【パリ北駅】

6月17日朝、ホテルを出てパリ北駅(Paris-Nord)へ向かいました。

駅の様子を見ていて、モネの絵画「サン・ラザール駅」を思い出しました。
ガラス屋根があって、駅舎の基本構造は19世紀終わり頃とよく似ています。
じつは、ロンドンへ到着したときも似たような駅舎でした。

これからユーロスターに乗ろうとしています。
ユーロスター(Eurostar)は、英仏海峡トンネルを通ってイギリスと大陸ヨーロッパとを結ぶ国際列車です。
ロンドンとフランスのリール、パリ、およびベルギーのブリュッセルとの間で運行されていて、最高速度 300km/h だそうです。使用されている車両は、フランスの高速鉄道であるTGVをベースとしている、とWikipedia に書いてありました。

出国手続きの待合室から、ガラスのウインドウ越しに撮っていますので、ところどころガラスの曇りや反射があり、見づらい写真となっています。
飛行機での移動と同じで、出国と入国の審査が必要です。
出入国検査の両方とも、パリ北駅駅舎の二階で実施されます。最初にフランスの出国検査ですが、じつに簡単です。パスポートを端末を通して、要注意の登録が入っていないか見ているだけのようです。「隣の同僚と話をしていて、一度もわたしの顔を見なかった」とかみさんが証言しています。
そこを通ったら、次のセクションがイギリスの入国検査です。こちらは厳しいです。国際空港の厳しいチェックとまったく同じです。
両方を無事に通過できたら、ユーロスターのホームへ降りて行けます。つまりユーロスター内はもうイギリスという扱いであり、ロンドンで降りたらそのままフリーです。

海峡の近くへ行くまで、フランス国内はずっと平野が続きます。起伏がほとんどありません。
豊かな国土を感じます。
海底トンネルを出ると、イギリス国内はある程度起伏が目立つようになります。

ロンドン到着です。

なんだかパリよりも整然とした感じがします。
旅行者の手配したマイクロバスへと向かっています。

バスが走り出すとすぐ横にロンドン名物の黒塗りのオースティン。これがロンドンのタクシーです。

混雑しています。ああ、ロンドンへ来たのだなあ、と実感が湧いてきました。