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フユノハナワラビ(冬の花蕨) 2021.12.03 -- 1

2021.12.03(20:15)

20211115 自然教育園 フユノハナワラビ1ブログ用

 2021年11月15日に白金台・自然教育園で撮影したフユノハナワラビだ。
 胞子嚢の状態を観察したいが、これも撮影角度が限られるので苦しい撮影となった。
 昨日のオオハナワラビ同様、トリミングし、拡大して細部を確認しようとした。

〈フユノハナワラビの胞子嚢〉

20211115 自然教育園 フユノハナワラビ2トリミングブログ用

20211115 自然教育園 フユノハナワラビ3拡大ブログ用

 結局のところ、胞子嚢はオオハナワラビより小さくてオオハナワラビのように大きな丸い胞子嚢が胞子葉についているのではなく、ずっと小さい。

〈フユノハナワラビの栄養葉〉

20211115 自然教育園 フユノハナワラビの栄養葉ブログ用

 次に栄養葉だが、
 松江の花図鑑によると、
 栄養葉の先(鋸葉)が尖っている オオハナワラビ    
 栄養葉の先(鋸葉)が鈍頭    フユノハナワラビ
 ということらしいので、それを確認したいと、葉の部分をトリミングし拡大した。

 左側の栄養葉は撮影角度がかなり斜めからなので尖って見えるが、確かに下中央と下右の栄養葉は、先端が鈍く尖っていない。
 オオハナワラビの栄養葉の先端がかなり尖っていることは、昨日の記事の1枚目をご覧いただき、確認していただきたい。

 これらのハナヤスリ目ハナヤスリ科ハナワラビ属のシダ植物については、ようやくその特徴について学習を始めたばかりで、とりあえずは一般に知られている特徴について「確かにその通りだ」と確認したに過ぎない第一段階だ。
 とりあえずは、こんな程度でご容赦願いたい。


オオハナワラビの胞子嚢と胞子 2021.12.02 -- 1

2021.12.02(19:00)

 2021年11月15日の白金台の自然教育園にまた来ました。
 2021年11月7日に掲載したオオハナワラビ(10月14日撮影)ですが、あれがその後どうなったか。
 胞子葉に付いた胞子嚢は緑色の豆粒のようだったのですが、1ヶ月後、それがこんなふうに変化していました。

 念のため、10月14日撮影の写真ももう一度載せて、2枚目から今回の写真を順次拡大してお見せします。

〈10月14日のオオハナワラビ〉

20211014 自然教育園 オオハナワラビ ブログ用


〈オオハナワラビの胞子嚢〉(2021.11.15)

20211115 自然教育園 オオハナワラビの胞子嚢ブログ用

 通路に近いところで、かなり無理な姿勢でオオハナワラビを撮影しているのですが、見えにくいので、以下順次トリミングして拡大していきます。

20211115 自然教育園 オオハナワラビの胞子嚢やや拡大ブログ用

20211115 自然教育園 オオハナワラビの胞子嚢と散らばった胞子ブログ用

 最後の写真はかなり無理をしていますが、丸い胞子嚢の真ん中に開いた隙き間から、白い胞子がこぼれ出て、付近の胞子嚢の表面に付着していたり、たまたま蜘蛛の糸か何かが垂れているところへ細かい白い胞子がくっ付いている様子が、なんとか判別できます。

 なお、明日は前回掲載できなかった「フユノハナワラビ」です。


ノイバラ(野茨)の果実 2021.11.27 -- 1

2021.11.27(21:15)

20211125 自然教育園 ノイバラの偽果1ブログ用

 「自然大好き《道端観察記》」のYAKUMAさんに11月22日のブログで教えていただいたのですが、
 この赤い実は偽果であり、偽果の中には絹毛で覆われた5〜10個の堅果があって、堅果は長さ4mm程度で細長いそうです。
 そんな仕組みになっているとは、いままでまったく知りませんでした。
 撮影場所は白金台の自然教育園ですが、水生植物園付近にはノイバラがたくさんあります。

20211125 自然教育園 ノイバラの偽果2ブログ用

 残念なのは、花の最盛期にここで写真を撮ったことがまだないこと。ノイバラは園芸バラの台木に使われることが多いのですが、その花をしっかりと観察・撮影したことがありません。
 来年こそは…、と思っております。


イイギリ(飯桐)の果実 2011.11.26 -- 1

2021.11.26(21:00)

20211125 自然教育園 湿地の向こうのイイギリの大木ブログ用

 2021年11月25日、白金台の自然教育園をひとめぐりしました。
 水生植物園の池を背に、湿地のはるか向こう右側の高台の上を見ています。
 その辺りは特別保存地区として一般人は入ることのできないエリア。
 あれまあ、あんなところにイイギリの雌木があって、たくさんの果実が陽を浴びてぶら下がっているではありませんか!!

 かなり遠いので、最大300mmの望遠レンズに付け替えて、まずは全体像を一枚。

20211125 自然教育園 イイギリの大木上半分ブログ用

 2枚目はズームを最大限きかせて巨木の上半分の果実が多いあたりを撮りました。
 これで300mm目一杯です。

20211125 自然教育園 イイギリの大木トリミングブログ用

 「もう少し大きくして、細部をよく見たい」という方のために、2枚目をトリミングして、もっとも果実の多い枝が集まっている部分を拡大したのが3枚目。
 そこまで無理をしているにもかかわらず、この解像感!! なかなかよいレンズです。

 たまたま前日の24日の夜、YAKUMAさんのブログ「自然大好き《道端観察記》」にイイギリの果実の写真が出ていて、自然教育園にあるはずだけど、今年は行けていない、とコメントをしたばかり。
 25日は午後まで天候がよいらしい、と突然思い立って自然教育園を訪れたので、なんとか果実を見たい、とこだわっていました。それで目を凝らしてよく見たら、湿地の向こうの高台の上に巨木を発見したのでした。
 自然教育園にはほかにもイイギリの木はあるのです。でも真下から見上げてもはるか上空でとても見えないのです。
 「為せば成る」もので、なんとかイイギリの果実が実っている様子を今年も見ることができました。


コシオガマ(小塩竈) 2021.11.16 -- 1

2021.11.16(20:00)

20211014 自然教育園 コシオガマ1プログ用

 コシオガマ(小塩竈)はハマウツボ科コシオガマ属の一年草。
 当ブログでは初めての写真だ。
 あまりよい状態の写真ではないが、花と葉が一応はくっきりと写っている。
 これは花期のピークを過ぎているのか、これからなのか、経験不足の私にはわからない。
 それでも写真を載せてしまうのは、ここで記録しておかないと、またいつ出会えるかわからないからだ。

20211014 自然教育園 コシオガマ2ブログ用

 全体像はネットにはもう少しわかりやすい写真がたくさん出ている。
 よい時期に撮影できなかったのだから仕方がない。わかりにくさは我慢していただきたい。
 半寄生生物だそうだ。他の植物の養分を譲り受けないと、一人では生きられない、ということらしい。
 寄生主は「何何種の何々」と、とくには決まっていないという。

20211014 自然教育園 コシオガマ3ブログ用

 和名の由来は、同科シオガマギク属のシオガマギク(塩竈菊)に似るが、比べると全体に小さく、花も小型であるため、コシオガマ(小塩竈)というそうだ(Wikipediaより)

 今回の撮影は、白金台の自然教育園にて、10月14日だった。
 明日からは11月の写真が主となる予定。


ユウガギク(柚香菊) 2021.11.11 -- 1

2021.11.11(19:00)

20211014 自然教育園 ユウガギク1ブログ用

 ユウガギクもまた、キク科シオン属の花だ。

20211014 自然教育園 ユウガギク2ブログ用

 茎は何本も枝分かれして長く伸び、環境によっては倒れて伸びる。
 長く伸びたものほど、花の下の茎につく葉はちょろっと小さい、薄い葉が続き、そのもっと下にようやくまともな鋸歯のある葉が付く。

20211014 自然教育園 ユウガギク3ブログ用

 明るく陽の当たるところでは、舌状花はかなり白く見えるが、それでも、光線の射し方、観察する人の目の方向などによって、紫色の成分が強く残っていることがわかる。
 強い陽光の下で、花を真正面から見ていたら、大概は真っ白に見えてしまう。
 しかも、昨日のシロヨメナと比べると、どうも陽当たりのよいところを好むようだ。

20211014 自然教育園 ユウガギク4ブログ用

 和名は柚子の香りがするとして付けられているそうだ。花を撮影したとき私はそれを知らなかったので確かめていないが、「そんな香りはしない」と書いている人がほとんどのようだ。

20211014 自然教育園 ユウガギク5ブログ用

 今回の撮影は 2011年10月14日の自然教育園だ。

20211014 自然教育園 ユウガギク6ブログ用

 しばらくの間、野草の記事が続いたが、自分でもそろそろ飽きてきた。
 明日から数日はがらりと気分を変えて、久しぶりに鎌倉へ出掛けた散策の様子など楽しんでいただきたい。
 もちろん、花の写真も出てきます。


シロヨメナ(白嫁菜) 2021.11.10 -- 1

2021.11.10(19:00)

20211014 自然教育園 シロヨメナ1ブログ用

 キク科シオン属とは思えないほど、舌状花が白く、紫色成分がない。
 「四国のシロヨメナは紫色を帯びるものがある」という断り書きを読んだくらいに白い。

20211014 自然教育園 シロヨメナ2ブログ用

 背丈はあまり高くなく、花のすぐ下からしっかりした鋸歯のある葉が始まる。
 カメラマンとしては、花を写せば自然に葉が写るので、あまり気を使わないで済む。

20211014 自然教育園 シロヨメナ3ブログ用


20211014 自然教育園 シロヨメナ4ブログ用

 葉脈は、比較的に三行脈が目立つほうである。
 私は葉を触らなかったし、忙しくてこの秋にもう一度シロヨメナを見に行くことはなさそうなので、手触りの感触などはまた来年。

 以上撮影は10月14日の白金台・自然教育園でした。


オオハナワラビ(大花蕨) 2021.11.07 -- 1

2021.11.07(19:00)

20211014 自然教育園 オオハナワラビ ブログ用

オオハナワラビは冬でも常緑のシダ植物である。

オオハナワラビはハナヤスリ目ハナヤスリ科ハナワラビ属の植物で、いわゆる「シダ植物」であるが、このハナワラビ属にはいろいろと特殊な点があり、一般的なシダ類とははっきりと異なる特徴を持つ、という。

まずは専門的な言葉の定義を憶えないと、話を始められない。
下のほうに拡がっている葉を「栄養葉」という。上のほうに伸びているものを「胞子葉」という。

オオハナワラビと似たものに、フユノハナワラビやアカハナワラビがあるそうだ。
私はまだ、それと認識して写真を撮ったことがない。
いつまでもそのままにしておけないので、この類の植物について、いよいよ基礎勉強をしようと考え、これが初めての記事である。
オオハナワラビ、フユノハナワラビ、アカハナワラビの3種の区別は「栄養葉」の様子でわかるそうだ。
松江の花図鑑によると、
栄養葉の先(鋸葉)が尖っている オオハナワラビ、アカハナワラビ
       茎に毛がなければ アカハナワラビ、オオハナワラビは茎、葉柄、葉軸に毛あり。
栄養葉の先(鋸葉)が鈍頭    フユノハナワラビ
ということらしい。

さて、このうちのどれかは、自然教育園のほか、横浜市こども植物園にもあり、遠目には何度も見ているのに、暗くて撮りにくい、距離が遠い、などの理由で避けてきた。
軽い望遠レンズを入手できたし、今後は心を入れ替えて、もう少しよい記事を書くことができるようにしたい。


ノダケ(野竹) 2021.11.04 -- 1

2021.11.04(19:00)

20210907 本牧市民公園 ノダケ(多分)ブログ用

 1枚目の写真は 2021年9月7日、本牧市民公園で撮影した。
 ノダケはセリ科シシウド属の多年草だ。
 上の写真が100%ノダケかというと、同じセリ科シシウド属のアシタバがとてもよく似ているので、自信はないが、本牧指紋公園の湿地・荒れ地が保存されている区域へ、わざわざアシタバを植える人もいないのではないか、と思う。

20211014 自然教育園 ノダケ1ブログ用

 1枚目のの9月7日の若いノダケが、10月14日の白金台・自然教育園では、2枚目のように変化していた。

20211014 自然教育園 ノダケの果実2ブログ用

 2枚目がなぜノダケだとわかるかというと、3枚目のように、隣りに果実になったノダケがあったのだ。

20211014 自然教育園 ノダケの花3ブログ用

 4枚目のように、すぐ近くの池の畔には、花がまだ残っていた。

20211002 こども植物園 ノダケ花とつぼみ4ブログ用

 若い頃のノダケをご覧になりたい方には、4枚目、10月2日に横浜市こども植物園で撮影したつぼみと若い花の写真がある。

 これで、ノダケの成長の様子がなんとか揃ったように思われるかも知れない。
 しかし、花はじつは雄性先熟であり、雄性期、雌性期から子房が膨らむまで追いかける必要がある。
 下に、花の変化を追った私の2020.11.21付の記事(撮影は2020.10.06)の記事へのリンクを設けたので見ていただけると、時系列が繋がると思うので、ご覧いただきたい。

 ノダケの花の変化 ← クリックすると ノダケの花が雄性期、雌性期、子房が膨らんだ時期
           と変化する様子が見られます。

 なお、私は若い頃のシシウドを見たことがなく、おそらくは1枚目の様子などはシシウドもそっくりなのかも知れない。
 そこら辺はまだまだ研究不足であるが、やがて、アシタバも含めて三者の区別がしっかり付けられるようにしたい。


ツリフネソウ(釣船草)の花の形 と 果実 2021.11.03 -- 1

2021.11.03(19:00)

20211014 自然教育園 ツリフネソウの花と果実ブログ用

 10月31日のYAKUMAさんのブログに、「ツリフネソウの果実を知りませんでした」などと私はコメントを書きました。
 ところが、11月4日の白金台・自然教育園で、こんな写真を撮っていました。
 この写真、あきらかに果実を意識して撮影しているように見えます。
 過去のブログを調べてみると、2017年11月3日のブログではツリフネソウを扱っていて、どの写真にも果実が写り込んでいる。
 正確な表現に改めるなら、「私は過去からずっと、ツリフネソウの果実のことはまったく気にしていませんでした」というのが正しいようです。
 YAKUMAさんによれば、この果実は蒴果で、「熟した果実を触ると果皮が弾けて種子が勢いよく飛び出す性質がある」ということでした。しかも、このことはかなりよく知られていることのようです。

20211014 自然教育園 ツリフネソウの花ブログ用

 まあ、そもそも私はこのツリフネソウの花の形が嫌いなのです。
上で述べた 2017年11月3日のブログでも、以下のように書いています。

------ この花を見ていると、とくに横方向から見ていると、私はヒエロニムス・ボスの絵を思い浮かべてしまう。ボスの創り出した妙な動植物の絵を見ているのはおもしろいけれど、けっして「美しい」と愛でる類の創造物ではない。「変なの!!」と笑って眺めているのはよいが、私はこの花の形態を「美しい」とは思わない -----

 というわけで、みなさんがブログに採り上げているのに、自分だけツリフネソウの花の写真をブログに載せないわけにはいかないからと、書いたのが、2017年11月3日のブログだったのでした。

20211014 自然教育園 ツリフネソウの花2ブログ用

 なお、キツリフネのほうは、私は許容しているようです。
 「色のせいなのか、のどちんこ(雄しべの葯が合着して雌しべを囲んでいるもの)があまり目立たないし、喉の腫れ(赤褐色の斑点=蜜標)も目立たないし、腹の膨らみがさほど大きくないし、尻尾(距)の先が丸まっているわけでもない」から、「キツリフネはよし」としています。

 でも、蒴果が弾ける話はとてもおもしろいので、実験してみる機会があったら、もう一度記事を書こう、と思います。


白金台・自然教育園

  1. フユノハナワラビ(冬の花蕨) 2021.12.03 -- 1(12/03)
  2. オオハナワラビの胞子嚢と胞子 2021.12.02 -- 1(12/02)
  3. ノイバラ(野茨)の果実 2021.11.27 -- 1(11/27)
  4. イイギリ(飯桐)の果実 2011.11.26 -- 1(11/26)
  5. コシオガマ(小塩竈) 2021.11.16 -- 1(11/16)
  6. ユウガギク(柚香菊) 2021.11.11 -- 1(11/11)
  7. シロヨメナ(白嫁菜) 2021.11.10 -- 1(11/10)
  8. オオハナワラビ(大花蕨) 2021.11.07 -- 1(11/07)
  9. ノダケ(野竹) 2021.11.04 -- 1(11/04)
  10. ツリフネソウ(釣船草)の花の形 と 果実 2021.11.03 -- 1(11/03)
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