンポナシ

 見た目はちょっと食欲をそそりませんが、ほんとうにおいしいので驚きました。

 ケンポナシはクロウメモドキ科ケンポナシ属の落葉高木で、花は6〜7月。私は撮り損ねましたけど、果実と果柄はこうしてしっかり確認して、果柄のおいしさも味わいました。
 書物によれば、乾果を利用してケンポナシ酒にすると、疲労回復や二日酔いに効果があるとされているそうです。

 ケンポナシはかねてより「自然大好き《道端観察記》」のYAKUMAさんに教わっておりました。
 この体験に感謝いたします。

高尾山ハイキング と 横浜美術館前の夜景 2017.01.29 -- 1

2017.01.29(23:35)

170128 高尾山山頂 富士山

 撮影場所:高尾山山頂
 撮影日:2017.01.28
 撮影機器:iPhone6 2枚目も同じ

 昨日(1月28日)は、San Poの会の Tさんのお誘いがあり、高尾山へ登りました。
 写真は高尾山山頂からの富士山です。トリミングしていますけれど、iPhone でもよく撮れます。

 12月に風邪をこじらせて運動できない期間が長引き、落ちた体力を取り戻すのに手間取っています。
 まだくすぶっているので、悪化させないよう昨日までずいぶんと気をつかいましたが、昨日はすばらしい天候に恵まれました。


170128 城山へ行く途中 白樺の木立

 隣の城山へ行く途中の白樺の木立。
 この付近で昼食をとりました。


170129 横浜美術館前 マークイズ正面

 撮影場所:横浜美術館玄関前
 撮影日:2017.01.29
 撮影機器:iPhone6

 一夜明けた今日(1月29日)は、体力回復のためおとなしくしていようと思いましたが、案外と疲労感はありません。
 夕刻は横浜美術館へ「篠山紀信展」を観にいきました。
 プロの写真家の写真が持つ力を体感できました。
 写真は、閉館間際の18時少し前に外へ出て、「MARK IS みなとみらい」の正面を撮影したものです。


170129 クイーンズスクウェア前 オブジェ

 撮影場所:クイーンズスクウェア前
 撮影日:2017.01.29
 撮影機器:iPhone6

 クイーンズスクウェアとランドマークタワーに挟まれた広場のオブジェ。
 横浜の名物です。

 帰宅してからは、全豪オープンテニスの フェデラー対ナダルの対決を観戦。フルセットにもつれ込んだよい試合でした。

I wish you a Merry Christmas.

2016.12.24(20:20)

メリー・クリスマス

 みなさんが、素敵なクリスマス・イヴを迎えられますように!
 Merry Christmas to you !

ミックスベリー・ジャム 2016.02.20 -- 1

2016.02.20(15:50)

160220 自宅 ミックスベリー・ジャム

 撮影場所:自宅のキッチン
 撮影日:2016.02.20

 ミックスベリー・ジャムを(かみさんが)煮ているところです。
 昨年収穫したブラック・ベリー、ジューン・ベリー、ブルー・ベリーの約半分が大きい鍋に入っています。
 残り半分は冷凍保存してあります。

追記:大瓶8、小瓶3 のジャムが出来上がりました。


〈薬疹のその後〉

 昨日(19日)は昼頃には薬疹がきれいになくなったので、寝不足回復のため午後1時間半ほど昼寝しました。
 夜は19時から21時過ぎまで「横浜バロック室内合奏団定期演奏会」を聴きに みなとみらい小ホール まで出かけました。
 快い弦楽合奏の響きにうっとりとして、薬疹で溜まったストレスはこれで発散できたか、とは思いましたが、コンサートが終わるのとほぼ同時にまた痒みが…。
 薬疹はたとえ原因となった薬剤の服用を中止しても、過敏になった皮膚のアレルギーは独立してしまっていて、温度や圧迫、摩擦などのわずかの刺激でも再発するのです。
 本日(20日)朝3時半に目覚めたときは、手足は真っ赤でした。しかし18日の夜間のように背中や臀部には出てこないので助かりました。起床時には一旦引いてましたが、8時頃からまた出てきました。
 これはスキップの散歩が終わる10時半頃にはなくなりました。
 じんま疹が出ていない時間を延ばして、アレルギー症状のない時間を増やしていくしかないのはわかっています。
 症状は少しずつ軽くなっているようです。


《横浜バロック室内合奏団第77回定期演奏会》

 19日夜のコンサートはチェロ特集。バッハのブランデンブルク協奏曲の第6番 で始まり、第5番で終わる構成でした。
 前半は、バッハのあとヴィヴァルディのチェロ協奏曲ト長調RV413と2台のチェロのための協奏曲ト短調RV531。
 後半は、イタリアの現代作曲家 ジョヴァンニ・ソッリマの 2つのチェロと弦楽のためのバラードの演奏で始まり、最後がバッハでした。
 現代音楽というと下手をすると何が何だかわからないようなつまらないものを聞かされる恐れがありますが、ソッリマのバラードは「さすがイタリアの作曲家」とでもいいましょうか。2つのチェロがよく歌います。とても楽しめる曲でした。
 バッハとヴィヴァルディは長年親しんでいるので、有名な曲でも初めての曲でも、どんな曲でも楽しめます。
 でも、ブランデンブルク協奏曲の第5番はやはり格別。
 このような機会を、やがて人生が終わるまで、できるだけ数多く持ちたいものです。

薬剤の副作用は怖い 2016.02.19 -- 1

2016.02.19(12:34)

18日の自己人体実験は失敗でした。
じんま疹は体中に広がり、痒みで一晩苦しみ、眠れたのは朝3時半頃でした。
19日朝医者に駆け込み、ピロリ菌除菌は中止と決まり、アレルギー薬をもらって治療に専念することになりました。
19日午後現在、皮膚の赤いところは減少しつつあり、痒みもかなりおさまってきました。
しかし、原因と考えられる薬剤を中止しても、一旦皮膚が過敏になりアレルギー症状が出ると、衣服との接触などがきっかけで再発することがあるのを知っております。用心しつつ、体力の回復につとめたい、と思います。
明日スポーツジムが休みなので、本来はきょうは筋力トレーニングにいく日ですが、睡眠不足や一昨日の下痢などで体力不足が懸念され、それも中止です。
2、3日、体力の回復に努めたい、と思います。
ブログは、きょうはたぶん、この記事のみでお休みです。体力とやる気の回復状況次第ということで、ご容赦くださいませ。

ヒゲブトハナムグリ Anthypna Pectinata 2016.02.09 -- 2

2016.02.09(19:05)

 ヒゲブトハナムグリ Anthypna Pectinata
 昭和2年発行の「日本甲虫図鑑」山脇源太郎著 に記載があるらしい。
 図版では、茶褐色の小さな甲虫で、首と背の間がくびれて、第一肢の生えたごつい首の前に、さらにブラシのようなものがせり出している、という。解説では「本州、東京附近に産し、バラ、クサギ、その他各種の花に来集する」と書かれているそうだ。
 
 そこまで書いて写真はないのか、と問われても困る。
 この図鑑は昭和43頃、欠落のない完本なら20万円で買う、という人があったと、じつは三島由紀夫が書いている。
 解説には続きがあって
 「この甲虫を乾燥させ、砕いて粉末にしたものを、皮質性催眠剤プロムワレリル尿素に混合して服用させると、脳催眠のあいだに命令して、当人を、いかなる方法の自殺へも導くことができる」と書かれているそうだ。

 こんなことが書いてあるのは三島由紀夫の小説で、ちくま文庫で第26刷が昨年12月に発行されたので、いま書店で入手が可能である。題名は『命売ります』だ。
 読み出したらやめられないエンタテインメントで、展開が速く、先が読めない。著者は大衆向けのおもしろい小説を書こうと、本気で取り組んだ様子がうかがわれる。
 
 主人公はいまでいうコピーライターで、ある日急に何もかもがばからしくなって睡眠薬自殺を試みたが失敗してしまう。その心理は三島由紀夫らしく上手に説明してあるが、文芸作品のような書き方ではなく、あくまでエンタテインメント性を重視している。
 さて、「どうせ命拾いした命だ」とばかりに、主人公は新聞に広告を出した。「命売ります」というのである。
 やがて買い手が付くのだが、なんとも妙な買い手ばかりなのだ。
 「ヒゲブトハナムグリ」は二人目の買い手に関連して出てくる図鑑の話だ。

 あまりにおもしろい物語なので、広く紹介したいと思って本稿を書いたが、当ブログの傾向に合わせて、ハナムグリのことから書いてみよう、と思ったのである。

マタイ受難曲 について 2016.02.01 -- 2

2016.02.01(17:35)

マタイ受難曲 東京ジングフェライン表紙 マタイ受難曲 東京ジングフェライン裏表紙

 1月30日、めぐろパーシモン・ホールへ東京ジングフェライン(管弦楽は東京バロックコンソート)の「マタイ受難曲」公演を聴きにいきました。
 3月1日にライプツィヒ・聖トマス教会での公演を控え、その壮行コンサートの意味合いを持たせているコンサートだそうです。

 指揮者の福島章恭さんの好みでは、「ロ短調ミサ曲」のような抽象性よりは、「マタイ受難曲」は物語性が強く、信仰を歌うという側面があるため、信仰のない福島さんには近づきがたかったそうなのですが、まだ二十代の若い頃の私には、バッハが見せるドラマチックな曲作りの一面が、堅いバッハよりも親しみやすく感じていました。

 そのバッハのドラマ性がもっとも強くあらわれているのは、私には「ペテロの否認」のエピソードであるように感じられます。
 最後の晩餐のあと、イエスは自らの受難を弟子たちに予言し、「彼らはイエスをおいて逃げるだろう」と伝えるのですが、ペテロをはじめ弟子たちは「私たちは絶対に裏切らない」と言い張ります。しかしイエスはペテロに「朝一番の鶏が鳴く前に、おまえは三回私を否認するだろう」と伝えるのです。
 ペテロは決してそのようなことはしない、と否定し、おそらく自身そのつもりでいたことでしょうが…。
 その夜イエスが捕らえられ、大祭司の庭で裁判が行われます。
 裁判の様子をうかがっていたペテロを見咎めた大祭司の召使いの女が「あなたはあの罪人と一緒でしたね」と声を掛けました。ペテロは「何のことを言われているのかわからない」と否定します。さらにもう一度同様の場面でイエスのことを知らないと否定し、次は人々に自分の訛りを気が付かれ、「おまえもガリラヤ出だからイエスの仲間だろう」と詰め寄られました。「いや、あなたがたが話しているそんな男をわたしは知らない」とペテロはイエスとの関係を否定します。するとそのとき、鶏が鳴いたのでした。
 ペテロは打ちひしがれて泣き出しました。
 
 この場面、バッハの曲作りはじつにドラマチックで、かつ表現には抑えも効いているのでかえって感動的です。詠唱されたのは福音史家役の畑儀文さんでしたが、この方の詠唱は心に深く染みこんできます。
 福音史家の詠唱を受けて続くのはバイオリン独奏を伴奏とするアルトのアリアですが、この曲はマタイ受難曲中屈指の名曲といってよいでしょう。ペテロの悔恨と懺悔の情を切々と歌い上げていきます。
 マタイ受難曲というのは短い曲の積み重ねなのですが、ペテロの否認の場面とアリアは、私にはバッハがこの場面に特別の力を注いで曲作りをしたように感じられます。
 あれほど「私はあなたを否定したりはしません」と言い張ったのに、いざとなったら怖くなってころりと心を翻し、主と仰いだイエスを裏切ってしまうペテロの心の弱さ。それが胸を打つのは「自分だって弱い人間だ、怖くなればきっと簡単に裏切ってしまうだろう」という自覚があるからです。
 
 しかし、そのペテロにイエスは「天国の鍵」を授け、教えを広めることを委ねたので、カトリック教会はペテロを初代のローマ教皇と見なし、サン・ピエトロ教会はペテロの墓の上に建てられ、現在までローマ・カトリックの中心地となっています。
 旧約聖書の神はあまりに残忍で怖ろしい神様で、私はあまりそばへ寄りつきたくありません。2014年公開の映画『エクソダス 神と王』などの映画を見ても、そう感じている西欧人だって多いのではないか、と思われます。
 しかし、その後のペテロの行く末を見るならば、「イエスは心の弱い人間を赦してくれる。見捨てたりはしない」というメッセージが感じられます。キリスト教がユダヤ人たち一民族の宗教ではなく世界的な宗教になり得たのは、「ペテロの否認」のエピソードがあったからではないのか、などと、マタイ受難曲を聴きながら、私はそんなことを考えていました。


150907_サン・ピエトロ寺院 主祭壇

 撮影場所:ヴァチカン市、サン・ピエトロ聖堂
 撮影日:2015.09.07

 写真はヴァチカン・シティ、サン・ピエトロ寺院の主祭壇です。左奥に見えているのが「ペテロの椅子」、右手前が主祭壇の天蓋です。どちらも以前「プロセルピナの掠奪」などの彫刻を紹介したベルニーニの作品です。
 主祭壇の下にはペテロの墓所があり、骨が発見されていますが、それがペテロの遺骨かどうか議論はいろいろとあるようです。

あけましておめでとうございます

2016.01.01(00:00)

2016 年賀状 ブログ用

「時空を越える銀河の旅」/コニカミノルタプラザ 2015.10.09 -- 2

2015.10.09(18:10)

Newton201510 コニカミノルタプラザ

 コニカミノルタプラザの今回の展示は、私にとっては期待はずれで、ちょっと残念だった。
 ハッブル宇宙望遠鏡25周年「時空を越える銀河の旅」というこの展示は、 NASA が発表してきた画像を、科学雑誌Newton の監修・協力で解説を付し、展示しているらしい。私も雑誌 Newton でこの展示を知り、Facebookで写真家 伊澤利夫 さんが紹介していらっしゃるのを見て出かけた。
 国立天文台普及室長の縣秀彦博士は Newtonで「大きく引き伸ばされたパネルで見ると、迫力や見えてくるものが全然違う」と書かれているが、それはあまりにも調子のよい宣伝文句だと私には思えた(上の写真は 雑誌Newton 10月号の紹介ページです)

 もともと雑誌Newton は大判で上質のグラビア雑誌で、印刷は高精細で美しく、写真画像は細部までくっきり、はっきりと見える。ずっとNewton を愛読してきた私から見ると、今回の展示の解説は雑誌と同レベルで、写真が大きいだけ。あまりに新味がない、と感じざるを得なかった。
 銀河、星雲などの画像は、Newton の解説と並べて読んでいると、「解説でこう書いているそれがこのことを言っているのだろうか」と、画像のどの部分を話題にしているのか判然としないことも多い。自分は理解しているつもりで誤解していないか、と心配になることがある。
 せっかく引き伸ばした大画像を展示するのだから、たとえばボタンを押すと矢印が写真に投影され、「これがこれ」と明確にわかるとか、そういう工夫でもあるのかと思ったが、雑誌と同様の解説と写真が並べられているだけなのだった。
 会場では天井から吊られているパネルに、自分の知らなかった情報が多く、むしろそちらの解説がおもしろかったりした。

 ただし、上は雑誌 Newton をずっと愛読してきた私の感想である。
 こうした宇宙の銀河や星雲などの写真をあまり見たことがない方たちには、きっと大きな感動をもたらすに違いない。
 もっとも、天文学についてあまり知識のない人たちには、この展示の解説はあっさりしすぎていて、理解はかなり困難ではないか、とも思う。宇宙論や天文学を勉強し始めた学生たちとか、そんな対象者向けの展示としてはよいのかも知れない。

アマチュア・オーケストラの演奏会 2015.10.04 -- 2

2015.10.04(22:30)

水星交響楽団表紙 聖光学院管弦楽団13回表紙

 9月下旬から10月の初旬にかけて、アマチュアのオーケストラの演奏会に2回出かけた。
1.  9月27日(日)横浜みなとみらい大ホール 水星交響楽団 第52回定期演奏会
    ・バーンスタイン 交響組曲「波止場」
    ・バーンスタイン 交響曲第1番「エレミア」
    ・ベートーベン  交響曲第7番
2. 10月 4日(日)聖光学院 ラムネホール  聖光学院管弦楽団第13回定期演奏会
    ・ヴェルディ   「運命の力」序曲
    ・シベリウス   交響曲第6番
    ・ブラームス   交響曲第4番

 1は「エレミア」の第3楽章にメゾ・ソプラノの独唱があり、かみさんのコーラスのヴォイス・トレーナー、小川明子さんが唱われるということから誘われたもの。水星交響楽団は一橋大学のオーケストラの卒業生が主体となった楽団らしい。2は私の通っていた母校のOB、関係者のオーケストラだ。

 バーンスタインについては、若い頃から「ミサ曲」が好きだった。ロック、ジャズのシンガーが唱うミサ曲という斬新さに惹かれてレコードを買った。有名な指揮者だが、ミュージカル映画「ウエストサイド物語」の作曲者でもある。
 「ミサ曲」がウエストサイド物語風の曲を敬虔な宗教曲に仕立てたものとすれば、交響曲「エレミア」はウエストサイド物語風の曲を少し堅いクラシックに仕立てたもの、という感じだろうか。いずれにせよ、打楽器、管楽器など多彩でにぎやかだ。ただ、午後一時半開演というのは少し眠くなる時刻でもある(笑)。
 オーケストラにとってのメインはベートーベンの交響曲第7番のはずだが、このオーケストラには致命的な欠点があった。管楽器はよく響くのに、弦楽器とくにヴァイオリンの合奏に難があり、歯切れが悪く、音もきれいに響いてこないのだ。
 たとえば、第2楽章はチェロ主体の暗くもの悲しい旋律の美しさに涙したあと、第3楽章の歯切れよいリズムに急にワクワクとしてくるのだが、第2楽章の演奏には泣けないし、第3楽章が始まってもヴァイオリンがさっぱり歯切れよく刻まないので盛り上がらない。第4楽章になると、管楽器の音ばかりが響き、ヴァイオリンはいったい何をやっているのだ? という感じ。
 ベートーベンの交響曲第7番と言えば、歯切れよいリズムと疾走感に浸ってクライマックスを迎えるところだが、他方でヴァイオリンの旋律もリズムも聞こえてこないとなると、そもそもベートーベンの演奏として、またオーケストラとしても致命的だろう。

 聖光学院管弦楽団を聴くのは2回目だが、こちらには水星交響楽団のような欠点はない。ヴァイオリンの合奏は美しく、それはオーケストラの基本として大切なことだ。
 ただ、ブラームスの交響曲第4番となると、音のバランスがかなり難しい。俗に「いぶし銀の響き」といわれるブラームスのオーケストラ曲の美しさは、管楽器の響きと一糸乱れぬ弦楽合奏の響きの強弱の、絶妙なバランスから生まれているのではないだろうか。
 そこはもう少し管楽器の響きを抑えてほしいとか、あ、いまちょっと管楽器が妙な音を出さなかったかとか、そんなようなことから、曲として豊かな表現力を要求されるところ、オーケストラのレヴェルはそこまで至っていないので、なんだかんだと気になってしまう。
 音楽に没入してひき込まれてしまいたいのに、そうならないもどかしさをずっと感じていた。

 あらためて考えてみると、定期会員になっている横浜バロック室内合奏団とか、FREUDE さんに招かれて聴きに出かけた大阪フィルハーモニー交響楽団とか、プロはさすがだと感じる。
 聴衆を音楽にひき込み、否応なく感動させてくれる。あれこれ批判的な聴き方をするような隙を与えない。
 横浜バロック室内合奏団のほかに、たとえば神奈川フィルとか、プロのオーケストラの会員になろうか、と考えさせられた1週間だった。

その他

  1. ケンポナシの果柄を食べてみました 2017.11.20 -- 1(11/20)
  2. 高尾山ハイキング と 横浜美術館前の夜景 2017.01.29 -- 1(01/29)
  3. I wish you a Merry Christmas.(12/24)
  4. ミックスベリー・ジャム 2016.02.20 -- 1(02/20)
  5. 薬剤の副作用は怖い 2016.02.19 -- 1(02/19)
  6. ヒゲブトハナムグリ Anthypna Pectinata 2016.02.09 -- 2(02/09)
  7. マタイ受難曲 について 2016.02.01 -- 2(02/01)
  8. あけましておめでとうございます(01/01)
  9. 「時空を越える銀河の旅」/コニカミノルタプラザ 2015.10.09 -- 2(10/09)
  10. アマチュア・オーケストラの演奏会 2015.10.04 -- 2(10/04)
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