
本日は宿題を片付けようと思います。
過去にモクレンやミモザの記事を書いていますので、ご記憶のある方もいらっしゃると思いますが、3月20日、私は大船フラワーセンターへ行きました。
大船フラワーセンターの最も奥のほう、大木を見上げると、上の写真のようなものが見えました。
大木の根元を見ると立て札があります。
「プラタナス」と表題があり、「日本でよく見られるのはモミジバスズカケノキであり、それはスズカケノキとアメリカスズカケノキの交配種です」と書いてあります。
1枚目の写真を見上げながら、そうかこれは通称プラタナスで、スズカケノキとモミジバスズカケノキの交配種の果実なのだな、と思いました。
ところが帰宅して写真を整理しているとき、1枚目の右上にぶら下がっている「果実だと信じていたもの」に妙な膨らみがあることに気がつきました。
上の写真のように拡大して見つめていると、左下の2つもなにやらいびつではないですか。
多摩NTの住人さんのブログを拝見していたら、この交配種の「花」なのかも知れない、と気がつきました。
さて、調べようにも、そもそもアメリカスズカケノキ、モミジバスズカケノキなどいろいろな木がプラタナスと呼ばれているようですし、雄花序、雌花序があるようですし、果実といっても「集合果」だというし、ちょっと調べてみると、ますます混乱するばかりです。
ただ、3月20日というのは、これらの木の花の時期であり、果実の時期ではないらしい。
かくなる上は、多摩NTの住人さんほか、詳しい方から教えていただくしかない、ということで、この記事を掲載する次第です。
なにとぞよろしくお願いいたします。

すでに書いたが、3月20日は鎌倉の海蔵寺へ行く前、午前中は大船フラワーセンターにいた。
モクレンの写真は、1枚目と3枚目は同じ木で、陽当たりの具合が1枚目と3枚目では方向が逆になっている。
モクレン(モクレン科モクレン属)は、単にモクレンというときは本来この色の花を咲かせるほうをいい、白い花を咲かせるほうをハクモクレンというが、昨今は区別が曖昧になってきていて、わかりやすいようシモクレン(紫木蓮)と呼ぶことも多い。
3月20日の大船フラワーセンターでは、モクレンがもっとも美しい時季を迎えていた。
写真の現像技術という面から少し書き添えるなら、3枚目は Photoshop のニューラル・フィルターのうち、「深度調整」という項目を使って仕上げている。
撮影の現場で「おおよそこの辺に焦点を合わせよう」と決めて撮影していても、後から見ると絞りが強すぎて、背景がくっきりと写りすぎていた、ということがある。そういう場合、Photoshop の深度調整フィルターで、後日デジタル現像する際に、背景の対象のボケを調整することができる。
もちろん、それができる程度に、メインの撮影対象と背景のあいだに、ある程度の距離がある場合にのみよい効果が得られるのだが…。

前にも少し書きかけたが、3月20日はじつは小石川植物園へ行こうとして家を出た。文京区は丸1日晴れわたり、風もほとんどない、という予報だった。
駅まで行って、頭の中にふと不安がよぎった。小石川植物園は月曜日は休みではなかったか?
iPhoneで調べた。やはり休みなのだ。どうしようかと考えて、大船フラワーセンターへ行くことにした。第2、第4月曜日は休みでも、第3月曜日は営業しているからだ。
大船駅からは歩くことにした。過去の体験では、途中二つ三つ、通りがかりに思いがけない収穫があった、という記憶があるからだ。
この日、その1番目がこの「ミモザ」だ。
大船フラワーセンターに向かう裏道では、狭い通りに付近の人が出て、この見事な眺めを楽しんでいる。仲間に入れてもらった。背景がごちゃごちゃしているので切り取り方が難しいが、「まあ、こんなものだろう」という写真をまず1枚。
リンクの自分の写真を見ると、この路上のミモザの葉はギンヨウアカシアとはかなり違うようだ。困るのは見物難が多いので、間近まで近寄って詳細なマクロ写真を撮影するわけにはいかなかった、ということである。
下のもうひとつの私の別記事へのリンクには、花の構造まで見られるマクロ写真がある。
さて、思いがけない収穫の2番目がモチノキの雌花だった。塀の上から路上へはみ出してきている枝だ。
これらの木々の写真が撮れたから、まずまずは幸先よいではないか、と私は大船フラワーセンターへの道を歩き続けた。

撮影場所:大船植物園
撮影日:2018.09.28
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
写真は今年の9月28日に大船植物園(旧名:大船フラワーセンター)で撮影したタイワンツバキだ。
小石川植物園のタイワンサザンカを紹介していたので、そのうちタイワンツバキを紹介しようと思っていたが、どうもよくわからないことが多いので、いままで写真を握ったままにしていた。
じつは楽さんのブログでタイワンツバキの写真を拝見したが、撮影は12月18日だそうだ。
私の写真はおそらく同じ木で、9月28日撮影である。
GKZ植物事典によると、花期は10〜2月だという。だから9月末頃に咲いていてもおかしくはないのだろう。
《参考》タイワンサザンカ(撮影:12月19日)

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2018.12.19
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM
ところで、私が12月23日に紹介したタイワンサザンカ(上の写真)は学名 Camellia tenuiflora である。
つまり、ツバキ科ツバキ属の学名は Camellia で、私たちが通常見ているサザンカやツバキは、学名はどれも 「Camellia なんとか」なのだが、ツバキ科には、「Gordoniaなんとか」という学名になる属があり、タイワンツバキはゴードニアとも呼ばれているそうなのだ。(住友林業 の「きこりんの森」というサイトによる)
原産地は台湾、中国南部、ベトナムで、寒さにはやや弱いそうである。
以下、ふたたび タイワンツバキの写真に戻る

撮影場所:大船植物園
撮影日:2018.09.28
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

なお、この冬、私はトガリバサザンカ(Camellia kissi)、トガリバツバキ(Camellia cuspidata)、ヤナギバサザンカ(Camellia salicifoila)を紹介してきたが、いずれも Camellia と学名の頭に付いているので、これらは ツバキ属の花である。
また、念のため書いておくと、日本で見られる一般的なツバキやサザンカは、どれもツバキ属に含まれる。
そして、「茶」もツバキ科ツバキ属である。昨日紹介した「グランサムツバキ」もツバキ属。
「ツバキ属」というのはずいぶんと広い範囲を内包している。
しかし、ナツツバキやヒメシャラはツバキ科ナツツバキ属の花だ。
【大船植物園のリコリス】

撮影場所:大船植物園
撮影日:2018.09.28
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS
自宅庭のシロバナマンジュシャゲの記事の参考関連写真として、今年撮影したショウキズイセン(鍾馗水仙)を載せたいところでしたが、9月28日の大船植物園で撮影した上の花がショウキズイセンかどうか、少し怪しいです。
ショウキズイセンは色がもっと黄色いという印象を抱いています。写真の花はオレンジ色が濃すぎるように感じられ、間違いなくショウキズイセンだという確信はありません。
立て札はありませんでした。
ヒガンバナの仲間は園芸種がたいへん多く、いろいろな色の花があるようです。とても憶えきれないので、園芸種の世界では全部をひっくるめて、種の学名 Lycorys から「リコリス」と呼ぶ習慣があります。
上の花はとりあえず「リコリス」としておきましょうか。
下は昨年9月30日に小石川植物園で撮影したショウキズイセンです。これは植物園の立て札もあり、間違いありません。
【小石川植物園のショウキズイセン】

撮影場所:小石川植物園
撮影日:2017.09.30
撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ


品 種:不明
撮 影 日:2月4日
撮影場所:鎌倉報国寺

品 種:ヤブツバキ
撮 影 日:2月8日
撮影場所:根岸森林公園

品 種:加茂川
撮 影 日:2月25日
撮影場所:大船フラワーセンター

品 種:白露錦(はくろにしき)
撮 影 日:2月25日
撮影場所:大船フラワーセンター

品 種:加茂本阿弥
撮 影 日:2月25日
撮影場所:大船フラワーセンター

品 種:赤腰蓑
撮 影 日:2月25日
撮影場所:大船フラワーセンター
咲 き 方:このような咲き方を「唐子咲き」(からこざき)と言います。
ほかに「獅子咲き」という咲き方もあります。

品 種:不老門
撮 影 日:2月25日
撮影場所:大船フラワーセンター

品 種:源氏車
撮 影 日:2月25日
撮影場所:大船フラワーセンター
上の椿は、雄蕊が八重化する途中で停止したかのようで、なかなか見応えがありました。

品 種:不明
撮 影 日:3月4日
撮影場所:金沢自然公園

品 種:不明
撮 影 日:3月10日
撮影場所:ご近所Mさん宅
上の椿はとても傷みやすく、傷みの見えない花を撮影できたのは初めてです。
この椿も、雄蕊が八重化する途中で八重化するのを中止したような咲き方をしています。
【日常の記録】
3月10日、10時頃家を出て京浜急行「三浦海岸駅」から小松ヶ池周辺を歩きました。
河津桜は葉が混じり始めたところですが、京浜急行と河津桜を同時に撮ろうとするなら、満開を過ぎたくらいがよい感じです。上手に撮れているとよいのですが、まだ未確認です。
ブログの更新スピードを上げております。この記事の前に「スイセン」があります。
【予告】
3月11日夕刻、「京浜急行とカワヅザクラ」の写真を記事にいたします。
赤い電車と満開のカワヅザクラがとてもよく似合い、よい写真に仕上がりました。
【笑顔】(ハルサザンカ)

この「笑顔」というハルサザンカは昨年も掲載しました。
ツバキの園芸品種とサザンカが交雑して生じた雑種だそうですが、サザンカという名前が残っているハルサザンカの「笑顔」のほうが、ツバキの名を残したカンツバキよりもよほどツバキらしい感じが残っています。
たとえば、見えている雄蕊は付け根が一体です。
【近江衣】(ツバキ)

「近江衣」は一見ハルサザンカの「笑顔」と似ていますが、花弁が大きく、また花弁の数は少なく、よりツバキらしい雰囲気があります。
花弁が白い斑入りとなりやすい様子でした。花弁の斑入りの様子は同じ木でも花によって個体差がありました。

ハルサザンカやツバキくらいの大きさの花になると、Olympus E5 でマクロ撮影する距離ではなくなります。
多少離れて撮るのなら、Canon EOS 5D MarkⅢ + 100mm Macro の組み合わせは、抜群の描写力を発揮してくれます。
【日常の記録】
3月3日夕食後、映画『アウトロー』を見ました。
講談社文庫にリー・チャイルドの原作があり、抜群におもしろいのですが、映画もかなりよくできていました。
一緒に見たかみさんと次女も満足した様子でした。
3月4日、晴れてきたので、金沢自然公園へ行ってきました。
入り口までの「コアラ・バスが2分後に出ます」と言われましたが、帰りが午後になると斜面が翳ると思われたので、「いえ、歩いて登ります」と答えました。園内のアップダウンも含めると、かなりよい運動になります。

キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草。
学名ではなくて、一般的には「雪割草」と呼ばれていることも多いらしいです。

今回の記事は、場所の制約からすべて Olympus E5 + 50mm Macro にて撮影しています。


大船フラワーセンターのスプリング・エフェメラル・シリーズは今回で終わりで、次はツバキにしようか、と思います。
【日常の記録】
3月1日、どうも確定申告の続きをやる気がしなくて、スティーヴン・キングの読書の続きと、午後はスポーツ・ジムへ。また「黒田官兵衛」の録画を二話分視聴しました。
3月2日、雨天なのでゆっくり起床。あれこれ片付けをして確定申告の続きに取り掛かりました。書類の足らないのに気が付いて捜したり、医療費明細書の金額間違いが数ヵ所もあるのに気が付いたり…。
まあ、細かい事務能力の衰えは仕方ありませんね。
あとは清書して、書類を揃え、控えを取って提出するだけですが、それが結構面倒です。
大船フラワーセンターですが、大木が集まっている区域の木の根元、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。
「雪割りイチゲ」と「キクザキイチゲ」の札があり、どう区別しているのか、いまひとつよくわかりません。
昨年は4月1日に「城山カタクリの里」で撮影しましたが、もうほとんど終わりの頃でした。今年は、この花の美しい時期に見つけられて、うれしく思います。
【CANON EOS 5D MarkⅢ + 100mm Macro】

後半の「Olympus E5 + 50mm Macro」と、それぞれが得意とする描写で使い分けしております。
CANON EOS 5D MarkⅢ + 100mm Macro は明暗差の強いシチュエーションに強く、場の雰囲気を取り込んだ描写に優れています。ノイズが出にくく微妙な色合いを正確に再現します。
しかし、現場では、対象に近づけば近づくほど被写界深度が浅くなり、レンズの長さも長いので、ちょっとしたことでブレを生じやすく、扱いがむずかしいところがあります。


【Olympus E5 + 50mm Macro】

現場では花のすぐ近くまで寄れるので、ファインダーに大きく表示され、細部のポイント(たとえばカメラに近い雄蕊の葯の先端)に正確にフォーカスを合わせられます。
レンズが小さいため、扱いが簡単でブレを起こしにくい。
明るい場面では強いですが、暗い場面に弱い。明暗差に弱く白飛びを起こしやすい。一方で、白飛びを防止するため露出をマイナス補正すると、あとで暗部を持ち上げて補正するとき、ノイズが出やすい、などの欠点があります。


【日常の記録】
2月28日、スティーヴン・キングの『11/22/63』を読んではお茶を飲み、庭へ出てかみさんが剪定など手入れてしているのを眺め、などしてだらだらと過ごしました。
夕刻、みなとみらい小ホールでの「横浜バロック室内合奏団」の定期演奏会へ出かけました。
先に歯医者へ出かけたかみさんとは現地集合。
今回はドヴォルザークの「弦楽合奏のためのセレナーデ OP22」、ブラームスの「ピアノ四重奏曲第2番」と「弦楽六重奏曲第2番」で、充実した夕べを過ごしました。

ラッパスイセンというのは、この花のことなのか、正確には知りませんが、こんなようなスイセンのことをいうのだろう、と思います。
わが家でも、もうしばらくすると違う色の花が咲くはずです。
【日常の記録】
2月27日、雨だったので、午前中、確定申告用の資料を捜して集め、医療控除用の一覧表を作成しましたが、そこでもう嫌になって、午後雨が止んできたので、スキップを連れて根岸森林公園の散歩に出かけました。
そのあとは、「黒田官兵衛」の録画ビデオを4話見て、映画『リンカーン弁護士』を見ました。
『リンカーン弁護士』はマイクル・コナリーの原作も読んでいますが、とてもよい出来でした。