ストレプトカーパス 2017.03.20 -- 2

2017.03.20(17:40)

170320 自宅庭 ストレプトカーパス

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2017.03.20
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III

 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ
 この写真は、いつもは自宅のキッチンの棚に置いてある小さな鉢を、ウッドデッキに持ちだして撮影したものです。
 私はこの花を初めて見たとき、「あ、まるでスミレみたい」と思いました。
 タチツボスミレの記事を書いたので、ついでにこの変わった花についてもブログに写真を載せてみよう、と思いつきました。


170320 自宅庭 ストレプトカーパス2

 スミレの花と一見似ていますが、形態は似ていても、よく観察すれば花弁は全部繋がっていて、「距」があるのか、と思われた部分の先端には小さな萼が付いていて、花柄が繋がっていることがわかります。


170320 自宅庭 ストレプトカーパス3

 品種名はストレプトカーパス(Streptocarpus)といい、南アフリカ原産、イワタバコ科の多年草の園芸品種です。
 直射日光や夏の暑さに弱いといい、地植えには向かないそうです。
 名前はギリシア語のストレプトス(streptos:ねじれた)とカルポス(karpos:果実)の合成語で「ねじれた果実」の意味だそうです。できれば実を確認したいところです。

 なお、本日はこの記事の前にもうひとつ「タチツボスミレ」の記事があります。


タチツボスミレ 2017.03.20 -- 1

2017.03.20(15:00)

【自宅庭】

170320 自宅庭 タチツボスミレ1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2017.03.20
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 今年も庭にタチツボスミレが出てきました。
 現在3個所に小さな繁みをつくっています。
 まだ小さくて、掻き分けても托葉までは確認できません。手で探って触ると、地上茎はあるように感じられます。

 「山渓ハンディ図鑑6 日本のスミレ」を手に入れたので、ようやく少しは見分け方などわかるようになってきたところです。


170320 自宅庭 タチツボスミレ2


170320 自宅庭 タチツボスミレ3


【小石川植物園】

170319 小石川植物園 タチツボスミレ1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2017.03.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 上は小石川植物園で見つけたタチツボスミレ。
 こちらもまだ小さいです。細部の確認はほとんどできません。


170319 小石川植物園 タチツボスミレ2

 タチツボスミレだと思われますが、過去いくつか見たところでは、花の色、かたちなど、見つけた場所によって違いがあるようです。環境への適応の幅が広いので、いろいろなタイプがあるのだ、と上に記載した図鑑にも書かれていました。


170319 小石川植物園 タチツボスミレ3

 次回のスミレの記事は、小石川植物園の「ツクシスミレ」を予定しています。基本的には沖縄、九州のスミレで、関東ではほとんど見られないめずらしい種類だそうです。

バラの冬支度 2017.02.09 -- 1

2017.02.09(17:20)

171024 自宅居間 グラハム・トーマス

 撮影場所:自宅の居間
 撮影日:2017.02.04
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 2月にバラ園へ行ってみると、どのバラ園でもバラの木は短く剪定されて、葉はすべてきれいに落とされてなくなっています。
 1月下旬くらいまでは、寒い中で咲いたバラをそのまま咲かせて楽しんでいても、いつまでもそうしているわけにはいきません。
 5月頃の開花に備えて、剪定と葉落とし。これがバラの冬支度です。

 写真はそんなわが家の冬支度で、もったいないけれど切り落とした枝と花を、室内で花瓶に活けたものです。
 大きくふくらんでいたつぼみは、その勢いで写真のように立派な花を咲かせてくれます。
 このバラはイングリッシュ・ローズの「グラハム・トーマス」(Graham Thomas)です。さすが「殿堂入り」のバラ、切り花にしても堂々としていて品格を感じます。

庭の八重咲きの房咲きスイセン 2017.1.26 -- 1

2017.01.26(21:50)

170113 自宅庭 房咲き日本水仙1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2017.01.13
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 1月13日の記事でわが家の白い房咲きスイセンが学名「Narcissus Papyraceus」(英名:Paper White)と判明した、と書いた。
 それなら、写真のもうひとつの八重の房咲きスイセンも名前を調べてみよう、と考えた。

 しかしスイセンについてはしっかりと書いているサイトも書物も少なく、調査は難しかった。
 苦しんでいるうちに、「The Plant List」という英語のサイトを見つけた。

 ここは国際的に有名な植物園(たとえば英国の Kew Garden) などと協力しつつ、all known plant species(すべての知られた品種)をデータベース化して、整理している。
 正式品種名として受付された名称とそうでないものとを分類し、表示している。

 ちなみに スイセン「Narcissus」を検索すると、830種の plant name が登録されており、正式品種名として accept されたものは太字になっていて、太字の品種はクリックすると、その類似種の学名一覧も表示される。
 13日の記事の「Narcissus Papyraceus」の正式学名は、「Narcissus Papiraceus Ker Gawl」で、その下位分類品種としても3種の登録があった。


170113 自宅庭 房咲き日本水仙2

 私は、ニホンスイセンは 「Narcissus tazetta」の下位分類品種の「Narcissus tazetta Chinensis」であると知っていたので The Plant List を検索してみると、「Narcissus tazetta L.」がどうやら登録名らしい。
 「L.」の意味はわからない。ニホンスイセンはどうやら「Narcissus tazetta subsp. chinensis (M.Roem.) Masam. & Yanagih.」が登録名で、「chinensis」の意味は「中国の」ということであるらしい。
 「subsup.」は下位分類の略であるので、ニホンスイセンは「Narcissus tazetta」の下位分類品種の中国のスイセンだ、という学名のようだ。
 実際に、ニホンスイセンは地中海原産で中国を通じて渡来したのが野生化したものだ、といわれている。
 「(M.Roem.) Masam. & Yanagih.」はよくわからないが、命名に絡んだ学者の名前ではないだろうか、と推測している。

 ある日本のサイトでは、tazetta は「房咲き」の意味だと書いてあるがこれは間違いで、「『小さなコーヒーカップ』状の副花冠があること」を指している(ラテン語またはイタリア語)ようだ。事実上は房咲きスイセンのこと、と言っても差し支えはないようである。
 わが家の庭の房咲きスイセンは、結局「Narcissus tazetta L.」 に分類されるスイセンの一種か、あるいは その下位分類のニホンスイセン「Narcissus tazetta subsp. chinensis (M.Roem.) Masam. & Yanagih.」の八重咲き変種なのであろう。

 くどくどと書いたが、じつは「The Plant List」という便利なサイトを見つけた、と喜んでいる、と書きたかった。ここからは Wikispecies や Google Images ほか、各国の著名植物園のサイト、データ等にジャンプできるようになっている。
 更新をサボっているが、上のような探索をやっていると、時間は飛ぶように過ぎ去っていく。しかし、決して無駄に過ごしているわけではないのである。


パピラケウス 2017.01.13 -- 1

2017.01.13(20:05)

【12月のパピラケウス】

161225 自宅庭擁壁沿い パピラケウス

 撮影場所:自宅・擁壁沿い
 撮影日:2016.12.25
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 わが家の早咲きの房咲きスイセンは、これまで品種名がわからないまま、ただ「房咲きスイセン」と紹介してきた。
 しかし、どうやらこれは「パピラケウス」という品種名で、英名の「ペーパーホワイト」という商品名で販売されているものらしい。

 追記:学名 Narcissus Papyraceus
    ラテン語に近いフランス語辞典で調べると、パピルスに、語源を示す aceus という接尾語が
    付いているようなので、「紙のように白い水仙」ということだと思われる。


【1月6日 横浜市こども植物園のパピラケウス】

160106 こども植物園 パピラケウス1

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2017.01.06
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 品種名がわかったのは横浜市こども植物園の札のおかげだが、横浜市こども植物園のペーパーホワイトは花がずいぶんと小さかった。
 間違っていると困るので、ネットで調べてみた。背丈は20〜30cm、花の直径は3cm という表示のものもある。わが家の白い房咲きスイセンは概ねそのくらいの大きさなので、まあ、「ペーパーホワイト」ということで問題ないだろう。


160106 こども植物園 パピラケウス2


【1月6日 自宅庭のパピラケウス】

160106 自宅庭擁壁沿い パピラケウス

 撮影場所:自宅・擁壁沿い
 撮影日:2017.01.06
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 わが家の房咲きスイセンは、本来はウッドデッキのある陽当たりのよい場所に植えられていた。以前は12月中旬から咲いていたが、現在はウッドデッキの設置に伴い、西側の擁壁沿いに移動させられて、やや遅く12月の下旬から咲き始める。
 
 撮影には難儀した。バラのパーゴラが邪魔をしていて、自分の家の庭なのに、よい撮影位置を確保できない。
 陽を浴びて数多く花開くとなかなか見事なのだが、陽が当たらないと冬の寒風の中、なにやら陰気な様子にもなる花だ。
 12月から何度も撮影しているのによい写真が撮れず、本日の掲載写真で12月の撮影分は1枚だけ。
 トップの写真が12月25日、上が1月6日の撮影だ。


【1月13日 自宅庭のパピラケウス】

170113 自宅庭 パピラケウス1

 撮影場所:自宅庭・南寄り
 撮影日:2017.01.13
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 最後の2枚は本日の撮影だ。
 数日前から庭のもう少し南寄り、撮影しやすいところで咲き始めたのを撮影した。


170113 自宅庭 パピラケウス2

 逆光なのは奇をてらったわけではなく、大きな房が逆光でしか撮ることができないからだ。
 自宅の花でも、私が撮影しやすいように咲いてくれるわけではない。


 この季節は梅、椿、水仙、冬バラ、ロウバイなどを除けば花が少ない。
 被写体が少ないあいだに、定期検診、健康診断、初検査などを済ませておこうとしている一方で、PC周辺の整理をしている。写真ファイルのバックアツプ、使用中のソフトやドライバーの更新、OSのバージョンアップとセッティングなどを進めている。
 読書、映画、音楽など、外を歩き回っていてはなかなか進まないこと、いわゆるデスクワークに力を入れている。
 その分、ブログ関係が滞っているが、上のようなことは、外を歩き回っていてはなかなか捗らない。
 みなさんのブログへの訪問も滞りがちだが、いましばらく、低速運航にご容赦いただきたい。

エンジェル・フェイス 2017.01.02 -- 1

2017.01.02(14:55)

161225 自宅庭 エンジェル・フェイス

 撮影場所:自宅ウッドデッキ・鉢植え
 撮影日:2016.12.25
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

写真は「エンジェル・フェイス」。米国の Swim and Weeks というブリーダーが1969年に作出したフロリバンダ系のバラ。 All-America Rose Selections(AARS)の 1969年受賞花です。
花色は「ルビー色に赤らんだラヴェンダー色」(Clear medium lavender blushes ruby)と説明されています。
もう少し深い紅色が特徴のウィリアム・シェイクスピアを購入した際に、おまけに付けられてきたバラでした。
昨年は11月中旬がピークでしたが、今年は12月下旬以降にずれ込んで咲いています。


1612329 自宅庭 エンジェル・フェイス

 撮影場所:自宅ウッドデッキ・鉢植え
 撮影日:2016.12.29
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


161230 自宅庭 エンジェル・フェイス

 撮影場所:自宅ウッドデッキ・鉢植え
 撮影日:2016.12.30
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ


161230 自宅庭 エンジェル・フェイス後ろ姿


161231 ラファエロ Sistine Madonna
The Sistine Madonna (detail)
1513-14
Oil on canvas
Gemäldegalerie, Dresden

「エンジェル・フェイス」というから、日本語に訳すならば「天使の顔つき」でしょうか。この「フェイス」には顔色とかいうように「表情」というようなニュアンスが含まれています。
「天使の顔つき」といえば、誰もが思い浮かべるのがラファエロが描いた天使たちです。
天使とはつまり「神の御使い」なのですが、宗教画に何回も描かれるうち、ギリシャ神話のエロス(クピド)とともに幼児化して描かれることが増え、上のように裸体の幼児の背に羽があるかたちで描かれることが多くなっていきました。
この絵は「システィーナの聖母」というラファエロが描いた聖母像の足下に、額に肘をついてもたれかかっていると見えるよう描き添えられた天使たちで、おそらくは世界でもつとも有名な天使たちです。
というのは、切手、カレンダーなどのデザイン画として、この天使たちだけが切り取られた画像が添付され、みやげもの店などを通じて世界中にばらまかれているからです。


《参考》原画「システィーナの聖母」

170102 システィーナの聖母
The Sistine Madonna
1513-14
Oil on canvas
Gemäldegalerie, Dresden
(写真はWeb Gallery of Art からダウンロードしたもの。著作権はパブリック・ドメインです)

気難しい女神アルテミス 2016.12.28

2016.12.28(18:15)

161211 自宅庭 アルテミス

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.12.11
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 2枚目も同じ

 写真のバラは「アルテミス」。病害に強く、花数も多いバラとして、育てやすいつるバラという定評があります。


161211 自宅庭 アルテミス2

 前回のナエマの記事に書きましたように、「ナエマ」はアルテミス以上に強健で、横へ広がるだけでなくさらに空へと高く伸び上がっていくので、「アルテミス」はナエマの樹勢に押され、ウッドデッキの柵の端、4分の1くらいのスペースに追いやられています。
 春のアルテミスは比較的早咲き。アルテミスが終わりに近付く頃、遅咲きのナエマが咲き始めます。紅白揃って咲いている日数は、予定していたほど長くはありません。


161213 自宅庭 アルテミス

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.12.13
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 アルテミスは、強い直射日光に当たると花の傷みが早いような気もします。ウッドデッキ付近はわが家で一番陽当たりがよく、どうもアルテミスを楽しめる期間が短いような気がしてならず、花数もさほど多いとは言いがたい。
 花数はまあ、誘引するスペースがナエマに押されて狭くなっているせいかも知れませんが。
 販売業者のセールス・トークよりは「気難しいバラ」の印象があります。


161215 自宅庭 アルテミス

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.12.15
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 しかし、冬バラは春とは違い、ごらんのように傷みも少なく、たいへん美しいです。
 女神の名がふさわしい感じがします。


161217 自宅庭 アルテミス

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.12.17
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


161224 自宅庭 アルテミス

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.12.24
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


161227 水浴するディアナ
 (写真はWeb Gallery of Art からダウンロードしたもの。著作権はパブリック・ドメインです)

 「アルテミス」というのはギリシャ神話の狩猟・貞潔の女神で、ローマ神話のディアナに当たります。英語名ではダイアナになります。
 上の写真はフランソワ・ブーシェの「ディアナの水浴」です。

 この絵の全体から匂い立つような色気に唸っていたわけですが、ブーシェはそもそもそれをウリにしていたロココ絵画の大家です。「男性の姿がない」と指摘する方もいらっしゃるだろうと思いますが、アルテミスは大の男嫌い。自分に仕えているニンフたちを引き連れ狩猟に明け暮れる毎日ですが、「純潔の女神」でもあるのです。
 真っ白ではなく、少しクリーム色がかかって色気を感じさせるバラのアルテミスに通じるように感じます。


水浴するディアナ(部分)

 なかなか気難しい女神で、自分に仕えていたニンフのカリストがゼウスが目を付けられ、処女を失ってしまったことに腹を立てると、カリストを牝熊に変えてしまう、という恐いところのある女神でもあります。
 バラのアルテミスと同様に、美しいけれどもちょっと気難しいのです。

 なお、紹介したブーシェの絵はロココ絵画の代表的な絵としてよく引用されますので、憶えておかれるとよいと思います。
 冬バラのアルテミスは花持ちもよく、傷みも少なく、長い間咲いてくれています。今年は冬バラの魅力をたっぷり味わいながら、数日後には新年を迎えようとしています。

切り花のナエマ 2016.12.25 -- 1

2016.12.25(21:25)

161223 自宅居間 切り花のナエマ1

 撮影場所:自宅居間
 撮影日:2016.12.23
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 ウッドデッキのフランスのバラ「ナエマ」を切り花にして、居間の iMac の手前に置いてあります。

 まずまずよい状態の花なのに、なぜ切り花にしてしまったのか?


161215 自宅庭 空高く見上げるナエマ

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2016.12.15
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 当初のビジョンでは、ウッドデッキの柵にナエマを這わせ、つるバラとして楽しもう、ということでした。
 つるバラはふつう、太い枝を横に這うよう曲げて誘引しておくと、そこから出た芽が上方向へ20〜40cm 伸びて先端に花を咲かせます。それで柵全体にバラの花が散らばるように咲いて、楽しめるというわけですが、このナエマは、横へ這わせた枝からでた芽が、1〜1.5m 以上も伸びてしまいます。
 咲いた花は庭から眺めるとはるか上方になり、ウッドデッキから見てもかなり上になってしまい、花は下方から見上げるばかりです。


161223 自宅居間 切り花のナエマ2

 撮影場所:自宅居間
 撮影日:2016.12.23
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 かみさんは横浜イングリッシュガーデン・スーパーバイザーの河合伸志さんに教えを請いましたが、「ナエマは上方へ伸長する性格が強すぎて、つるバラ仕立てには向きませね」と言われてしまい、どうしたものかと悩んでおります。
 かみさんがウッドデッキにナエマを選んだのは、おそらく香りに惹かれてのことだった、と思いますが、それから数年、株が強くなればなるほど、次第に手に負えなくなってきています。
 ネットで「ナエマ」を検索してみると、同様の悩みを抱えたガーデナーの体験談が数多く目に付きます。


161223 自宅居間 切り花のナエマ3

 とりあえずは、なんとか手の届くところに咲いたつぼみを切り花にして、室内で楽しもうという趣向でした。

 最後の一枚は、夕食時の19時40分頃の撮影となり、右側から白熱灯の光線が入り、背景の反射光に色が付いています。

冬のバラの美しさ 2016.12.11 -- 1

2016.12.11(17:35)

【ラ・フランス】(2016.12.11)

161211 自宅庭 ラ・フランス

 撮影場所:自宅のウッドデッキ
 撮影日:2016.12.11
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の「いおり」も同じ

 前回12月7日に紹介したラ・フランスがその後4日間をかけて15〜20%ほど大きくなりました。
 春のバラであれば、1日〜2日で大きくなって開いてしまうのに、冬のバラは時間をかけて、じわりじわりと大きくなっていくようです。

 そのほかに、今回はトピックがもうひとつ。
 庭の正面にOさんの2階建てのお宅があり、冬の朝9時40分頃はウッドデッキの大半が日陰になってしまいます。それなのになぜ、写真はあたかも弱い陽射しを受けているように見えるのか?
 カメラマンの私の背後と左側にアルミサッシのガラス戸があります。
 そのガラス戸が、プロのカメラマンが使うレフ板の役割を果たしているのです。被写体のラ・フランスに当たっているのは直射光ではなく、反射を利用した光なのでした。
 今回の写真の場合、それがとてもよい効果を発揮しているようです。

 以下は、前回の「ラ・フランス」の記事についての補足です。
 「ラ・フランス」の意味はフランス語で「フランス国」ということです。つまり「フランス国」という名前のバラなのです。
 ちなみに、洋梨の「ラ・フランス」は日本で販売しやすいようにそういう商品名を付けたものと思われ、本国では別の名前になっているようです。


【いおり】

161211 自宅庭 いおり1

 2枚目の写真は「いおり」という名の和バラです。日本人(國枝啓司という方)が作出されたバラで、洋バラのような派手さがない。しっとりとした柔らかみを感じます。切り花にしても長持ちする品種として販売されています。
 上で書いたレフ板効果に加えて、背後の庭の明るさもよい感じに使えたかな、と思います。

 たまたま撮影に絶好のコンディションだったので、どちらのバラも通常の私よりも大きく絞りを開いて f3.2 で撮影しています。
 通常の私は、自然観察に便利なように、必要以上に絞り気味にして、隅々までよく見える鮮明な写真を心掛けています。

初代のモダンローズ 〜 ラ・フランスが咲いています

2016.12.07(15:40)

161207 自宅庭 ラ・フランス

 撮影場所:自宅・ウッドデッキ
 撮影日:2016.12.06
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 さて、「四季咲きのバラ」と言っても、ヨーロッパで育種されたバラですから、日本でも四季ごとに咲かせるというのはなかなか難しい。
 暖か過ぎるわが家では、品種によっては初冬の今ごろになって勢いを増してきているバラもあります。
 写真は「ラ・フランス」。
 じつはこのバラこそ、「四季咲き大輪」を達成した「モダンローズ」の第1号として有名な品種です。

 1867年にフランスの育種家ジャン=バティスト・ギヨー・フィス が発表したバラで、このバラ誕生以前の品種が「オールド・ローズ」、以降のバラが「モダン・ローズ」と呼ばれるようになりました。
 バラ園にある札の記号「HT」は「ハイブリッド・ティーローズ」の略。何種類かのバラを原種として交配して創られた「四季咲き大輪」のハイブリッド・ティーローズ。「ラ・フランス」はその第1号でした。

 家庭でバラを育てることに一生懸命になり始めたガーデナーとしては、この有名なバラを一度は育ててみたい、と思うわけですが、実際にはなかなか大きな花を咲かせられない。やっと咲いたと思ったら写真のようにうなだれる。
 どうしてこれが初代のハイブリッド・ティーローズなの? と愚痴のひとつも言いたくなります。
 でも仕方がないのです。
 現代のハイブリッド・ティーローズはその後に経験を積んだ数多くの育種家が、丈夫で大きく美しい花を咲かせるように工夫・改良を重ねてきたもの。
 初代のラ・フランスはかぐわしい芳香を放ち、四季咲きで、比較的大輪ではありましたが、しかし、雨や病気にはやや弱く、茎は細過ぎて、花はどうしてもうなだれがちなのでした。
 植物園などで咲かせているのを見ても、現代の元気なバラたちと比較すれば、やはりちょっと弱々しく小さめ。
 写真の花はよく頑張って咲いてくれた、と思います。

自宅の庭・花壇

  1. ストレプトカーパス 2017.03.20 -- 2(03/20)
  2. タチツボスミレ 2017.03.20 -- 1(03/20)
  3. バラの冬支度 2017.02.09 -- 1(02/09)
  4. 庭の八重咲きの房咲きスイセン 2017.1.26 -- 1(01/26)
  5. パピラケウス 2017.01.13 -- 1(01/13)
  6. エンジェル・フェイス 2017.01.02 -- 1(01/02)
  7. 気難しい女神アルテミス 2016.12.28(12/28)
  8. 切り花のナエマ 2016.12.25 -- 1(12/25)
  9. 冬のバラの美しさ 2016.12.11 -- 1(12/11)
  10. 初代のモダンローズ 〜 ラ・フランスが咲いています(12/07)
次のページ