ハマユウ(浜木綿) と インドハマユウ(印度浜木綿) 2018.07.09 -- 1

2018.07.09(18:00)

【庭のハマユウ】(7月7日)

180707 自宅庭 ハマユウ花全体1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.07.07
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 2枚目も同じ

 ハマユウ(浜木綿)はヒガンバナ科の中のハマユウ属の多年草だ。
 名前の由来は 『野草の名前[夏]』によると、コウゾの樹皮をはぎ取り、蒸して細かく裂いて糸にしたものを ゆう(木綿) といい神事に使うが、ハマユウの茎下部の葉鞘を乾かして裂くと ゆう(木綿)に似たものができるからだそうだ。
 別名をハマオモト(浜万年青)ともいう。


180707 ハマユウ 立ち姿1

 基本的に海辺の植物で、三浦半島の海岸線を歩くとよく見つかる。
 自生の北限は三浦半島の天神島と言われているそうだが、私が生まれたときには亡くなっていたわが家の祖父が三浦郡某所から横浜へ出てきたときに、持ち込んで植えたものと思われる。


(7月8日)

180708 自宅庭 ハマユウ花全体2

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.07.08
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下の写真も同じ

 一日経過すると開花した花は増えるが、傷んだ花も増える。
 全体をいつ頃写真として記録するか、毎年悩んでいる。
 この花茎を撮り損ねても、しばらくたつとまた下から新しい花茎が伸びてくる。
 全体の花期はかなり長い。


180708 自宅庭 ハマユウ立ち姿2

 やがてかなり大きな実を付けて、茎が倒れると実がごろごろと庭に転がる。わが家ではハマユウの子がいくつかできているが、成長はじつにゆっくりとしている。


【三渓園のインドハマユウ】

170629 三渓園 インドハマユウver2

 撮影場所:横浜市・三渓園
 撮影日:2017.06.29
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 こちらはインドハマユウ。昨年6月29日に撮影した花を参考に載せた。
 本牧山頂公園にもあって何度か撮影を試みているが、花が咲くとすぐ傷み始め、咲き揃う頃には萎れた花が画面に入るので、写真はタイミングが難しい。昨年はちょうどよいタイミングだった。
 インドハマユウはピンクの花もよく植えられている。

 ところで、ハマユウの仲間を総称して「クリナム」(Crinum)というらしい。
 日本のハマユウは〔C. asiaticum 'japonicum'〕(クリナム アジアティクム ヤポニクム)という学名になる。インドハマユウは〔C. latifolium〕。
 インド原産と南アフリカ原産のクリナムがあり、掛け合わされた園芸種もあるらしい。
 インドハマユウは間違いでアフリカハマユウが正しい、と言われているようだが、明治時代にインドハマユウという呼び名が普及してしまった。
 植えられているクリナムをインドハマユウと呼ぶかアフリカハマユウと呼ぶか、どちらの呼び名が正しいかなど議論しても、すでに掛け合わせの園芸種までできている現状を考えると、親しんだ名前を混乱させているだけのような気もしてくる。
 どうせ学名の括りはクリナムだし、面倒だからクリナムとでもしておくか…。でも、そうすると、日本自生のハマユウまでクリナムになってしまいそうだ。
 この手の総称は、マグノリア、ヒペリカム、ヘメロカリス、リコリスなど、最近は結構多くなってきている。

オニユリ(鬼百合)、コオニユリ(小鬼百合)、オウゴンオニユリ(黄金鬼百合) 2018.07.08 -- 1

2018.07.08(18:20)

【オニユリ(鬼百合)】(自宅庭)

180707 自宅庭 オニユリ1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.07.07
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 オニユリは、出てきたときからすぐにわかるので、草むしりで抜かないようにしています。
 それでも結構、踏んづけてしまったりいろいろしているのですが、ムカゴで増えて繁殖力旺盛なため、結局は庭で何本も成長して、7月になると数多くの花を咲かせます。


180707 自宅庭 オニユリ2

 独特の派手な押しつけがましさ、暑苦しさがあり、かみさんは好まないようです。私もさほど好きというわけではありませんが、庭でオニユリが咲かない夏というのはやはり寂しくつまらない。


180707 自宅庭 オニユリ3

 成長度合いには個体差があり、フェンスの近く、ほかの木の近くなどだと太くなって、花が咲く前から大きなムカゴを付けます。ムカゴの大きさにはかなりの個体差があるのに気が付きます。
 オニユリは植えたわけではなく、勝手に侵入してきて繁殖しているのをそのままにしているだけですが、年々増えてきました。


180707 自宅庭 オニユリ4


180707 自宅庭 オニユリ5


【コオニユリ(小鬼百合)】(横浜市こども植物園)

180702 こども植物園 コオニユリ

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2018.07.02
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 コオニユリはオニユリよりもひとまわり小さくおとなしい感じがします。ムカゴを作らず種子を作るそうですが、自宅にはないので、オニユリほどの観察はできてません。


【オウゴンオニユリ(黄金鬼百合)】(昨年の小石川植物園)

170708 小石川植物園 オウゴンオニユリver2

 今年はたぶん撮り損ねてしまったオウゴンオニユリ。対馬に自生する変種だそうで、小石川植物園でちょうど1年前に撮影した花を参考に掲載しました。

庭のヤマユリ(山百合) 2018.07.01 -- 1

2018.07.01(17:55)

【6月28日 朝】

180628 自宅庭 ヤマユリ1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.06.28 朝
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下も同じ


180628 自宅庭 ヤマユリ2


【6月29日 朝】

180629 自宅庭 ヤマユリ3

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.06.29 朝
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下も同じ


180629 自宅庭 ヤマユリ4


【6月30日午後 日陰】

180630 自宅庭 ヤマユリ5

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.06.30 朝
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 下も同じ


180630 自宅庭 ヤマユリ6


180630 自宅庭 ヤマユリ7


180630 自宅庭 ヤマユリ8

 7月1日現在、花の数が増えすぎて、どう撮ってもごちゃごちゃしてきますので、撮影はお休みしています。


庭のサンショウ(山椒)の実 2018.06.29 -- 1

2018.06.29(19:10)

180629 自宅庭 サンショウの実1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.06.29 夕刻
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 庭のサンショウ(山椒)の実です。
 植えたわけではなく、勝手に侵入してきたものです。
 採った実は強い香りがしています。
 雌株だけで、雄株は見当たりません。でも、実ができるのだから近くに雄株があるのでしょうね。

180629 自宅庭 サンショウの実2


180629 自宅庭 サンショウの実3

 
 いろいろと事情はありますけれど、サッカーのワールドカップも私にとっては大きな要因で、なかなかブログを更新できません。

アジサイ(セイヨウアジサイ)とは ? 2018.05.31 -- 1

2018.05.31(19:55)

【セイヨウアジサイ(西洋紫陽花)】

180526 自宅庭 セイヨウアジサイ

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.05.26
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 上の写真はわが家の庭のアジサイ(セイヨウアジサイ)だ。
 こういう咲き方を「手鞠咲き」というらしい。
 ガクアジサイが手鞠咲きの園芸種となるようにしたのは西欧人だという。原種のガクアジサイをヨーロッパへ持ち込み、手鞠咲きのアジサイが創り出され、それを日本へ逆輸入した。
 そのため手鞠咲きのアジサイはセイヨウアジサイと呼ばれるようになった。


〈パリで見たフランスのセイヨウアジサイ〉

140615 Paris ホテル前のセイヨウアジサイ1

 撮影場所:フランス・パリ
 撮影日:2018.05.26
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF24-105mm f/4L IS USM

 だからアジサイはヨーロッパでも栽培されている。2014年、パリのホテル前で咲いていたアジサイはフランス人好みのたいへん派手な色合いだった。


【ガクアジサイ(額紫陽花)】(セイヨウアジサイの原種)

170615 自宅庭 ガクアジサイ再

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2017.06.15
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD F012

 日本ではトップの写真のセイヨウアジサイが園芸種として一般的だから、ただ「アジサイ」と呼ぶ場合は、ふつうはセイヨウアジサイのことをいう。
 セイヨウアジサイの原種のガクアジサイはわざわざ「ガク」を付けてガクアジサイと呼んで区別している。
 上の写真はわが家のガクアジサイだ。今年はまだ咲き揃っていないので、昨年の写真を掲載した。
 植物学的には、ガクアジサイもセイヨウアジサイも、どちらもアジサイ科アジサイ属の落葉低木だ。


【ヤマアジサイ(山紫陽花)】

140617 こども植物園 深山黒姫再

 撮影場所:横浜市こども植物園
 撮影日:2017.06.17
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 日本にはほかにヤマアジサイという一群があり、ヤマアジサイはガクアジサイとよく似ているが別種だ。
 上はヤマアジサイ系の園芸種で「深山黒姫」(みやまくろふね)という品種。ヤマアジサイを好む人は多く、園芸種もたくさん生まれている。
 ガクアジサイとヤマアジサイの区別の仕方については、また後日としたい。
 写真は昨年のもの。今年の「深山黒船」がこういう姿になるのはもう少し先だ。ヤマアジサイは色変化が大きい。


【アナベル】(アメリカのアジサイ)

150618 自宅庭 アナベル再

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2015.06.18
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF70-300mm f/4-5.6L IS USM

 なお、いま人気のアナベルは別名アメリカノリノキであり、セイヨウアジサイではない。
 アメリカアジサイとも呼ばれている。北アメリカ東部原産のアジサイの仲間だ。
 見た目は一枚一枚の装飾花がセイヨウアジサイよりも小さく、繊細な感じがする。
 参考写真はわが家のアナベルだが、今年はまだ咲き揃っていないので2015年6月の写真だ。

 本記事は「セイヨウアジサイとは何か」を知っていただくためのもので、ついでにほかのアジサイ類との区別の概略について述べたものである。

庭の白いフジ 2018.05.09 -- 1

2018.05.09(16:30)

180422 自宅庭 フジ再1 TAMRON

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.22
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD F012

 亡父から引き継いだ荒れ庭をなおすとき、パーゴラはもう少し低くしてほしい、と注文したのですが、庭師の方は「いや、これでいいんです」と譲らない。バラを誘引してみたこともあり、一部はバラに使っているけれど、いまひとつ使い勝手が悪いままでした。
 さて、3年前にかみさんが植えた白いフジ。植えた年に地上50cm で花を咲かせ、その年の夏にどんどん伸びてパーゴラの上まで達しました。
 高すぎるパーゴラの上を、夫婦2人で蔓を誘引していくのがかなりたいへん。
 昨年は一応数本の藤が垂れ下がり、今年はそれがパーゴラの3分の2くらいに広がりました。


180422 自宅庭 フジ再2

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.22
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ

 写真撮影は晴れた4月22日で、23、24日は曇り。白いフジは青空が背景でないと冴えません。
 24日の夜からは雨。25日にはすっかり傷んでしまっていました。
 この記事に掲載したフジはまだ下のほうが咲ききっていないのが心残りですが、結果的に22日が一番美しいときでした。


180422 自宅庭 フジ再3

 白いフジというのは、日が当たるとらぎらと光りすぎ、曇った日には何を写したのかわからないくらいにネムイ写りの仕上がりとなってしまいます。
 そうはいっても、最後は雨が降って傷んだために、よいコンディションで撮影した写真は22日のみで、数多くはないのです。
 四苦八苦して RAW現像を行い、どうも気に入らず、一昨日もその前の日も、仕上げた写真はすべてボツ!


180422 自宅庭 フジ再4

 昨日は、Photoshop CC だけに頼るのをやめ、CANON Digital Photo Professional の助けを借りて、仕上げてみました。
 この CANON 純正のソフト、あれこれ使ってみると Photoshop よりも微調整が効いて、案外と役に立つ項目があります。
 掲載した写真は、上から下へとスライドするほど、CANON DPP の関与の強い編集となっています。


180422 自宅庭 フジ再5

 いろいろと苦労しましたが、対象が繊細でどうしても白が光りすぎるとき、逆にネムイ写真になってしまうとき、そういうときはどうすればよいか。
 CANON DPP と Photoshop CC の RAW現像と、Photoshop本体による調整と、それらを組み合わせた新しい編集方法を、自分なりに編み出すことができました。
 結果オーライです。


180424 自宅庭 フジ再6

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.24
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 ラスト2枚は4月24日、曇った日の写真。
 ぼんやりした写真を CANON DPP の助けを借りつつ復活させることができました。


180424 自宅庭 フジ再7

 もともとがまあ、渋い好みのフジなのです。

ナニワイバラ(難波茨) 2018.05.07 -- 1

2018.05.07(15:30)

180414 自宅庭 ナニワイバラ1

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.14
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF24-105mm f/4L IS USM

 ナニワイバラは中国原産で江戸時代から日本に伝わっているバラです。
 ノイバラより花が大きいです。
 四国・九州では野生化しているといわれるように、強健で、耐寒性も耐暑性もあり、数多くの花を咲かせますが陽当たりを好みます。
 
 わが家は庭の南西側が高い擁壁になっていますが、午前中の陽射しで伸びて擁壁を這い上がり、這い上がりつつ花を咲かせ、上の道路際のフェンスに絡みついて横にも広がり、通行する方々にもサービスしてくれています。

 写真は擁壁の上の道路側から撮影したもの。4月12日頃から咲き始め、14日に横一杯に咲き揃ったところを撮影しました。


180412 自宅庭 ナニワイバラとつぼみ2

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.12
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 2枚目は12日、咲き始めのつぼみ入りで近寄って写した写真。


180416 自宅庭 ナニワイバラ自宅側300mmズーム

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.16
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF70-300mm f/4-5.6L IS USM

 3枚目は16日に擁壁の自宅側を望遠ズームで撮影したもの。先ほど書いたように、まず下から這い上がって上から咲き始めたのです。
 じつは左下のパーゴラには白い藤のつぼみが垂れ始めていて、6日後の22日には見ごろを迎えましたが、それもできれば記事にしたい、と思っています。


180419 自宅庭 ナニワイバラを見上げて4

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF24-105mm f/4L IS USM 下の写真も同じ

 4枚目は19日、庭側の擁壁の下から見上げて、広角レンズで思い切りワイドに。


180419 自宅庭 ナニワイバラを見上げて5

 5枚目は同日、下から縦長で。


180419 擁壁下のナニワイバラ7

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 6枚目、まだまだ、擁壁の下のほうでも咲いています。
 たくさん撮影した中から、よく撮れたというよりは、どんなふうに咲いているかを理解していただけるように、写真を選びました。

 ちなみに、バラの原種は日本ではノイバラ、サンショウバラ、ハマナスなどが有名。中国ではコウシンバラ、ナニワイバラ、モウコウバラなど…。
 こう書くと、なんとなくバラが身近に感じられませんか。


イモカタバミ、シロバナイモカタバミ、オオアマナ 2018.05.06 -- 1

2018.05.06(19:00)

180420 イモカタバミとシロバナカタバミとオオアマナ

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.04.20
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 上の写真ではピンクの花がイモカタバミ、左中段の白い花がシロバナイモカタバミ、左下の少し大きい花がオオアマナだ。

 イモカタバミ(芋方喰)とシロバナイモカタバミ(白花芋方喰)はカタバミ科カタバミ属。
 カタバミは種類が多く園芸種が豊富。世界中に分布していて、園芸の世界ではオキザリスの名で知られ、細かな品種がわからなければ、園芸の世界ではオキザリスの名で通用する。
 シロバナイモカタバミは園芸種が逸出して野生化したといわれている。
 小石川植物園ではイモカタバミと一緒にかなりの繁みをつくっているが、ほかでは私は見たことがない。

 園芸種といえども庭でオキザリスがどんどん広がるとちょっと面倒だ。わが家の庭では数種類のオキザリスが咲いている。


180420 小石川植物園 シロバナイモカタバミとオオアマナ

 オオアマナ(大甘菜)はキジカクシ科オオアマナ属。
 Wikipediaによれば、オオアマナは日本には観賞用植物として明治末期に渡来したが、しばしば逸出して野生化しているそうだ。
 新宿御苑のラクウショウの林付近、小石川植物園のフジ園付近では時季が来ると大群生を見せてくれる。
 性質が丈夫で、アマナの弱々しい感じとはまったく違う。

 ちなみに5月3日現在、小石川植物園ではさすがのオオアマナも勢いを失い、いまやハルジオンとハタケニラが圧倒的な数となって、首位を争っている。
 分類標本園には標本札が並んで区画スペースの植物を表示しているが、通路はハルジオンとハタケニラを蹴散らして歩かねばならない。この2種には種を表示する標本札はない。

 5月の連休ともなると、子ども連れで小石川植物園を訪れるお客さんは多い。
 気になるのは、子どもに平気で間違ったことを教えていることだ。
 オオアマナを小学生くらいのこどもにハナニラだと教えている大人を2人見かけた。傍にいれば「違いますよ」と注意しているが、似たような間違いがあまりにも多過ぎて、手に負えない。
 95%の親子ははどうせすぐに忘れるだろうけれど、ごくたまに、まじめに勉強するつもりできているらしい子どももいるのだ。子どもにいい加減なことを教えるのはよくない、と思う。
 

コバノタツナミ(小葉の立浪) 2018.05.04 -- 1

2018.05.04(19:00)

180412 コバノタツナミ白

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.12
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 コバノタツナミ(小葉の立浪)は根岸外人墓地門前に家をかまえるSさん宅からかみさんがもらってきて植えました。
 Sさん宅のコバノタツナミは「石垣のコバノタツナミ」として過去に数回紹介しています。
 ちなみに、写真の背景のピンクの花はネメシア(ゴマノハグサ科 /ネメシア属)です。


180406 自宅庭 コバノタツナミ紫

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.06
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


 わが家でいただいたコバノタツナミはかみさんが庭の各所へ植えて増やしていき、いまではずいぶんと勢いが付いてきました。

 あまり知られていませんが、コバノタツナミは砂利の隙間とか、コンクリートの割れ目、レンガ積みの隙間などに植えると、喜んで勢いづきます。
 石が好きなのです。柔らかい地面に植えるよりもずっと簡単に繁殖します。
 その様子は、今回の写真記事をご覧いただくと、なかなかのものだとご納得いただける、と思います。
 たとえば、1、2枚目の背景の地面は、土ではなく石のプレートです。


180412 コバノタツナミ白3

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.12
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM


180419 自宅庭コバノタツナミ白4

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.19
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 玄関前、レンガと縁石の隙間です。下に紹介するレンガ敷きの隙間から、陽当たりのよいほうへ進出してきました。


180422 自宅庭 コバノタツナミ白

 撮影場所:自宅庭
 撮影日:2018.04.22
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下同じ


180422 自宅庭 コバノタツナミ白6


180422 自宅庭 コバノタツナミ白7


180422 自宅庭 コバノタツナミ白9


180422 自宅庭 コバノタツナミ紫8

 コバノタツナミ(小葉の立浪)はシソ科タツナミソウ属。タツナミソウの変種といわれ、もっともよく栽培されていて、庭先などでよく目にする花ですが、上手に栽培するには石やレンガ、砂利などのあるところに植えるとよいでしょう。

 上の紫のコバノタツナミは、枕木を並べて敷いて、枕木の隙間に砂利を埋め込んだところへ植えたものです。


ハンカチノキ(ハンカチの木) 2018.04.30 -- 1

2018.04.30(16:35)

180410 小石川植物園 ハンカチノキ1

 撮影場所:小石川植物園
 撮影日:2018.04.10
 撮影機器:Canon EOS 5D Mark III
 レンズ:EF100mm f/2.8L Macro IS USM 以下の写真も同じ

 今回の記事の写真には、4月10日に撮影したものと13日に撮影したものとがある。

 4月13日のときだったか、小石川植物園のハンカチの木付近では、連れ立ってやってきた7、8人のグループが賑やかである。
 青空に映える数多くの白い苞葉をながめ、「きれいねえ」などと騒いでいる。


180410 小石川植物園 ハンカチノキ2

 私は静かな環境で撮影したいので、一行をやり過ごすつもりで付近をうろうろしていると、
 あるおじさんが一人、「この花の雄しべ、雌しべはどうなっているんだ?」と声高に言っている。一緒にきた人たちはまったく相手にせず、隣としゃべりながらもう場を離れようとしている。
 「なんだ、こういうことに、誰も興味ないのか! 」とおじさんは腹立たしげだった。


180410 小石川植物園 ハンカチノキ3

 まあ、連れ立って団体でくるようなおばさんたち、おじさんたちは、流行に左右されて「ハンカチの木」というものをひと目見たくてやってきたのであって、そういう人たちと一緒に来るからだよ、と言いたいところだ。
 ただ、この木の魅力は高いところにひらひらしているハンカチに見立てた白い苞葉の美しさだから、素直にそれを楽しむのもよいだろう、と思っている。
 私の写真も10日に撮影したときはそういう写真ばかりだった。


180410 小石川植物園 ハンカチノキ4

 13日の撮影は陽射しの具合がいまひとつで、あまり質のよいマクロ写真は撮ることができなかったが、ハンカチの木の花は数多くの雄花と少数の両性花の集まりだ、というのが、一応定説のようだ。
 近くで撮影した13日の写真を一枚最後に入れたが、雌しべは判然としない。

 しかし、適当に撮っていても数多くの花を撮影して拡大して見ていくと、雌しべは見つかるのだ。
 たとえば上の写真、数多くの花が写っている写真のうち、真ん中の花を拡大してみると、左下に緑色の雌しべが付きだしているのがわかる。拡大しなくても「あ、これか! 」とわかるはずである。

 極端にトリミングして拡大すると、画面がざらついてしまうので、今回はトリミング写真は入れなかった。


180410 小石川植物園 ハンカチノキ5

 この写真では、花の真ん中のところにはたくさんの雄しべが付きだしているのだ、とわかるだろう。
 え? 雌しべが見えなければ満足しない、とおっしゃいますか?

 しかたない! あまりよい写真ではないのでやや不本意ではあるけれど、最後にもう一枚掲載しておきます。


180413 小石川植物園 ハンカチの花拡大

 来年機会があれば、雌しべに焦点をあてたもっとよい写真を撮るよう、努力いたします。

自宅の庭・花壇

  1. ハマユウ(浜木綿) と インドハマユウ(印度浜木綿) 2018.07.09 -- 1(07/09)
  2. オニユリ(鬼百合)、コオニユリ(小鬼百合)、オウゴンオニユリ(黄金鬼百合) 2018.07.08 -- 1(07/08)
  3. 庭のヤマユリ(山百合) 2018.07.01 -- 1(07/01)
  4. 庭のサンショウ(山椒)の実 2018.06.29 -- 1(06/29)
  5. アジサイ(セイヨウアジサイ)とは ? 2018.05.31 -- 1(05/31)
  6. 庭の白いフジ 2018.05.09 -- 1(05/09)
  7. ナニワイバラ(難波茨) 2018.05.07 -- 1(05/07)
  8. イモカタバミ、シロバナイモカタバミ、オオアマナ 2018.05.06 -- 1(05/06)
  9. コバノタツナミ(小葉の立浪) 2018.05.04 -- 1(05/04)
  10. ハンカチノキ(ハンカチの木) 2018.04.30 -- 1(04/30)
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