3月後半の花々を撮影した写真をブログに掲載できず、大量に積み残していますので、紹介しています。
第6回・最終回です。
【ウグイスカグラ】(横浜自然観察の森)

撮影場所:横浜市金沢区・横浜自然観察の森
撮影日:2016.03.29
今年早々と撮影したウグイスカグラは、なんと1月27日の撮影で、葉は出ていないし、花も艶がなく、あまりきれいではありませんでした。
ですから、横浜自然観察の森でこのようなウグイスカグラがたくさん見られ、とても嬉しく感じました。
スイカズラ科スイカズラ属。
【ヤマルリソウ】(横浜自然観察の森)

撮影場所:横浜市金沢区・横浜自然観察の森
撮影日:2016.03.29
ヤマルリソウは当ブログ初登場です。
咲いている場所は楽 さんに教えていただきました。ありがとうございました。
ムラサキ科ルリソウ属。
青色の度合いに個体差があるらしいですが、私はこの花を見たのが初めてです。
【品種不明のサクラ】(横浜自然観察の森)

撮影場所:横浜市金沢区・横浜自然観察の森
撮影日:2016.03.29
ヤマザクラにしてはずいぶんと葉の茶色が濃いようです。
よく見れば花殻が付いているので、撮影日の3月29日よりもかなり前に開花していたことになります。
遠くて近寄れず、花をよく観察できません。
ただ、濃い茶色の葉と花の白さのコントラストが美しく感じました。
【モミジイチゴ】(横浜自然観察の森)

撮影場所:横浜市金沢区・横浜自然観察の森
撮影日:2016.03.29
ほかにも写真はありますが、花の並びを表現しようとした写真は失敗。アップの写真も花が下向きの逆光でよく撮れませんでした。
住居地周辺ではカジイチゴはよく目にしますが、モミジイチゴは里山を歩いて捜さないと見つかりません。
写真は失敗しましたが、散策の途中出会ったモミジイチゴはとてもきれいでした。
バラ科キイチゴ属。
【モクレン】(金沢自然公園)
撮影場所:金沢自然公園
撮影日:2016.03.29 以下同じ

【シロモジ】(金沢自然公園)

シロモジは本ブログ初登場です。クスノキ科クロモジ属。
風が強くマクロ撮影は結局失敗でしたが、美的観点からは、この程度遠くから花が枝に付いている様子を眺めるのがきれいだと思います。
クスノキ科の木々は魅力がありますが、判別には苦労していて、なかなか憶えられません。
【ヤマザクラ】(金沢自然公園)

「ヤマザクラ」の札があったように記憶しています。

【菜の花畑】(金沢自然公園)



3月後半の花々シリーズは、今回で終了です。

撮影場所:金沢自然公園
撮影日:2016.03.29
Mac の画面で写真を確認してみたところ、釣り糸の長さにびっくりしています。
先端はボケて、どこまで行っているのかわかりません。地面にまで達しているかも…。
本日は久しぶりの好天に張り切って歩き過ぎでした。
写真を整理したいところですが、疲労で眼のほうも焦点がしっかり合いません。
記事はとりあえずこれだけで失礼いたします。

3月4日、金沢自然公園の山茱萸(サンシュユ)です。
遠目からの撮影はなかなかやっかいですが、Canon EOS 5D MarkⅢ の高い精細度を活かした撮影を試みてみました。





最後の写真のみ、Olympus E5 + 50mm Macro レンズで撮影しています。
黄色の花は、正確な色を再現するのがなかなかやっかいです。
【日常の記録】
3月8日、早めの昼食後、かみさんと長女と孫の隼士と次女とぼくの五人で、かみさんの両親にひ孫を見せに行きました。昨年はいろいろとあって心配しましたが、ふたりとも元気な様子でした。かみさんの弟夫婦が両親と同居していて、その長女も含めて、にぎやかな午後を過ごしました。感心なことに、隼士も笑顔を振りまいてサービスしていました。
(注)春の花が次々と開花するので、更新スピードを上げています。この記事の前に「カワヅザクラ」の記事があります。





3月4日、横浜市金沢区金沢自然公園にて撮影した菜の花畑の斜面です。
【日常の記録】
3月6日、スティーヴン・キングの『11/22/63』の上巻を読了。上巻だけで長編4冊分はあろうかという小説だが、おもしろい。
夜は米国のテレビドラマ『Suits#2』の1話〜7話を一気に観た。1話約50分だから6時間弱テレビを観ていたことになる。たまにはこんな時間の過ごし方もよいだろう。

3月4日、金沢自然公園へ出かけた。
梅林の花はもうほとんど傷んでしまっているが「豊後梅」の札のある梅だけはいまが盛りだ。豊後系の梅というのは、アンズに近いはずだから、かなりの遅咲きなのだろう。


【マクロ撮影のポイント】
上の梅の写真を例に取るなら、梅の最大の魅力である雄蕊の葯に「ピン・ポイントでフォーカスを合わせる」ということがもっとも大切だ。
その際に気をつけるべきことは、フォーカスを合わせた葯とカメラとの間の距離が、シャッターを実際に切る前に近づいたり遠くなったりしないようにする、ということである。
昨日までのように雪割草のような花なら、地面の上にカメラを置いて撮影すればよいが、梅は立ち位置で撮影するから、身体や手が前後に揺れたらきれいに写らない。「マクロ撮影は被写界深度が浅い」から、一度フォーカスを合わせたら、対象に近づいたり離れたりしないようにする。
そのためには足を大きく開き、身体が前後に揺れ動かないよう安定させて、液晶を眺めずに必ずファインダーを覗いて撮る。
カメラによっては、フォーカスを合わせるための測距点がピンポイントでは使えず、ゾーンでしか使えないカメラがある。そういうカメラはマクロ撮影には向かない。何本もある雄蕊の葯のどれにフォーカスを当てるか、自分でコントロールできずにカメラ任せになってしまうからだ。
構図を合わせるために、合焦したあとにカメラを横に振ったり、縦に振ったりすることは厳禁である。そういうことをすると、カメラと対象の花の葯とのあいだの距離が狂ってしまうからだ。
人物のスナップ撮影などならカメラを振ってもあまり害はないが、「マクロ撮影は被写界深度が浅い」から、たとえ数ミリでも距離が狂うと葯がボケてしまうことがある。
ということは、測距点が11点あるカメラよりも、測距点が61点あるカメラのほうがマクロ撮影に向いている、ということだ。
センサーの具合で、オートではどうしてもピンポイントでフォーカスが合わない場合がある。そういうときはマニュアルで焦点を合わせるか、花のほかの部分でカメラとのあいだがほぼ同じ距離にある対象を捜して合わせるかしかない。
遠くの対象は多少注意散漫でもカメラとレンズがよければきれいに撮れるが、マクロ撮影は神経の集中と多少の熟練が必要だ。
被写体に近づけば近づくほど、被写界深度はさらに浅くなり、カメラの扱いはいっそう注意深くしなければならない。
【日常の記録】
3月4日、夕食後『ダイ・ハード ラスト・デイ』を観た。『リンカーン弁護士』『アウトロー』とよくできた映画を観てきたばかりなので、雑でいい加減なつくり方が目に付く。
しかしまあ、シリーズ第5作ということだから、ブルース・ウィリスが暴れまくればそれでいい、と割り切って見る映画なのだろう。
3月5日、午前中に確定申告資料の控えなどコピーしてから横浜中税務署に提出してきた。期限のある面倒事を済ませてしまえば、あとはまた気楽に好きなことをできる。
【コブシ】(駐車場付近)

金沢自然公園は横浜市金沢区にある公園です。
コアラバスという園内バスに乗らない場合、植物エリアまでかなりの高さを登って行く必要がありますが、そのような環境だからこそ、自然がいっぱいです。
【キブシ】


キブシの花の真近によって花の中を覗き込むような画像もありますが、それではこの花のよさをなくしてしまう気がしますので、そちらの掲載は取りやめました。
【ハクモクレンのつぼみ】

【アカシデ】

アカシデは根岸森林公園にもありますが、花序の写真を撮るのなら、こちらのほうが写真を撮りやすいようです。
これは雄花序です。まだもう少し長く垂れるまで生長するはずです。
【菜の花畑】

菜の花畠というのはどう撮るべきか悩ましいですが、1月に吾妻山公園の菜の花を撮ったときよりは上達して、よく撮れたと思います。


【絞りのツバキ】

【アンズ】

梅の花と似ていますが、アンズは梅に近い種類です。
豊後系の梅というのがあって、アンズとの雑種だそうです。
約二週間ほど、体調不良に悩まされてきましたが、ようやく落ち着いてきて、今日は久しぶりに根岸森林公園を一周してきました。曇天ですが、それはまたそれなりにおもしろいのです。
【きょうのひとこと】
横浜マリノス開幕後リーグ戦4連勝、横浜ベイスターズ2連勝、ということで、横浜勢はめずらしく絶好調。どちらのチームも得点が取れているのがよいところ。
昨日の横浜マリノスは決してよい出来ではなかったのですが、ツキがありました。スポーツの世界では「ツキも実力のうち」との言葉があり、波に乗ることが大切。そろそろぼくも上げ潮に乗りたいところです。

金沢自然公園は、横浜市金沢区ということで、家から遠いような気がしていましたが、自動車ならわずか30~35分。駐車場から山の上まで無料往復バスが15分おきに走っています。
この日幼稚園児を引率している小団体があり、「上まで歩かれたらいかがですか? 眺めがいいですよ」と奨められ、体調万全とは言えないながらも、その誘いに乗ってしまいました。
上の写真は「海の見える小径」からの眺望です。

昨日いろいろな写真を掲載しましたが、あれはすべて金沢自然公園の花々です。
上の写真はスノー・フレーク(ヒガンバナ科の園芸種)ですが、山の中へ分け入っていくと、昨日のキブシだとか、下のウグイスカグラとかを見ることができます。自然林があまり手を入れられずに残っている部分があります。

ウグイカグラは初めてでした。
YAKUMAさんのブログ「自然大好き《道端観察記》」で教えていただいたのがたぶん最初で、樂 さんのブログ「楽のデジカメ散歩」で「金沢自然公園で見ることができる」と教わり、期待していました。

金沢自然公園は随所にツバキの木がありますが、上の白いツバキはとても上品で素敵です。

白が好き、とおっしゃる方が多いと思いますが、こんなアセビを見つけました。
【菜の花畑の風景】

先日金沢自然公園の菜の花畑を紹介したものの、自分としてはあのときの写真がどうも気に入っておりません。
菜の花がもっと美しく見えるように、それとポイントが定まっていて、構図の美しい画像を! ということで、再挑戦です。
【カンヒザクラ】

再挑戦シリーズのその2。本牧山頂公園は陽当たりがよすぎて、カンヒザクラを撮ると花弁の照り返しが強く、花の内側がいまひとつよく撮れません。
金沢自然公園で日陰で咲いているカンヒザクラ(寒緋桜)を見つけたので再挑戦。
【サンシュユ】

再挑戦シリーズのその3。本牧山頂公園のサンシュユは花柄があまり伸びないうちに開花して、あるいは早く撮りすぎて、放射状に花が展開するサンシュユの特徴をとらえた写真になっていなかった。
金沢自然公園で見つけたサンシュユで再挑戦。
【開花しているキブシ】

鎌倉の源氏山公園へ登る道でみつけたキブシは、やや時期が早く、花序はあっても開花した花がほとんどなく、しかも陽の光が強くあたりすぎて花の様子がいまひとつ詳細に見えなかった。
金沢自然公園で咲いていたキブシを、花の内側まである程度見えるように配慮して、再挑戦。
【アンズ】(「滄溟の月」との比較)

ここからは新しい話題です。
昨日アンズ(杏子)との雑種性の強い豊後系豊後性の梅として「滄溟の月」を紹介しました。
では、そもそもアンズとはどんな花なのか。
金沢自然公園で撮ってきたアンズの花をよく眺めると、なるほど「滄溟の月」はアンズに近いようだ、と納得できます。
【ハナモモ】

ブログ「空見たことか」の空見さんが、ハナモモか紅梅かと悩まれたケースがありました。
金沢自然公園で、開花した紅いハナモモを見つけました。花の大きさが大輪の梅よりもさらにひとまわり大きいですね。それと、ハナモモを撮ると葉がちらと写ることが多いです。
【ヒュウガミズキとサンシュユを組み合わせ】

やはり空見さんとの話題で、これは「根岸森林公園で見つけた花がヒュウガミズキかどうかわからない」とぼくが悩んでいました。
金沢自然公園にはトサミズキとヒュウガミズキの双方がありました。しかも両方とも数が多い。これだけたくさん見ることができれば、もう迷うことはないでしょう。
上の写真は、バカなことを試してみました。ヒュウガミズキとサンシュユの組み合わせ。アップがヒュウガミズキ、背景がサンシュユです。
根岸森林公園で新たに見つけたのは、やはりヒュウガミズキでした。近日中に掲載します。