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横浜市こども植物園の「イギリス産の秋バラ特集」(2) 2019,11,13 -- 1

2019.11.13(12:05)

 本記事は横浜市こども植物園の「イギリス産の秋バラ 特集」(1)の続きです。
 今回は「イングリッシュ・ローズ」特集です。
 
 イングランドのバラの育種家 デヴィッド・C・H・オースティン (David C.H. Austin)の会社が作出したバラが「イングリッシュ・ローズ」です。
 イギリスのバラを「イングリッシュ・ローズ」というのではなくて、デヴィッド・オースチン社のバラを「イングリッシュ・ローズ」と呼ぶことになっています。理由は前回の記事の末尾の段落に記載しました。

 では、始めます。


【アブラハム・ダービー】(Abraham Darby)

191106 こども植物園 アブラハム・ダービー

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2019.11.06
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ

 1985年、イギリスの David Austin 社が作出したバラです。


 【クレアオースチン】(Claire Austin)

191106 こども植物園 クレア・オースチン正

 2007年、イギリスの David Austin 社が作出。


 【ウィリアム・シェークスピア2000】(William Shakespeare 2000)

191106 こども植物園 ウィリアム・シェイクスピア

 植物園の札は単にウィリアム・シェークスピアとなっていましたが、それは1987年以降に販売されていた品種で、現在栽培されている品種はほとんどがWilliam Shakespeare 2000 ですので、たぶん新しいほうだと思います。


 【ジ・アレンウィック・ローズ】(The Alinwick Rose)

191106 こども植物園 ジ・アレンウィック・ローズ

 2001年、イギリスの David Austin 社が作出。


 【ザ・ジェネラス・ガーディナー】(The Generous Gardener)

191106 こども植物園 ザ・ジェネラス・ガーディナー

 1991年、イギリスの David Austin 社が作出。


 【モリニュー】(Molineux)

191106 こども植物園 モリニュー

 デビッド・オースチンが応援しているサッカーチーム、ウォルバーハンプトン・ワンダーズが1889年から所有している、モリニュー・スタジアムに因んで名付けられたそうです。作出年 不明。

横浜市こども植物園の「イギリス産の秋バラ 特集」(1) 2019.11.10 -- 1

2019.11.10(20:00)

 横浜市こども植物園のバラ園では、今年の春くらいからでしょうか、イギリス産のバラが数多く見られるようになってきました。
 そこで、本日は「イギリス産の秋バラ特集」をやってみたい、と思います。


【アイズ・フォー・ユー】(Eyes for You)

191106 こども植物園 アイズ・フォー・ユー

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2019.11.06
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ

 2009年に英国の Peter.J.James 氏が作出したバラ。強い香りがします。
 横浜市こども植物園バラは柵際にあるものが多く、直接香りを楽しむことのできる花がほとんどです。

 ついでですが、バラにとって「香り」という要素は極めて重要とされており、たまに薫りを嗅ぐことのできないバラ園がありますが、何か大きな勘違いをしてバラ園を作ったのではないか、と造園家の資質を疑ってしまいます。


【デンティ ベス】(Dainty Bess)

191106 こども植物園 デンティ・ベス

 1925年 Wm. E.B. Archer & Daughter が作出。


【エレン ウィルモット】(Ellen Willmott)

191106 こども植物園 エレン・ウィルモット

 1936年、Wm. E.B. Archer & Daughter が作出。
 デンティベスとよく似ているではないか、といわれるかも知れません。
 調べてみると、デンティベスとレディ・ヒリンドンの交配種らしい。レディ・ヒリンドンはわが家でも育てているので、なんとなく納得できますが、エレン・ウィルモットがデンティ・ベスと並んでいたら、どちらがどちらか、とても区別が付かないでしょう。


【ベスビアス】(Vesuvius)

191106 こども植物園 ベスヴィアス

 1923年、Samuel McGredy II が作出。

 さて、ここからはいよいよ「イングリッシュ・ローズ」の紹介です。
 こういう発言をすると、
 「いままでのはイギリスのバラではなかったのか? 」とおっしゃるかも知れません。
 イングランドのバラの育種家 デヴィッド・C・H・オースティン (David C.H. Austin)の会社が作出したバラが「イングリッシュ・ローズ」と呼ばれるのは、どうやらこの名称が同社のバラの「商標」だから、ということのようです。
 イギリスのバラを「イングリッシュ・ローズ」というのではなくて、デヴィッド・オースチン社のバラを「イングリッシュ・ローズ」と呼ぶことになっているのです。

 同社は大阪の泉南に直営ファームを持っており、同社のコレクションが見られるそうです。
 一度訪れてみたいものです。

 実際に日本国内で販売されているイギリスのバラの大半が「イングリッシュ・ローズ」であり、この「イギリスのバラ特集」も後半が「イングリッシュ・ローズ」です。
 横浜の気候はイギリスの気候とかなり異なり、育てにくいにもかかわらず、その魅力にはまってしまったわが家でも、数多くのイングリッシュ・ローズを育てています。
  
 簡単に解説すると、大きな花がどーんと咲く「バラらしいバラ」のイメージはフランス産のバラのイメージから作られたもので、イギリス人はどうもそういうバラを好まないらしいのです。
 四季咲きで丈夫だというモダン・ローズの特徴はそのままに、古いバラのよさをもっと甦らせたタイプのバラがいい、というのがイギリス人の好みらしい。
 人工的な広い庭を造園するフランス庭園のイメージと、自然の中にとけ込んだ庭園造りが好みのイギリス人の家庭の庭を比べてみると、わが家はやはり後者を選ぶ、ということになります。

 なお、この記事が長くなりすぎるので、「イングリッシュ・ローズ」のコーナーは2、3日後の別記事、《横浜市こども植物園の「イギリス産の秋バラ 特集」(2)》に写真を掲載します。

ムクロジの花 2019.06.26 -- 1

2019.06.26(21:00)

190619 こども植物園 ムクロジ つぼみばかりの花穂

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2019.06.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 ムクロジ(無患子)は果皮がサポニンを含み、石鹸代わりに使われるとか、種子は羽根突きの羽根の頭に使われるとか、話題に事欠かないし、深大寺などでは秋の黄葉も美しい。
 しかし、神社などで見られるムクロジの樹高は15m〜20m にもなる大木で、花の観察となると容易ではない。
 
 6月19日の横浜市こども植物園では、ムクロジの枝が大きく垂れていて、花穂を撮影する絶好のチャンス。
 ただ、太陽の光線がとても強く、全体が緑と黄色と白のグラデーションとなる花穂は、肉眼で見てもごちゃごちゃして、雄花の雄しべくらいしか判別できない。
 仕方がないから、「まあこんな程度」といい加減な絞りとフォーカスで30枚ほど撮影した。

 上の写真の花穂はつぼみばかりだが、下の写真の花穂では数多くの花が開いている。


190619 こども植物園 ムクロジの花穂


190619 こども植物園 ムクロジの花穂マクロ

 なんとかなるもので、あとからPCの画面で見てみると、雄花だけでなく雌花と認められる花にもフォーカスが当たっている写真がある。
 Wikipedia には雌雄異株などと書かれているが、それはあきらかに間違いで、ひとつの花序の中に雄花と雌花が両方ができることから、雌雄同株であることが確認できた。
 そこで今回、記事にまとめてみることにした。


190619 こども植物園 ムクロジの花穂マクロ2

 雄花は雄しべがはっきりと目立ち、雄しべの先端には黄色い葯が付いている。
 雌花は雄しべが退化して中途半端な形だけが残っており、柱頭の下に子房がふくらんで見えている。
 わかりますよね?


190619 こども植物園 ムクロジの雄花マクロ2

 最後の写真では、雄しべの花糸の毛まで確認できる。
 右下方、開きかけた雌花が見えている。

 これらの写真の撮影中、私の周囲ではクマバチやハナアブがしきりに飛び回り、ムクロジの花が昆虫たちから好まれていることもよくわかった。

ミルテの花 2019.06.23 -- 1

2019.06.23(19:30)

190619 環境支援センター ギンバイカつぼみ

 撮影場所:横浜市環境支援センター
 撮影日:2019.06.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 6月19日、久しぶりに横浜市こども植物園を訪れ、隣の環境支援センターへ回った。
 気になっていたギンバイカ(銀梅花)の木を確かめる。
 え? まさか、もう実になっちゃったの? あとで拡大したらこれはつぼみのようだが、そうとは知らず昨年、一昨年の写真を調べた。7月の始めに撮影していた。あと10日くらいで開花のようだ。
 今年は再度出掛けていく時間があるかどうかわからないので、もう強引に昨年、一昨年の写真で記事にしてしまおう、と考えた。当ブログでは初めてのギンバイカの登場だ。


170706 環境支援センター ギンバイカ1

 撮影場所:横浜市環境支援センター
 撮影日:2017.07.06
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 ちょっと話の目先を変えるけれど、
 「ミルテの花」はシューマンが作曲した歌曲集で、シューマンが結婚の前日にクララに献呈した歌曲集として知られている。
 これはピアノ曲が好きだからたまたま知っていることなのだが、それでも「ミルテの花」がまさかギンバイカ(銀梅花)のことだとは、結びつかなかった。

 ギンバイカ(銀梅花)がハーブのマートルだとは知っていたが、英語の Myrtle が「ミルテの花 Myrthen」(ドイツ語)とは結びつかなかった。そもそも私はドイツ語の発音をよく知らないのだ。
 なお、マートルは英国では古くから愛や純潔の象徴として花嫁のブーケに入れる習慣がある、という。
 葉、花、果実などは香料のほか、肉料理のスパイスなどに使われるそうだ。


170706 環境支援センター ギンバイカ2

 歌曲集「ミルテの花」の話題に戻るが、シューマンの場合、クララの無理解な父親から彼は徹底した妨害を受けていた。いつまでも結婚を許してもらえず、故意に悪い噂を流されたりもした。
 そこでシューマンはとうとう裁判所に訴えた。
 裁判で許可を得て、ようやくクララと一緒になることができるという喜びは、たしかに十分理解できる。
 その喜びの気持ちを表現するのに、自分で作曲した歌曲集を妻に贈るというのは、いかにもロマン派のシューマンらしい。


180702 環境支援センター ギンバイカ

 撮影場所:横浜市環境支援センター
 撮影日:2018.07.02
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 しかし、そうはいっても現代の日本社会に生きるドライな性格の私としては、シューマンの時代(18世紀)の社会生活はどうにも理解しがたい。クララの父親の仕打ちも、シューマン自身の反応も、ことさら大袈裟に感情を高ぶらせ、あまりにも感情過多だ、と感じてしまう。
 そのせいだろうか。
 私はバロックからブラームス近辺までの音楽はおおよそ万遍なく楽しめるが、シューマン以降のロマン派となると、どうも楽しめない曲が多くなってくる。
 あまりにも感情的な、思い入れ過多のロマン派音楽表現には、どうにも感情移入がむずかしいと感じてしまう。
 その後19世紀末から20世紀にかけてドビュッシーやサティ、ストラビンスキーらが登場したあとは、また私には聴きやすい音楽表現が増えて、楽しんで聴くことができるのだが…。

ボリジ(別名:ルリヂシャ) 2019.05.24 -- 1

2019.05.24(21:00)

190423 こども植物園 ボリジ1

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2018.04.23
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


190423 こども植物園 ボリジ2

 本日は都合によりブログはお休みです。2日続きのお休みでごめんなさい。

ミツカドネギ(三角葱) 190429 -- 1

2019.04.29(21:00)

190403 こども植物園 ミツカドネギ1

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2019.04.03
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 ミツカドネギ(三角葱)は茎の断面が三角形であることから和名が付けられた。
 学名:Allium triquetrum がそのまま別名 アリウム・トリクエトルムとしも通用しているらしい。
 もともとは地中海沿岸地方の原産だが、世界各地で帰化状態にあるそうだ。


190423 こども植物園 ミツカドネギ2

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2019.04.23
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 横浜市こども植物園で繁っている様子を見ると、やや日陰の多い、湿気の多いところを好むようだ。
 私はこういう白と緑の配色を好むので、3年前から注目していたが、横浜市こども植物園が階段を整備・工事したため、現状はかなり観察しにくい(花のシベなどがよく見えない)状態となってしまった。


190423 こども植物園 ミツカドネギ3

 だからといって、1枚目のような写真はあまりよくない、と反省している。
 スケジュールに追われ、よく考えないでシャッターを切っている。
 じっくりと座り込んで、どう撮ればその場でのベストの写真になるか、気持ちに余裕があればできたはずだと思う。
 そのような反省に至ったのはここ2、3日なので、まだしばらくは粗っぽい写真が続くかも知れないが、ご容赦願いたい。
 〈反省点〉絞りをもう二段階くらい開けても、花はよく撮れ、
      葉の遠近感もしっかりと出てきたはず。
      その場合は、背景はより淡くボケて、ざらついた感じにならなかった、と思う。
      気持ちに余裕がないと、ピンボケの失敗を恐れ、
      被写界深度を深くしようとして必要以上に絞ってしまうのだ。

ハヤトミツバツツジの交配品種

2019.04.28(21:00)

190403 こども植物園 ハヤトミツバツツジの交配品種

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2019.04.03
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 今晩は都合によりブログはお休みです。
 写真はハヤトミツバツツジの交配品種だそうですが、詳細はわかりません。

横浜市こども植物園のアマドコロ(甘野老) 2019.04.25 -- 2

2019.04.25(21:00)

190423 こども植物園 アマドコロ

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2019.04.23
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 「横浜市こども植物園のアマドコロ」と表題を付けたのは、近々わが家のアマドコロを紹介しようと思っているからだ。
 ナルコユリも同じアマドコロ属の仲間だが、園芸的な観点からは圧倒的にアマドコロのほうが可愛くて美しい、と思う。
 上の写真は、斜めに突き出た長い、長い茎に花がぶら下がっている様子がおもしろかったので撮影した。


〈注〉
 今晩は、この記事の前にホウチャクソウ(宝鐸草)の記事かあります。
 花の見た目はアマドコロと似ています。

ホウチャクソウ(宝鐸草) 3019.04.25 -- 1

2019.04.25(20:59)

190423 こども植物園 ホウチャクソウ1

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2019.04.23
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 ホウチャクソウ(宝鐸草)はユリ目イヌサフラン科チゴユリ属。こういう分類になっているとは初めて気がついた。
 外見はキジカクシ科のアマドコロやナルコユリに似ているからアマドコロ属の仲間かと思っていた。
 以前はみんなユリ科だったから、頭の中を整理し直さないといけないようだ。

 ここ2年ほどのあいだに見つけて憶えた花なので、まだ付き合いが長くない。実を確認したこともない。

 名前の由来だが「宝鐸(ほうちゃく、ほうたく)とは寺院建築物の軒先の四隅に吊り下げられた飾りであり、風鐸(ふうたく)ともいう」(Wikipedia)に、花がぶら下がった様子が似ていることからきているらしい。

ボタン(牡丹) 2019.04.24 -- 1

2019.04.24(21:00)

190423 こども植物園 ボタン

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2019.04.23
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 今晩は、都合により、ブログはお休みです。
 写真は昨日撮影したボタン(牡丹)です。

横浜市こども植物園

  1. 横浜市こども植物園の「イギリス産の秋バラ特集」(2) 2019,11,13 -- 1(11/13)
  2. 横浜市こども植物園の「イギリス産の秋バラ 特集」(1) 2019.11.10 -- 1(11/10)
  3. ムクロジの花 2019.06.26 -- 1(06/26)
  4. ミルテの花 2019.06.23 -- 1(06/23)
  5. ボリジ(別名:ルリヂシャ) 2019.05.24 -- 1(05/24)
  6. ミツカドネギ(三角葱) 190429 -- 1(04/29)
  7. ハヤトミツバツツジの交配品種(04/28)
  8. 横浜市こども植物園のアマドコロ(甘野老) 2019.04.25 -- 2(04/25)
  9. ホウチャクソウ(宝鐸草) 3019.04.25 -- 1(04/25)
  10. ボタン(牡丹) 2019.04.24 -- 1(04/24)
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